From:江連忠
神戸の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今日あなたにお話したいのは、
「いいミスショット、悪いミスショット」
です。
ミスショット、あなたもしたくないですよね?
ですが、そのミスショットにも
いいミスショットと、悪いミスショットがあるんです。
どういうことか?
悪いミスショットとは?
たとえばあなたが
スライスに悩まされていたとしましょう。
そしてもしあなたが、
そのスライスを直そうとしているのに
スライスを打ってしまっていたとしたら。。。
そのミスショットは
「悪いミスショット」です。
スライスの原因はいろいろあるわけですが、
たとえばトップでフェースが開いていることが
スライスの原因となっているとしたら。。。
トップではフェースを空に向ける必要があります。
ちなみにトップでフェースが45~60度上を向いた状態が
スクエアになります。
もしあなたがこの「フェースが45~60度上を向いた状態」
のトップ普段からトップで作れていなくて
「トップの形を作ってみてください」と言われたら。。。
おそらく体勢としては
苦しい状態になることでしょう。
そして私がレッスンでやってもらうのは、
そのトップを作った状態から
ボールを打ってもらうことをお願いすることがあります。
それでもスライスが出てしまうのであれば、
もっとトップでフェースを空に向けるように伝えます。
いいミスショットとは?
そしてそのことによって、
今度はスライスと逆にフックが出たとしたら。。。
「そう! 今のがいいミスショットです!」
私はそのように声をかけるでしょう。
先ほどもお伝えしたように、もしスライスを直そうと思ったら
スウィング中にフェースの向きを一度はクローズにする必要があります。
ですが、フェースをクローズにすれば
当然フックが出やすくなります。
そしてダフリも多くなるでしょう。
とはいえそれは自分の悪い動きを直そうとした結果
出ているミスなわけですから。。。
それは「いいミスショット」なんです。
違和感に負けるな
ところが多くのゴルファーは、悪い動きを直そうとしても
その違和感に負けて、元の動きで打とうとしてしまいます。
先ほどのトップでフェースをクローズにしても
体勢が苦しいので元の動きでスライスを打ってしまうんですね。
ですが、それではいつまでたっても
悪い動きは直りません。
だからそれは「悪いミスショット」なんです。
そして、たまたま打った球がスライスしなかったとしても
自分の目指すスウィングができていなかったら。。。
それも「悪いミスショット」です。
たとえフックになってしまったとしても
スライスを直すためにフェースの向きをクローズにして
打てたのであれば。。。
それは「いいミスショット」なんです。
悪い動きを直そうと思ったら
ミスショットを恐れてはいけません。
ミスショットの先に、グッドショットがあるんです。
あなたはいいミスショット、打っていますか?
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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フッカーの私は、逆の試み…フェイスの開きで、スライスボールを練習し、転がり過多防止に努めます。