【ビデオ】トップでやってはいけないこと

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2018.12.16
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「トップでやってはいけないこと」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

トップで犯しやすい間違った動きは、
代表的な物から次の3つです。

(続きはビデオにて)

トップでやってはいけないこと

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(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

http://g-live.info/click/omrpdf181216/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

トップで犯しやすい間違った動き3つ

 (1)クラブを力で上にあげる

 (2)右脇を力で締める

 (3)止まる

これらのやってはいけないことを、順に見てみましょう。

クラブを力で上にあげる

ボールを飛ばしたい気持ちがあると、
トップを高くしようとします。

飛ばしたいなら、高さよりも深さが重要です。

しかし、どうしても高く上にあげたほうが
強く振れて、飛ばせる気がします。

そのため、無駄に高くしようとして
パワーアップどころか、逆にスイングを難しくしています。

トップで上にあげようとすることで、
肩や手首に余計な力が入って硬くなることで
トップが浅くなることも多いです。

さらに、シャフトクロスや右肘外れでの振り遅れや、
手元が落ちないアウトサイド・イン軌道などの
多くの問題が発生します。

シャフトクロスとは
トップに向かうシャフトが水平になったところで、
シャフトが振り出し方向の右を向くことです。

右肘が浮いたり、右手首の力でフェースを閉じようとすると
シャフトクロスになります。

インパクト面近くで動く

ところで、パワー伝達が最も効率良い
ボールヒットの条件があります。

それは、振り出し後方から見て、
シャフトの付け根と右肘の下を結んだラインである
ライトエルボーライン上でのヒットです。

また、このライトエルボーラインとボールヒットで
振り出したい方向のラインが乗った面を
理想のインパクト面と呼びます。

そして、理想のインパクト面から、
手元やヘッドが離れないほどスイングは簡単です。

では、トップで理想のインパクト面から離れても
メリットがあることは何かとなると、
それは手首が親指側に折れるコックと右肘の曲がりです。

ゴルフではできるだけ手元を上にあげないで
ヘッドをたくさん動かすほど、
簡単な動きでパワーをボールに伝えることができます。

そして、手元をできるだけ低く保って、
ヘッドが最大に動くのはコックを入れることです。

また、手元を低くできて
クラブをバックスイングする極意は、脚を伸ばす動きです。

バックスイングでは、右脚を伸ばす動きで
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込めば、
体幹が右ターンしてそれに連動してクラブも動きます。

