From:江連忠
神戸の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
今回のタイトル、
「ファーストパットは寄せに行くな!」
たとえばカップまで7~8メートルで
2パットで決めたい場面であれば、
・ファーストパットはしっかり寄せて
・セカンドで沈めていこう
そんなふうに思う人も多いでしょう。
ですが、この考え方は間違いです。なぜか?
2パットで上がるのは結果に過ぎない
2パットというのは
・あくまでファーストパットで入れに行って
・それを外したために、2打目で沈めた
という結果に過ぎないのです。
「え、でも江連さん。そんな考え方、厳しすぎませんか?」
「それに、下りのラインなどで入れに行って
強く打ってしまったら、大オーバーしてしまいます」
「そんなことをしたら、2パットどころか
3パットでボギー、ダボになるおそれだってあるでしょう」
そんなふうに思う人も、いらっしゃるかもしれません。
じゃあ、あなたに質問です。
「入れにいくパット」って、
どういうパットだと思いますか?
「強く打つこと」?
それとも「気合い」???
「届かなければ意味がないし。。。」
そんなふうに思う人も、いるかもしれませんね。
カップインする確率の高い打ち方
入れに行くパットとは。。。
「常に最も入る確率の高い打ち方をする」
ということです。
もちろん、ショートしたら入らないわけですが、
やみくもに強く打てば入るというわけでもないことは、
あなたも経験上、理解していらっしゃると思います。
「カップインする確率が最も高い打ち方を、
あなたの身体がきちんと覚えているか?」
これが、鍵となるのです。
そしてズバリ、一番カップインする確率が高いのが
「カップを30センチから40センチオーバーする強さで打つこと」
です。
この話をする前に、改めて確認しておきたいのは、
・強いタッチで打てば、自然とラインは薄くなり
・逆に弱ければ、ラインを膨らませなければいけない
ということです。
「江連さん、さすがにそれは理解してますよ」
「だからって、何なんですか?」
と思うかもしれません。
ですが多くの方が、こういう誤解もしているのです。
・タッチが強かろうが、弱かろうが
ラインが合っていればカップインする
いいでしょうか?
先ほど確認した「強さでラインが変わる」のであれば。。。
「強かろうが弱かろうが、ラインが合っていれば入る」
この考えは間違っている、ということなのです。
トゥルーライン
というわけで、タッチが弱ければ
風や芝目に影響を受けやすくなります。
実はこのカップを30センチから40センチ
オーバーする強さで打った時のラインは
「トゥルーライン(True Line)」
と呼ばれています。
この30センチから40センチのオーバータッチをイメージして
ラインを読む事が、とても大事となります。
これは上りだろうが、下りだろうが、
フックだろうが、スライスだろうが、みんな一緒です。
ですが、アマチュアゴルファーの方に多いのは
ラインを読んでから、タッチを決めようとしていますが。。。
それでは一番決まるタッチを
使い切れていないことになるのです。
30センチから40センチオーバーするタッチで打ったラインが
一番入るわけですから。。。
繰り返しになりますが、
球のスピードでラインは変わります。ですので
・まずは、タッチを決めて
・それからラインを読む
この順番を変えないようにして下さい。
練習であれば、パッティングするたびに
ヘッドの軌道の残像を思い浮かべて。。。
どんなスピードと振り幅なら、どのくらいが球が出るのかを
自分の頭の中にインプットしていきます。
・トゥルーラインを読む
・そのラインに対してスクエアに構える
・カップを30から40センチオーバーする強さで打ち出していく
この時大事なのは、しっかりフィニッシュの姿勢をとる事です。
そうしないと振り幅の残像が、頭に残りません。
トゥルーラインを読んで打ったパッティングの
最高の結果は、カップインです(当たり前ですが)。
しかし、それで外したとしても、振り幅が適切であったのなら
結果としてしっかり寄っているはずです。
繰り返しになりますkが、
「寄せに行っている」わけではありません。
「結果、寄っている」というだけです。
この二つは結果としては同じかもしれませんが、
全く似て非なるものなのです。
今日お話ししたようなことを、知っておくだけでも。。。
あなたのショートパットの練習は
がらりと変わるのではないでしょうか?
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
<本日のオススメ>
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パッティングが上手なゴルファーと
パッティングが苦手なゴルファー。
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