From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「世界一簡単!? 目から鱗のアプローチ」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
大げさすぎるのではと思われるかもしれませんが、
多くのゴルファーがやっていないのに
簡単な方法とコツで楽々アプローチができる。。。
まさに目から鱗のアプローチ方法があります。
もしかしたら「世界一簡単」かもしれない
そんなアプローチ、一体どんな方法なのか?
(続きはビデオにて)
世界一簡単!? 目から鱗のアプローチ
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
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(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
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アプローチ成功の前提条件
どんな方法なのか、誰でもできるところまで
お伝えしてみたいと思います。
まずは、50y以下などのアプローチショットで、
方向性やタッチのために強く意識すると良いことがあります。
それは、セットアップでのヘッドの向きを
ボールヒットで戻そうとすることです。
左右の向きは当然ですが、特にタッチを出したいなら
ロフトも同じになるようにすることを忘れてはなりません。
多くのゴルファーでの問題
ところが、多くのゴルファーでは左右の向きのズレばかりか、
ロフトがセットアップよりも大きくなる手でのすくい打ちで
ショートするミスは多いです。
さらに、ダフりもいやなものですが、
トップではすぐ目の前に運べば良いだけなのに
そこからOBなんて最悪のミスもあります。
そこで、私のコーチングでやっていただいている、
これらの問題を一気に解決できる打ち方があります。
まさか、こんな手があるのかと多くのお客様に驚きと、
アプローチの楽しさを満喫していただけるショット方法です。
オススメのショット~その1
二つの簡単なショットがありますが、その一つである
正しく理解できれば誰でも簡単にすぐその場でできる
「パッティング風ショット」をやってみましょう。
普通のクラブをパターのつもりで腰から下の脚はもちろん、
首の付け根から腰である体幹も完全に固定して
肩甲骨のスライドだけでパターのように使います。
これなら簡単そうに感じませんか?
しかし、これを言っただけだと、
実際のラウンドでは上手くできません。
「パッティング風ショット」のコツ
そこで、「パッティング風ショット」で
絶対はずせないコツがあります。
それは、グリップを指が白くなるほど強く握って、
前腕や上腕までまさに肩甲骨から先をガチガチに固めることです。
腕や手首を使っていると、簡単なはずのパッテイング風なのに
シャンクになったりします。
また、グリーン周りの芝に深くボールが沈んでいることもありますから、
うまく寄せるためにはその抵抗に打ち勝つ必要があります。
指が白くなるほど強く握ることを思い出して、
脚から体幹も絶対動かさないで肩甲骨だけをしっかりスライドできれば
驚きの結果を得られます。
サンド・ウェッジで30yが目安
そして、ロフト58度前後のサンド・ウェッジを使って
肩甲骨の通常の可動域があれば、
30yに寄せるぐらいの距離まで飛ばせます。
そこで、肩甲骨が通常の可動域まであるかどうか
チェックしてみましょう。
右腕を胸の方向へ真っ直ぐに出して、
手のひらを上に向けます。
そして、右肘の上に左肘を乗せて、両肘を曲げて
右手で左手の親指をつかんでから腕を上に持ちあげて
両肘を口の高さまであげることができれば大丈夫です。
親指をつかめないなら、要注意です。
そんな場合には、肩甲骨の可動域を正常化する体操は色々ありますが、
私が一番好きな体操があるのでやってみましょう。
両腕を体の真横に伸ばしてから両肘を曲げて
前腕を体の正面方向に向かって真っ直ぐに向け、
両手のひらは下に向けます。
そこから、右上腕を捻って右手を垂直にあげ、
左上腕を捻って左手は真下に垂らします。
この形から、両手を背中方向へ
10回あおるように動かします。
左右入れ替えて同じ動きをやって、
これを毎日3セット続けてみましょう。
だんだん肩甲骨周りが動くようになってきて、
「パッティング風ショット」での飛距離をアップできます。
さらに、「パッティング風ショット」素振りを連続左右10往復ぐらいやりながら、
ヘッドの残像ができるだけ直線を描くように
肩甲骨のスライド方向を調整してみましょう。
さらに肩甲骨が動くようになるばかりか、
ヘッドをセットアップの形に戻しやすくなり
「パッティング風ショット」の成功確率をアップできます。
ドライバーショットの練習にもなる
実は、「パッティング風ショット」を正しく行うと、
ドライバーショットの練習にもなります。
まさかと思われるでしょうけれど、
