【ビデオ】やっぱりドローは飛ぶ

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2023.09.03
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「やっぱりドローは飛ぶ」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

 「ドローで飛距離を稼ぎたい!」
 

そんなふうに思うあなたは
ぜひ、今日のお話しは聞いていただきたいです。

(続きはビデオにて)

やっぱりドローは飛ぶ


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf230903/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

ドローは飛ぶ

ボールを遠くまで飛ばすゴルファーには
ドローで飛ばすとかフェードで飛ばすタイプがあります。

しかし、下半身の動きで上半身を楽にしならせて
簡単にじっくりエネルギーをためるためには、
やっぱりこの球筋、ドローになります。

まさに、楽に飛ばすならインサイド寄りからボールを打ち抜いて
ボールに左回転を与える、コントロールされた球筋である
右に出てターゲットに戻るドローです。

そもそも、トップで手元はボール方向ではなく、
できるだけ踵方向にあるほど左肩甲骨周りは大きく引っ張られて
しなりやすいです。

そして、しなりをためるほどダウンスイングでも手元はインサイド寄りになり、
インパクトではインサイド・アウトにヘッドは抜けていきやすくなります。

このようにしなりを楽に大きくできるためにもドローは最適です。

さらに、下半身の自然な動きを考えると、
やっぱり体全体もインサイドから入ってくることが理想となります。

ところが、ドローの逆である左に出てターゲットに戻る
フェードで飛ばすためには、難しい技が必要です。

インパクトでまさに腰の鋭いターンで
ヘッドがインサイド寄りに引き込まれる動きの中で、
ボールに右回転を与えてフェードにできるならボールは飛びます。

しかし、ダウンスイングで手元が浮いてカットに入る手先だけの動きでのスライス回転では、
コントロールされた曲がりにならないばかりか
飛距離も能力限界まで伸ばせません。

やっぱり、正しいドローなら最大飛距離です。

正しいドローの動き

そこで、ドローを自然に正しく打つための動きを見てみましょう。

まずは、セットアップではヘッドはターゲットを向けておきます。

そして、ドライバーならまさに5度インサイドから入って、
ヘッドの向きは軌道に少し引っ張られて2〜3度右を向いて
インパクトする動きを目指せば最も飛ぶドローになります。

