2022.07.04
クラブ束ね往復素振りと長い棒往復素振り
The following two tabs change content below.
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。
その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。
現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
最新記事 by 大森 睦弘 (全て見る)
- 【ビデオ】手首のリラックスで飛距離アップ - 2024.11.24
- 【ビデオ】練習場でコレやらないと成果ゼロ - 2024.11.17
- 【ビデオ】HS上げないで飛ばす方法はコレ - 2024.11.10
大用コーチ殿、
酷暑お見舞い申し上げます。
今回のドリスの一つ、2本のアイアンの種類について、特別意味があるのであれば、良い組み合わせを教えていただけますか?小生は58度と56度のSW2本でときどきおこなっております・・・。
また6・26付メルマガの中で、アイアンのシャフトのしなりについてふれらっれておられましたが、以下の質問にアドバイスいただければ幸甚です。
Q1: ヘッドスピードが加齢ととも着実に低下しており、ドライバーのシャフトはそれに応じてしなりを感じられるものを挿入できており、飛距離は当然ダウンするものの、納得できております。しかし15年ほど使用しているXXIOのSRシャフトアイアンは、芯ヒットしても飛距離の落ちが大きすぎると最近感じております。少しでも飛距離を戻す??ために、A,Lなどの柔らかめのシャフトに変えて、しなりを感じて??打つという選択肢は、効果が出るのかどうか、悩んでおります。アドバイスいただきたくよろしくお願いします。」
Q1:「2本のアイアンの種類について、特別意味があるのであれば、良い組み合わせを教えていただけますか?」
シャフトの長さに対する総重量が直線に乗っているなららサンド・ウェッジと6番アイアンでやっても問題ありません。手で振っていると短いほうが簡単で長いほど難しいと感じるものです。脚から動いて体をしならせてそのしなり戻りに任せて振るなら、長さに関係なく同じように振ることができます。
Q2:「柔らかいシャフトフトでしなりを感じて??打つという選択肢は、飛距離として効果が出るのか?」
捻れ剛性がある程度保たれているなら、しなやかなシャフトほど小さな力でもより多くのエネルギーを溜めることができるので、基本的に飛距離は伸びます。
また、ヘッドは重いよりも軽いほうがヘッドスピードをあげやすいですが当たり負けしやすくなるので、スイングでヘッドを加速中にインパクトするようにすればヘッドもどんどん軽いものにしたほうが飛距離アップできます。
ただし、クラブの総重量が軽いと体をしならせにくくなるので、ヘッドは軽く、グリップエンド側は重いカウンターバランスにすれば同じ総重量でも飛距離アップしやすいです。
とりあえず、ヘッドは簡単には交換できないとしたら、グリップのシャフトとの境目にまずは30g程度の鉛の帯を巻いてショットしてみて飛距離との関係を見ながら重さを色々変えてみると面白い発見ができるかもしれません。
また、グリップも太いほうが前腕を捻る悪い動作もやりにくくスイングが正しくなることに加え、力がいらないので飛距離アップにつながります。また、太いとグリップの重さも重くなる傾向なので、まさにカウンターバランス傾向となってヘッドは走らせやすくなります。
CとかD1などのバランスは、2ぐらい違っていても大丈夫です。ただし、シャフトの長さに対するクラブ総重量は各クラブをプロットして直線に乗るようにしておいたほうが同じように振ることができます。
実際、柔らかいシャフトほどヘッドが重くなった感じになるので、色々なしなやかさのシャフトを選択できる現代では重さでのバランスはそれほど重要ではなくなったと感じています。
大森コーチ殿、
即レス頂き、感謝感謝です。上の質問文の複数のtypoご容赦ください。
世情はしばらく騒然となりそうですが、ぶれることなく、ゴルフ(練習)を、コーチの言われるワクワク感をもって取り組んでゆきたいと考えております。まずはカウンターバランスの調整から試みます。
この点に関し、太いグリップ につて触れられておらますが、これは
1:シャフト径0.60インチにM58グリップを装着する
2 : 所謂Moe Normanが愛用したという 太いグリップ を装着する
どちらの意味なのか教えてください。よろしくお願いします。」
ちなみに私は、ゴルフプライドMCC plus4 Midsizeをユーティリティやドライバーに入れています。太いグリップほどパッティングのグリップと同じで、前腕を捻らなくて素直なスイングになります。また、太いほどグリップを自ら出そうとする力で握らなくなる方向になるので、楽にボールを遠くまで飛ばしやすくなります。
ただし、グリップを現在入れている物と変える場合は、グリップの重さでバランスや総重量が変化するので、他のクラブとの連動性を維持することには注意が必要です。
また、勘違いしやすいことがあります。M58、M60、M62の数字はグリップの内径を示していて、グリップをシャフトに入れた状態で同じ太さになるようにグリップの厚さが設定されています。そのため、M58が1番太くなります。ただし、M68は内径は小さいので入れにくいです。また、重さもM58が1番重かったりします。メーカーでの違いもあるので選択する場合はよく注意して選びましょう。