ドライバーでボールを遠くまで飛ばすための要となる
右脚の使い方が体験できるからです。
ドライバーショットぐらいクラブが強く振られると、
その反作用で右脚には想像できないぐらいの
大きな力がかかってきます。
そして、ボールを遠くまで精度良く飛ばすためには、
このインパクト近辺でのクラブが振られる反作用を
右脚が100%押し返すことがかなり重要です。
そこで、「パッティング風ショット」で肩甲骨の可動域いっぱいまで使って
素早くストロークすると、腕やクラブが振られる反作用が
脚に返ってくることを感じることができます。
この反作用を脚でしっかり支えて、
脚から体幹まで不動のままストロークしようとしてみましょう。
まさにクラブが振られる反対方向へ、
まあまあ力がかかってくることを体験できます。
これが、ドライバーショットで
右脚が行うべき最も重要な動きとなります。
「パッティング風ショット」でやると良いこと
「パッティング風ショット」でやると
良いことがもう一つあります。
それは、まさにパターと同じように
シャフトを体の正面から見て地面に垂直に構えることです。
そして、ボールは左目の真下より少し左外に置くことで、
2~3度の上昇軌道になります。
上昇軌道とはいえパッティング風では
セットアップと同じところにヘッドは戻りやすいので、
ダフりの心配はかなり少ないです。
そして、バックスピンというよりも
打ち出しの高さでボールを止めることで、
ラフからでも距離のばらつきを抑えることができます。
ダウンブローだとバックスピンは多くなるので、
その量が大きいほどその差も大きくなって
タッチが合いにくくなります。
まさに、ヘッドの下に出ているバウンスを芝に滑らせて
ボールの下にヘッドのリーディンエッジを入れるイメーシで
ストロークすれば良いです。
また、必要なヘッドスピードをイメージしてから
ラフで素振りをやってどれぐらい抵抗があるかを確認することも、
成功確率をアップできるコツです。
オススメのショット~その2
そして、アプローチショットでもう一つ
オススメしたい打ち方があります。
それは、「上半身完全固定ショット」です。
ただし、このショットは脚の使い方が良くないと、
むしろ難しいショットになってしまいます。
そのため、脚の本来あるべき
正しい使い方の練習としても使えるショットです。
やり方は、腰から上の上半身をコンクリートで固めたイメージで
ガチガチに固めたまま、下半身は通常のショットと同じように
動かしてショットします。
上半身の余計な動きを封印することから、
上半身完全固定は正しい脚の動きができているなら簡単です。
腰から上の上半身をすべて固定ですから、
当然、指が白くなるぐらいグリップもきつく握ります。
利点満載
「パッティング風ショット」も「上半身完全固定ショット」も、
ヘッドの向きをセットアップと同じ向きに戻して
ボールヒットできます。
動かすところが少ないほど再現性は高く簡単な動きになるので、
アプローチショットには最高です。
さらに、「パッティング風ショット」や「上半身完全固定ショット」は
通常ショットの練習としても最高のドリルになりますから、
まずは練習場でやってみましょう。
注意点
しかし、練習場でやってみる場合にはちょっと困ることもあります。
実際の芝ではバウンスが効くことで、ヘッドが芝の上で滑って
ボールの手前から入れても問題のない簡単なショットにできます。
しかし、練習場のマットからは「上半身完全固定ショット」で
ハンドファーストにセットしないとバウンスが邪魔になる感じです。
通常のクラブセットに入ってくるサンド・ウェッジのバウンス角度は
12度が多いですが、8度のバウンスのウェッジを
練習用として中古でもよいので手に入れましょう。
本来はバウンスが8度あればバンカーからも問題なく脱出できますが、
前腕を左に捻る動きがあるとヘッドが砂に入ってから
ヘッドが刺さる方向になるので12度となっています。
アプローチのみならず通常ショットを改善するドリルとしても、
「パッティング風ショット」と「上半身完全固定ショット」を
自分のものにしましょう。
では、また。
<本日のオススメ>
もし、あなたが
「いろいろ試しているのに、
なかなかスコアや結果につながらない…」
「やらなければいけないことが
後から後から出てきて途方に暮れる…」
「ある一定のレベルになると
頭打ちになってその先の結果が出ない…」
そんなふうにお悩みであれば、
このクラブで一発打開ができるかもしれません。
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大森コーチ殿、
上記のQ&A, 的確なアドバイス痛み入ります。ずっと継続していますが、もう一段の向上を目指してと、ヘタレなりに言い聞かせています。右肩と左肩の柔軟性が明らかに違うことが再認識されたこともありますが…
一つ質問があります。コーチの588SWの50Yキャリーショット映像で、気持ちよい打球音が出ております。この場合のフェース面上の打球点についてです。
Q1;15YCショット時の打球点と同一でしょうか?違う場合はどれくらい上となりますか?
