From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
今回は、
「あなたのパッティング、ヤマカンですよ」
というテーマで、お話ししたいと思います。
「え、自分のパッティングがヤマカンなんて、失礼な!」
あなたはそんなふうに思ったかもしれませんが。。。
あなたのパッティングをヤマカンと言える理由…
たまたま前回、前々回とシングルになる方法について
続けてお話させていただきましたが、
サラリーマンがシングルになる方法
2019.10.01
↓
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シングルになりたければこの数字を見ろ!
2019.10.08
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たとえばもし、あなたが本当に
シングルになりたいのであれば。。。
・パーオン率を上げて、
・アプローチとパッティングの精度を高める
この二点が大切です。
そして言うまでもなく、特にパッティングは
安定したスコアをキープする重要なポイントになります。
ところで私は以前、パッティングが上手いといわれる
アマチュアのシングルゴルファーさんたちのパッティングを
撮影して、分析した事があるんです。
その分析でわかった、恐ろしい事実が。。。
シングルですら、パターを勘に頼って打っている…
ということなのです。
くれぐれも、誤解しないでください。
そうしたシングルの方が全てだというつもりはありません。
どの方も見事にカップインしているのですが、
その多くが、感に頼って打って入っているように
見えたということです。
わかりやすくするために、例を挙げましょう。
たとえば、
・芝目を読んでいる際、その方の視線の動きから
「緩い左カーブ(スライスライン)」
を予測していると見受けられるゴルファーの方の場合。。。
・アドレスは、その読んだと思われるラインよりも
相当左を向いて構えていて(左を向きすぎている)
・それなのに、目線はそれよりも少し内側を見ていて
(読んだラインと構えの線の間ぐらい)
・フェースの向きは、目線よりももう少し内側。。。
(上と同じく、読んだラインと構えの線の間)
そんな状態で、それら4本のラインが
全てバラバラなのに、いざストロークすると。。。
これが見事に、カップインしてしまうんです。
バラバラでも。。。
また、別のゴルファーの例で言えば、
その方はストロークを正面から撮影させていただいたんですが
・素振りのストロークは左右均等なのに
・いざ実際のストロークになると
バックスウィングが大きくてフォローが小さい。。。
こうしたケースもありましたし、多くのシングルに見受けられる
決して少なくない事例でした。
「カンが磨かれる」ことの功罪
じゃあなぜ、そんなパッティングでも
カップに入ってしまうのか?
先ほどの「4本のライン」で入ってしまう例で言えば、
・狙った所よりも、左に構えていた
(これについては、当初説明した通り)
↓
・これでは入らないと無意識のうちに感じて、
目標を少し内側に向けて。。。
↓
・フェースはさらに右を向けた
↓
・更にストロークする時にも、何かを調整。。。
実はこれが、多くのシングルゴルファーに見られる
「カンに頼ったパッティング」の正体です。
こうした例は、プロ目線で言えば
「適当に打ったのに、入ってしまった」という印象。。。
偶然入ったに過ぎないカップインとも言えます。
そして、こうしたカンに頼ってうまくなるには
たくさんのラウンドと練習量が必要になることは
言うまでもありません。
自分のパッティングを分析してみよう
ただしこうしたカンに頼ったパッティングは、
・振り幅
・リズム
・ヘッド軌道
・インパクトの強さ
・狙っている方向
どれひとつ取っても同じ物は無いでしょう。
それなのにカップインできるのか、
たくさんのラウンドと練習によって磨かれたカン、
ということになります。
ここまでのお話で、
「いやー、自分にはそんなたくさんのラウンドをする
時間もお金もありませんから。。。」
「たくさんのラウンドなんて、
サラリーマンにはとうてい無理です。。。」
はい、ご承知の通りサラリーマンの方であれば、
ゴルフに使える時間に限りがあるでしょう。
ですので、カンを磨くための練習ではなく、
効率よく上達する工夫が必要となります。
サラリーマンには難しいと思ったあなた、
あきらめてはいけません。安心してください。
真っ直ぐ立って真っ直ぐ打ち出す
そのパッティングが上手くなるために、
まずは、パターマットの上で出来る練習方法を
ご紹介しましょう。
◆手順1.
2本のクラブをパターヘッドの幅に平行に置き、
それに対してスクエアに立ちます。
◆手順2.
この2本のクラブで作ったレールの間で
ストロークする。
たったこれだけです。
パターのフェースをスクエアに合わせて、
2本のクラブに当たらないように
ボールを打っていきましょう。
これだけで、ラインに対して視線、体の向き、
フェースをスクエアに合わせる感覚が磨かれます。
ストレートな軌道でストロークする事が身に着きます。
この時に大事なのは
・芯で球を捉えること
・リズム、テンポ、スピードは常に一定にすること
距離の打ち分けは、
振り幅の大きさの打ち分けで調整しましょう。
決してストロークのスピードやインパクトの強さで
打ち分けてはいけません。
スピードや強さで打ち分けると、
マグレの要素が増えてしまいます。気をつけましょう。
正しいラインを読む練習
ライン読みに経験の差が出るのは確かです。
ですから芝で打つチャンスがある時は
ライン読みの質を高め、少ないラウンド数でも自信を持って
ラインが読めるように、練習していきましょう。
ライン読みはリハーサルと復習が鍵です。
たとえばラインを読む時や素振りをする時に
常に球がどこを通って転がっていくか、
ラインをイメージします。
そして実際に打つ時には、必ずイメージしたラインに対して
真っ直ぐ立ち、そのラインに球を打ち出します。
それで外れれば、原因はラインの読み違いと確定します。
原因が理解できれば、必ず今後に生かせる
良い経験となります。
それから、打ち終わった後の視線、体の向き、
フェースの向き、軌道を確認するのも
経験の質を高めることに繋がります。
つまり1回のパッティングであったとしても、
・ラインを読みながらリハーサル
↓
・実際に打つ
↓
・結果を踏まえて動きの復習
という流れの癖をつければ、
少ないラウンド数でも多くの経験を得られます。
適当にカップインではなく、
狙って沈める本物のシングルプレーヤー目指して
頑張ってください。
応援しています。
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真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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