【ビデオ】右脚のこんな動きはダフりを誘発

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2023.04.30
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「右脚のこんな動きはダフりを誘発」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ダウンスイングで多くのゴルファーがやってしまっている
右脚のまちがった使い方が、ダフりを誘発しています。

スイングは脚でやらなければと思えば思うほど、
右脚はますます悪い使い方になってしまいます。

そんな右脚の使い方のミスとは
一体どんなことでしょうか?

(続きはビデオにて)

右脚のこんな動きはダフりを誘発


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf230430/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

右脚のまちがった使い方

それは、右脚で地面を蹴って腰を左に回そうとする動きです。

ダウンスイングでいきなり右脚で地面を蹴ろうとすると、
ヒトは必ず右脚で地面への圧力を高めようとして右に落下します。

そして、ダウンスイングで左より右に多く落ちるとダフります。

結局、脚を使って腰をターンさせようとして努力したつもりが、
右に落ちることでダフりを誘発する悲劇となります。

トップに向かう切り返しからトップで右脚の地面への圧力を抜けば、
体の姿勢制御システムが勝手に働いてくれます。

そうやって、自然に左脚で地面を支えなければならない動きを利用すれば、
右脚寄りに体重が残ることもなくダフりは撲滅できます。

左に体重を移動しようとするのではなく、
右脚の地面への圧力を抜くことで姿勢制御の仕組みで左脚に落下して
地面を支えようとすることが良い脚の使い方のキーとなります。

ダウンスイングで左に乗らなければとか、
左サイドに落下しなければとか、左脚で地面を踏まなければと考えなくても、
右脚の地面への圧力を単に抜くだけです。

しかも、右脚の力を素早く抜くほど
左脚はそれだけ急激に落下する体を支えることになって、
より大きな力を発揮することになります。

その左脚で発生する姿勢制御の力は、
スタンスの幅を肩幅ぐらいまで広げているなら
まさに階段を1段下るときぐらいの体重の10倍程度の力を発生させます。

そこで、インパクトに向かって
クラブや腕が遠心力で引っ張られることに対応しようとして
頭を振り出し後方へ押し込むとか頭を下に垂れさせるようにします。

そうすると、上半身は右に倒れながら下に落ちることで、
左脚は上半身の重さの一部を支える必要がなくなります。

そうすると、その分だけ左脚は地面を押して
腰を左にターンさせることができます。

そこで、すかさず左サイドに手元とクラブが抜けるスペースを開けようと
イメージしましょう。

結果として、左脚は左の腰を左後ろポケット方向へ
押し込む方向へ伸ばすことになって
腰は左に鋭くターンします。

腰が鋭くターンすればするほど、ヘッドは置いていかれて
体とシャフトはしなりのエネルギーをためます。

ちなみに、右脚は自らは蹴ろうとしないで
腕とクラブが振られる反作用を100%受け止めるだけで、
究極の力を発揮します。

フルショットなどではインパクトで左脚が地面から浮かせられるぐらい
大きな反作用が発生することを知ることは、
右脚を無闇に無駄な使い方をしないためのキーとなります。

そして、この腕とクラブが振られる反作用を
100%右脚で受け止めることが、最大飛距離の要です。

ダウンスイング序盤で右脚で地面を蹴ろうとしていては
100%受け止める体勢に入ることはできず、
この右脚の最大の仕事をこなすことはできません。

ダフり防止と飛距離アップは、トップに向かう切り返しから
トップで右脚の地面への圧力を抜くという単純なことで
かなり改善できますからやってみましょう。

階段を下るときにやっていること

階段を下るときにどんなことをやっているか
思い起こしてみましょう。

上側の脚の力を抜いているだけではありませんか?

上側の脚の力を抜けば下側の脚に落下して、
体の落下を支えようとして脚は自動的に色々なことをやってのけます。

まさに、何も考えていなくても
脚が全部必要なことをやってくれていることが、
ヒトの体の仕組みを最大限に利用したゴルフスイングとなります。

右脚を蹴ろうとして発生する問題

トップに向かう切り返しでも、
バックスイング同様下半身から動きます。

ところが、下半身から動こうとして
いきなり腰をまわそうとしては良いことはひとつもありません。

ダウンスイング開始で腰をいきなり回そうとすると、
右膝が体の正面方向へ出る右膝外回りになります。

誰でも腰を水平に回そうとすると、
右腰を体の正面方向へ動かそうとします。

それが、右膝が体の正面方向へ出てしまう動きを誘発します。

右膝外回りでは地面に対して横方向への力を出すことになるため、
コントロール性が悪くなるばかりか大きなパワーを発揮できません。

さらに、右膝外回りでは右脚は地面に対して
横方向への力をかけることになり滑ったりします。

そして、トップからいきなり腰が左にターンすることで、
手元がボール方向へ出ます。

そうすると、インパクト面に対して手元が浮いた形となり、
インパクト面に手元とヘッドが乗るタイミングが遅れます。

その結果ヘッドスピードが速くなったタイミングで
ヘッドをインパクト面に乗せる難しい作業が必要となります。

右脚の本当の役割

そして、右脚はボールヒットに向かって
上半身がリリースされてクラブが左に振られる反作用で、
下半身が右回転させられる力に耐えることでパワーを発揮します。

そのため、自ら出そうとする右脚の力で腰を回そうとすると、
このボールヒットというパワーが最大に必要なときに
限界までの力を出せません。

ボールヒットではまだまだヘッドを強く押せる体勢であることで、
当たり負けが少なくヘッドスピードの割にボール初速が速くなって
ボールは遠くまで飛びます。

右脚の動きの習得

そして、パワフルなスイングためには、
まずは下半身でパワーを地面に対してしっかり伝えることができる体勢を
切り返しからダウンスイング序盤でつくることが大切です。

切り返しで右脚の地面への圧力を抜くことは、
飛ばすこととは真逆に感じます。

しかし、その気持ちに耐えて、正しい動きを
まずは小さな振り幅でのショットからやってみましょう。

サンド・ウェッジで15yぐらいキャリーさせる
腰の高さ程度の振り幅でのショットでやってみると、
右脚を無駄に使っていたときよりも楽にスイングできることを発見できます。

そして、サンド・ウェッジで50y程度飛ばすショットで
トップ近くで右脚の地面への圧を抜く動作ができてくると、
ドライバーショットでも同じように動けるようになります。

姿勢制御などで発揮される脊髄反射を利用した
大きな力のやりとりは想像以上に大きいのに、意識にもあがってこないために
スイングで使えないままではもったいないです。

地道に小さな振り幅からゆっくり丁寧に右脚を使ってみて、
ドライバーショットでの爆発的なボールヒットを手に入れましょう。
 

では、また。
 

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: インパクト, ショット基礎アプローチ, ダフリ, ビデオ, 新着ビデオ, 飛距離 | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

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