Q2;小生の場合は明らかに1.5ラインくらい上になってしまいます。もpし同じライン上にヒットさせようとしたら、どういう動作が必須でしょうか?(ヒット時のハンドファースト度合と関係あり???同じくする意味などないかも????
因みに小生の15YCショット時の打球点はリーディングエッジから2本上のライン上が中心です。
Q3:アイアンのシャフトが長くなるにつれ、その打球「点」はどのようになるのが「よいスイング」でしょうか?
以上基本的すぎますが、再度?ただしく認識したいのです。588SW50YCショット時のテークバック時の左肩甲骨の「伸長」が実感できているこの頃です。
コーチの益々のご健闘を祈っております。」
Q1:「15YCショット時の打球点と同一でしょうか?違う場合はどれくらい上となりますか?」
アイアンの打点は15yでも50yでもフルショットでも同じです。フェース面の溝であるスコアラインの下から2本目を中心にボールをヒットさせます。
Q2:「小生の場合は明らかに1.5ラインくらい上になってしまいます。もし同じライン上にヒットさせようとしたら、どういう動作が必須でしょうか?」
まずは、狙ったところにインパクトさせる気持ちが重要です。
実際には、手元がボールを過ぎて急激にしなり戻ることで、適正なダウンブローになることで打点は安定します。
ダウンスイングの手元が腰の高さから下では、ヘッドではなくグリップエンドを振り出し方向へ振るイメージなら、まさに手元がボールを過ぎるまでしなりってきて、そこから脊髄反射で急激にしなり戻ってくれます。そして、インパクトに向かって腰の回転力を落とさないつもりで、左サイドに大きなスペースを開けるようにしてしっかり脚を使い切ります。まさに、手元がボールを過ぎたら、左脚の伸ばし動作でグリップエンドを背中側に振るようにして、グリップエンドを振ってみましょう。
Q3:「アイアンのシャフトが長くなるにつれ、その打球「点」はどのようになるのが「よいスイング」でしょうか?」
Q1と同じで、スコアラインの下から2本目を中心にボールをヒットさせることで、ヘッドの重心より下にインパクトすることでギア効果によって適正なバックスピンがかかります。
大森コート殿、アドバイスありがとうございました。小生が文中で「打点」と称しているものは、フェース面に貼ったインパクトマーカーについた打痕跡のことを称しております。複数回打って、一番濃いところを見ています。コーチのご見解と違っていたらごめんなさい・・・・。
大森コーチ殿、毎日曜日の
記事を視聴させたいただております。
体調不良などで、2年半封殺?されたラウンドを遂に来週再開できそうで楽しみです。練習は半年前から週一100球ぺースが上限ですが・・
本日の記事の中の中の下記の部分
「肘の上にもう一方の肘を乗せる動作」
について質問です。
Q1:下になる肘に上側に来る肘を完全に載せられないのですが、その原因と対策をアドバイスお願いします。
Q2:そのため、のせられる最も近い位置(下側の肘)で実施せざざるを得ませんが、やらないよりはまし程度ということでしょうか?
今年は厚木会場に半日でも参加させてただくのが夢です・・・・・。
Q1:「下になる肘に上側に来る肘を完全に載せられないのですが、その原因と対策をアドバイス」
肩甲骨の可動域が正常範囲にないと、そうなります。両肘を胸の前で近づけてそれ以上左右の肘が開かないところまで上にあげたところで、腕を固めて左右に動かしてみましょう。そうすることで、左右の肩甲骨が動いてきて、肘の上に肘を乗せることもできるようになってきます。
また、パターを手にして手首から腕まで力を入れて完全に固め、さらに首から脚の先までも固めて動かないようにしてておいて、そこから、バックスイングで右肩をあげ、ダウンスイングで左形をあげることでストロークしてみましょう。これが、まさに肩甲骨をスライドさせて腕を振る動きになります。できるだけ高速に動かして左右10往復を毎日1回で良いのでやってみましょう。そうすると、肩甲骨はだんだん動けるようになってきます。
Q2:「そのため、のせられる最も近い位置(下側の肘)で実施せざざるを得ませんが、やらないよりはまし程度ということでしょうか?」
無理に片方の腕にもう一方の腕を乗せなくても良いです。Q1でお答えした腕を乗せないで両肘を近づけるだけでの動きからやってみましょう。
C:「今年は厚木会場に半日でも参加させてただくのが夢です。」
空きのある日程とご参加可能な日程が重なるまで、いつまでもお待ちしております。
世界一のご指導でした。有難うございました。
肩甲骨のお指導もとてもありがたいです。
応援、ありがとうございます。
肩甲骨を意識することで、ゴルフは大きく前進します。ドライバーでボールを遠くまで飛ばすことから、アプローチやパティングまで肩甲骨はものすごく重要です。