【ビデオ】気づきにくい高すぎるトップの恐怖

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2020.12.13
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「気づきにくい高すぎるトップの恐怖」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

多くのゴルファーを見ていると、
トップに向かって自ら出そうとする何らかの力で
手元の高さを上向きにあげようとしている感じを受けます。

ですがそこには落とし穴があります。
どういうことか?

(続きはビデオにて)

気づきにくい高すぎるトップの恐怖

スマホの方、動画が見れない方はこちら

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動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf201213/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

あげるのではなく、あがることが重要

本来は手元は出来るだけ高くあがらないほど
スイングは簡単で、ヘッドの動きの精度も良くなります。

確かにヘッドはたくさん動いたほうがボールは飛ぶので、
ドライバーで飛ばしたいときは精度を犠牲にして
手元は肩の高さよりもあがります。

そうは言っても、手元を上向きの自ら出そうとする力で
肩より上にあげていては、動きが難しくなるばかりか、
かんばった割に飛距離は伸びません。

いくら肩の高さよりあげるとしても、力づくではなくて
下半身の動きでヘッドに勢いをつけてあげます。

そして、その勢いを使ってあがるようにすれば、
高い精度を維持しながら大きなパワーを出せる
手元が肩の高さよりあがる最高のトップができます。

このあげるのではなく、あがることが非常に重要です。

パワーより精度が重要となる局面とは

また、パワーより精度が重要となる局面としては、
短い距離のアプローチショットはすぐに思い浮かべることができます。

しかし、忘れがちなのが、
バンカーショットや深い芝からのロブショットです。

そして、これらのショットでトップでの手元の高さが高すぎて
失敗するケースは、案外多いです。

トップで自ら出そうとする力で手元が肩の高さより上にあがると、
ヘッドがセットアップのポジションに戻る精度が急激に悪化するからです。

それは、バンカーでの多くの失敗である、
手前に入りすぎたりトップするミスの引き金となります。

本来はスタンスの幅に連動して下半身の可動域が大きくなった分だけ
トップが大きくなるようにすれば、
トップが高いことでの精度の悪化はあまりありません。

しかし、そのスタンスの幅なりのトップへの意識が、
ほとんどのゴルファーではなさすぎで大きな失敗を重ねています。

トップへ向かう動きかた

そこで、トップへ向かって次のような動きをおこなって、
セットアップでトップの大きさを確定できれば、
手元が高すぎることでの失敗はかなり多く防ぐことができます。

バックスイング開始から切り返しまで、手首を親指側へ折るコック以外は、
上半身は単に下半身の動きを受けてそれに従うだけにします。

ところが、特に右腕で余計な力を使いすぎているゴルファーは多いです。

本来は下半身から動いたバックスイングができれば、
骨盤から上の体幹が回転します。

体幹が回転すれば、体幹にくっついている腕や
その先のクラブが振られます。

そして、腕とシャフトという長い物の先にあるヘッドが、
まあまあの勢いで動き始めます。

後は、ヘッドの重さにつられるようにヘッドの動きを
できるだけじゃましないことをイメージして、
腕の動きを使ってヘッドの動きをサポートします。

そのためにも、セットアップで右肘の内側であるエクボが
体の正面を向くようにして、右肘に余裕があり
少し曲がっているぐらいにします。

振り出し後方から見たら、右腕の上に左腕があるイメージです。

そうすれば、バックスイングで上半身が自ら出す力は
親指側へ折れるコックだけで、あとはクラブがおいていかれないで
それに耐える受ける力だけに徹することができます。

そして、下半身を使い切ってからは、
ヘッドの勢いで右肘が曲げさせられてきます。

腕で右方向へクラブを振らなくてもコックを曲げ
ヘッドの勢いで右肘が曲げさせられれば、