この右脚を伸ばしているときに右肘の曲がりが変化しないほど、
脚を使い切ったときの手元の高さは低くなります。

脚を使い切ってからは、それまでのヘッドの勢いで
ヘッドが上にあがろうとしますが、
左肩甲骨周りと手首を柔らかく使ってコックで追従します。

そうすると右腕はシャフトに押されてくるので、
少し曲げさせられる程度に押し返します。

そうすると手元とヘッドは、理想のインパクト面から
少し持ちあがったポジションに収まります。

これが手あげではなく、脚でクラブをあげる動きで、
最高に簡単にボールを飛ばせるトップです。

右脇を力で締める

次に右脇を力で締める、悪い力の使い方を見てみましょう。

ときどき右脇を力で締めているケースがあります。

それは高いトップを求めてトップで右肘が浮いて振り遅れになることを、
修正しようとしてそうなる場合がほとんどです。

トップで右脇を力で締めると上半身はしなりにくくなり、
持てる能力を使い切ってボールを飛ばすことはできせません。

上半身のしなりのメインは左肩甲骨ですが、
右脇を締めるとトップで左腕は両肩のラインに重なります。

ところが、このポジションでは左肩甲骨の可動域が制限されています。

左腕が両肩のラインに対して少し斜めにあがったところが、
左肩甲骨がもっともしなりやすいポジションです。

右脇を力で締めないで、脚とコックで
ヘッドがあがる自然なポジションを目指しましょう。

止まる

トップで静止すると、しなりを力だけで作らなければならなくなり、
苦労した割には体をしならせられず
上半身の力が強くなければボールは飛びません。

バックスイングで脚とコックであげてきたヘッドの勢いは
かなり大きなものです。

この勢いのあるヘッドと下半身の真逆の動きで
上半身をしならせると、
楽に深くしならせ始めることができます。

高くあげようとしたり、逆に脇を締めたり、
止まることのないようリラックスした中で
しなりをつくり始めたトップで気持ち良く飛ばしましょう。

高くあげる弊害

確かに、腕やクラブが高い位置から落ちて来るほど、
その分の位置エネルギーを利用して
ボールを飛ばせる可能性は高くなります。

高いほど大きなエネルギーを蓄えられたり、
大きく振るほど強く振れることは
日常のイメージとしては間違いではありません。

しかし、それよりも手元が高くあがりすぎて
スイングが難しくなることで、上手くボールにヒットできなくなって
飛ばなくなる影響のほうが大きいです。

スイングの難易度と高さの関係を意識できると良いのですが。

ゴルフでは前傾しているので体幹を回転させて
インパクト面に沿って動くと、クラブは上にあがります。

それにちょっと手首のコックと
右肘の曲がりを付け足してあがる高さ程度が、
やさしくスイングできる限界です。

下半身の先行動作

トップで止まらず、ヘッドと下半身の真逆の動きで
上半身をしならせることで、ボールは楽に飛ばせます。

若いうちは上半身の力も強く体もしなやかなので、
力ずくでスイングしてもそこそこ飛ばせます。

しかし、年齢と共に
自ら出そうとする力も衰え体も硬くなると、
そうもいかなくなります。

そこで、上半身をできるだけ楽にしならせて、
そのしなり戻りでボールヒットさせることで
楽に飛ばしてゴルフを楽しみたいものです。

そのための極意が、ヘッドがトップに向かおうとする力と
その逆向きに下半身を動かしてしなりをつくり始めることです。

この動きはヘッドがまだトップに向かっている最中に
下半身をダウンスイングさせはじめるので、
下半身先行動作と呼びます。

ところで、下半身先行動作は頭では理解できても、
なかなか身に付かないと感じてませんか。

それは、トップに向かってクラブを腕の力で持ちあげようとしていると、
下半身を先行させるタイミングがわからなくなるからです。

バックスイングで脚を使い切るまでは
下半身の動きと手首のコックだけでクラブを運べるようになれば、
その絶好のタイミングが見えてきます。

まさに脚を使い切ってヘッドがそれまでの勢いで
トップに向かおうとしているときに、
右腕がシャフトに押されて曲げさせられ始めた辺りがキーです。

手でクラブを上にあげようとしていては、
意識が腕に集まっていて脚への意識は薄れてしまいます。

それでは下半身は動けません。

脚を使い切って
ヘッドが勝手にトップに向かっているタイミングをつくれば、
脚に意識を持っていけます。

そして、トップに向かう切り返しでは両脚で地面を踏もうとするか、
左膝をセットアップのポジションに戻そうとすれば良いです。

このどちらか、やりやすい動きをやってみましょう。

飛ばしたいなら上半身はリラックス

ボールを飛ばしたいときほど、上半身はリラックスさせて、
下半身は目一杯がんばります。

上半身から余計な力が抜けるほど、
トップに向かう切り返しで下半身先行を大きく使えて
上半身がたくさんしなり始めます。

特にトップ前後の切り返しで、
上半身を極限までリラックスさせます。

しなやかな物ほど同じ力で伸ばしたときに、
より多くのエネルギーを溜めることができます。

この単純な物理を常に頭に入れておけば、
まさに飛ばしたいときには
上半身を最高にリラックスさせることができるようになります。

では、また。
 

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明日12/17(月)まで

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スイング, スイング理論, トップ, ビデオ, 下半身, 新着ビデオ | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

【ビデオ】トップでやってはいけないこと」への2件のフィードバック

  1. YAYASU

      こんにちは。ビデオのご指導を有難うございました。下半身の目いっぱい頑張るときの呼吸がうまく出来ません。
     呼吸で吸う時もお腹をへこます、吐く時もお腹をへこます。今回のビデオをもう一度呼吸法を取り入れてのご指導を
     お願いします。どの段階で吸うタイミングと吐くタイミング。そして、お腹をどのぐらいへこますかをご指導ください。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q:「どの段階で吸うタイミングと吐くタイミング。そして、お腹をどのぐらいへこますか」

      セットアップは自然呼吸で入っていきますが、セットアップ終盤で息を吐き始めて同時にお腹を凹めます。バックスイング開始ではお腹はできるだけ凹めて体幹を安定化して、体幹の上で肩甲骨をスライドする動きでスイングします。

      ショートアイアンでのショットではお腹は限界まで凹めるとショットの精度がアップし、手打ち傾向が少なくなってすくい打ち防止で出球も低めになります。ドライバーショットでもお腹は凹めますが、最初のうちは楽に息を吐きながら軽く凹める感じで良いです。と言うのは、スイングが大きいといきなり体幹を固めることを難しく感じやすいからです。

      まずは、普段の生活の中で息を吐きながらお腹を凹める練習をすると良いです。例えば車を運転していて信号で止まったときなどに、お腹を目一杯凹めるなどです。

      返信

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