骨格の構造でクラブは勝手に右肩の斜め上方向へ動きます。

これらの動きの原動力となる下半身の可動域は
スタンスの幅で確定しますから、
セットアップでトップの大きさを決めることができます。

決めたスタンスの幅に連動する正しい下半身の動きをきっちり行なって、
上半身では自ら出そうとする上向きの力を入れないようにして
ミスから解放されましょう。

受けるだけの力に徹する

上半身ではコック以外は、受けるだけの力に徹して、
骨格の構造にまかせるだけにすることが
スイングを楽にするために重要です。

上半身はコックは別としても、クラブの動きを支える以外の力を
まったく使っていないことをなんとなくでも分かってきたでしょうか。

クラブを支える力というのは、
セットアップではセットしたクラブが倒れてしまわない程度の力、
動き出したクラブを動きたい方向へ動かさせてあげる程度の力です。

どこへクラブを持っていこうとするのではなく、
下半身の動きで振られはじめてクラブが動きたい方向へ
動けるように少しだけサポートしてあげる感じです。

この感じは、ヘッドが一番最後に動くようにすると
わかりやすくなります。

ボールを打たなくても良いので、試しに本気で
ヘッドが一番最後に遅れて動き出すバックスイングを
やってみることもおすすめです。

そうすれば、上半身は下半身の力を受け、
ヘッドが動き始めてからはヘッドの動きをサポートするだけで
コック以外は自らは何もしないイメージが最高のショットを生みます。

受ける力なら勝手に最高のトップになる

トップは意識しなくても、
受ける力なら勝手に最高のトップになります。

バックスイングではクラブをここにこう引こうとか、
トップではクラブはここにあげよう、ダウンでは強く振ろう
などということに意識を向ける必要はありません。

さらに、上半身の動きを頭で考えて
ああしようこうしょうとして自ら動かすと、下半身はその反作用で
動けなくなるばかりか意識も下半身から離れていってしまいます。

上半身が何かしようとすればするほど、反作用が発生します。

バックスイングで腕を右方向へ自ら出そうとする力で
持っていこうとすると、その反作用で下半身は右にターンしにくくなり
自然な動きを阻害されます。

まずは、セットアップから手首と肩をリラックスさせて、
コック以外はクラブをやっとで支える力だけを使って
できるだけ下半身の純粋な動きを上半身へ反映させましょう。

バックスイングでの脚の動き

バックスイング開始からは次のように脚を使って動きます。

右足母指球の少し後ろで地面を踏みながら右膝と右股関節を伸ばし、
右脚を長くする動きで右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込みます。

ただし右股関節は、上半身の前傾角度を保つ程度には
伸ばしきらないままです。

そして、バックスイング開始からしっかり脚を使い、
脚を使い切った後はそれまで動いたヘッドの勢いを利用します。

さらに、手元が肩の高さより高くなるスイングでは
ヘッドの重さでシャフトが倒れることまで使って
トップまでいくようにしましょう。

特にバックスイング開始を足の動きではなく手から先に動くと、
スイングで良いことはひとつもありません。

例えば右手甲側へ折れるヒンジを曲げようとして
ヘッドを振り出し後方へ動かしたりすると、
ヘッドが先行して動いて脚が使えなくなります。

さらには右肘を体の右横へシフトさせる動きで、
クラブ全体を振り出し後方へ動かす動きなどが脚の動きを邪魔します。

これらの手の脚への悪影響は、先ほどお伝えしたように
意識が脚から離れて手に移ることと、
手の動きによる反作用があるからです。

しなりを支える右腕

そして、上半身のしなりは下半身で動いたヘッドの勢いと、
右腕がシャフトを支えることで勝手につくられます。

ドライバーショットぐらいまでスタンスの幅まで広げると、
スタンスの幅が広がることによって下半身の可動域が増加して
下半身を使い切ったら手元は胸の高さあたりまできます。

そこからは、そこまで動いてきたヘッドの勢いで
コックと右肘が曲げさせられていくことでトップに向かいます。

そのとき右肘がシャフトに押されたことに少し耐えながらも、
曲げさせられることでテコの支点となります。

そして、ヘッドが力点グリップエンドが作用点として、
左腕が引っ張られて左肩甲骨が胸の方向へスライドしてきて
上半身のしなりとしてのエネルギーを溜めたトップとなります。

この右腕は支点となれるぐらいには受ける力で耐えながらも、
曲げさせられることがしなりをつくるための要です。

ヘッドの勢いを無視すると思いもよらぬミスにつながる

ヘッドの勢いを無視することで、
さらに思いもよらないミスにつながります。

アプローチショットではヘッドの勢いをイメージできていないために、
思ったよりも大振りになりやすいです。

それを感じてダウンスイングで脚の動きをゆるめたりしてしまい、
さらに手打ちに傾きます。

絶好のポジションからの大きなミス

フェアウェイの絶好のポジションで
まさに距離を合わせてショットすれば良いだけのときに、大ダフりとかトップ、
さらにはシャンクでショックを受けた経験はありませんか。

飛ばす必要もなく簡単で方向とタッチだけ合えば良い、
普段練習場でも練習しなくても良いと思えるところからの
大トラブルはまさに想定外な出来事です。

しかし、それには考えてみれば当たり前の理由があります。

30y以内などフルショットに対して距離が余っているということは、
トップが浅いためしなりが少なくなることで
ダウンスイングでゆるんで手打ちになりやすいものです。

さらに、ヘッドの勢いをイメージできていないために思ったよりも
大振りになり、それを感じてダウンスイングで脚の動きをゆるめたりしてしまい
さらに手打ちに傾きます。

そして、本来は背骨を中心としてターンすることで、
背骨の前側の重い内臓が向いた方向へ重心が移動します。

ボールヒットでしっかりターンすればそれだけで
重心はボールの先に移動した状態でボールヒットできます。

そうすれば、ダウンブロー軌道でボールにアタックできるため、
ダフりやトップになりにくい軌道となります。

ところが、手打ちになって体がしっかりターンできないと
重心はボールの先に移動できず、
ヘッドはボールの手前でリリースされてしまいます。

その結果、アッパー軌道でのボールヒットになります。

アッパー軌道ではボールをクリーンに打ち抜けるスペースはせまく、
当然ダフりはもちろんトップにもなりやすくなります。

シャンクも出る

さらに、下半身や上半身の動きをゆるめてしまうと
シャンクにもなります。

特に下半身の動きがゆるむとボールヒットに向かって
左脚で地面をしっかり蹴ることができず、
左サイドのスペースが狭くなります。

また、普段ウィークなグリップだと
ボールヒットで遠心力で腕が引っ張られるとフェースが開きます。

そのため、ボールヒットに向かって
フェースを力で閉じなければなりません。

ところが、上半身の動きをゆるめると
このフェースを閉じる動きも弱くなり、
結局フェースが開いた状態でボールに向かってシャンクとなります。

フェースが開くとシャンクになりやすい理由は、
ヘッドの重心を中心にフェースが開くからです。

ボールヒット近辺ではクラブは遠心力で引っ張られているので、
ヘッドの重心の軌道はあまり変わりません。

しかし、ヘッドは重心を中心にして回転しやすいです。

そのため、フェースが開くほどヘッドの重心の周りに
ヘッドが右にターンしていることになるので、
シャフトの付け根はボールに近づきます。

そして、ヒール側が先頭になりヒール寄りに当たりやすく、
シャンクしやすい状態となります。

本来はウィークすぎるグリップやトップからの打ち急ぎを修正すべきですが、
とりあえすコースで短い距離のアプローチでシャンクが出たら
次のことを意識しましょう。

まずはセットアップで左肩の向きはそのままで、
首から下の体幹と下半身をオープンにします。

そして、ボールヒットに向かっては左脚をしっかり縦に使って、
左サイドに大きなスペースをつくろうとすれば良いです。

普段から正しいグリップと、
トップに向かって上半身で自ら出そうとする力ではなく、
下半身の正しい動きでの体幹の回転でトップまで自然にいくようにしましょう。
 

では、また。
 

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スイング, トップ, ビデオ, 下半身, 新着ビデオ | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

【ビデオ】気づきにくい高すぎるトップの恐怖」への2件のフィードバック

  1. 檜垣mikey

    シャンクがでたら体の向きはそのままで足を開きクラブのトウリミチを確保は参考になります。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      脚を使えていれば、シャンクは怖くないです。

      返信

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