ただし、アイアンの場合はスタンスの幅を狭目にすることで
下半身の可動域が減って、トップでの手元のターンが浅くなる分だけ
手元はかかと方向よりつま先側になります。

その結果トップに向かうヘッドの
アウトからインへのループの程度も少なくなるので、
1〜2度程度インサイドから入るぐらいになり精度重視になります。

そこで、ヘッドを5度インサイドから入れるためには
トップで手元は右足くるぶしのラインよりもインサイド寄りで、
ダウンスイングの早い段階でインパクト面に乗せます。

ところが、ダウンスイングで右脚で地面を蹴って腰を回そうとすると、
手元は浮いてインパクト面の上に浮きやすくなかなか落ちてきません。

そのため、トップに向かう切り返しからの下半身先行動作として、
右脚の地面を踏む圧力をできるだけ素早くゼロにします。

そして、体全体を落下させないようにする本能的な姿勢制御に任せて、
左脚に落下すれば良いです。

その左脚への落下は左足踵ではなく、
バランス保持しやすい母指球の少し後ろぐらいで
地面をとらえようとします。

それが、体全体をインからアウトへの移動を誘発して、
腕やクラブはインサイド寄りに置いていかれて
上半身はしなりを深めやすくなります。

それと同時に、ヘッドもインサイドからボールにアタックできます。

ドライバーならインパクトでのヘッドの向きに80%程度依存して飛び出し、
軌道の向きに対するヘッドの向きに曲がります。

ドライバーでしっかり飛ばす状況では
肩幅ぐらいにスタンスの幅を広げておいて、
5度程度インサイドからボールを打ち抜いて最大飛距離をゲットしましょう。

姿勢制御で発生する大きな力の仕組み

階段を1段下るときに下側の脚の股関節には
体重の10倍ぐらいの力が発生して落下を食い止めるのと同じ、
姿勢制御の仕組みでの力が誰にでも発生します。

姿勢制御は伸ばされた筋肉に発生する脊髄反射で実行されます。

落下した側の脚ではお尻の大きな筋肉である大臀筋などが伸ばされて
収縮しようとする力で姿勢をコントロールしています。

そのときに左脚は全身の落下を支えようとしていますが、
そこで、遠心力に対応するイメージで頭を振り出し後方へ押し込むことで
上半身の重さを抜きます。

そうすると、左脚には体重の2倍ぐらいの力が余り、
それが左脚を蹴って左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むパワーになります。

飛びを生む下半身の動き

そして、ダウンスイングしてきてインパクトに向かって、
まさに後方45度に反動を返すような方向へ左サイドを地面にぶつけます。

これが、ボールを限界まで遠く飛ばすための下半身での動きです。

その下半身の動きを上から見てみましょう。

バックスイングでは腰から上の体幹は硬い一枚の板にしておいて
体幹の右下にフックが付いているイメージで右脚と体幹以外の力を抜き、
まさに左サイドを重りに使います。

ここで、スタンスの幅をドライバーショットでの肩幅ぐらいまで
広げている場合での動きの角度で話を進めます。

バックスイングしてくると腰はターゲット後方に70度ぐらいまで右にターンして、
右のお尻はボールと反対方向へ押し込まれてトップに向かう切り返しになります。

そこから、まだヘッドがトップに向かっている最中に、
下半身の先行動作として右脚の地面への圧力をゼロにします。

そうすると、体が地面に落ちないようにしようとする姿勢制御の仕組みで、
左脚で体の落下を支えようとする動きが発生します。

そのときに、左斜め5度ぐらい左前方に向かって落下し、
左膝は左足つま先より出ない程度でならOKです。

ここで、左脚が着地して体重を支えようとするときに発生する大きな力を
振り出し後方45度に向けます。

ダウンスイングで左脚で地面を支えようとしたその反動で、
後方45度に左脚を蹴り返すようにしてみましょう。

その結果、腰の鋭い左ターンで上半身が急激にしならせられることで、
左肩甲骨周りの筋肉には大きな脊髄反射が発生します。

通常の可動域では腰は左に45度程度ターンしたあたりで回転力のピークとなり、
そのタイミングで上半身が下半身の力を超えた瞬間にリリースされます。

悪い動きではダウンスイング序盤で右脚で地面を蹴って腰を回そうとして、
まず右脚に落下して右脚で地面を捉えようとしてしまいます。

そうなると、左脚への落下による反動を使えず、
腰もボール方向へ出て骨盤は伸びて体全体は伸びあがる傾向になります。

さらに悪い動きではインパクトで左脚を左に捻って腰を回そうとすることで、
左脚での地面への強い縦蹴りは発生しません。

本来はトップからは左脚での蹴りで腰を強烈に左回転させた結果、
上半身が急激にしなりを強めることでそのしなり戻りの力が
下半身のパワーに勝ることでしなり戻ります。

その結果、腕とクラブが振られた反作用で
今度は右脚に大きな力がかかりますから、
それを100%受け止めるようにします。

そうすれば、上半身は何もしていない感じなのに、
体とシャフトのしなり戻りでちょっとだけインサイド寄りから
強くボールを叩けます。

出球方向と曲がりの原理

ところで、出球の方向は
ボールヒットでのフェースの向きにかなり依存しています。

パターでは90%、ドライバーでは80%、アイアンでは75%
フェースの向きに依存してボールは飛び出します。

ボールがフェースに当たっている時間はだいたい1万分の5秒で、
その短い時間の中でボールはフェースの上で潰れて
その潰れた歪が元に戻ることでフェースから離れます。

ヘッドのスピードよりも歪が戻る速度がかなり速いため、
フェースの向きにほぼ依存してボールが飛び出すことになります。

ただし、ヘッドの向きは軌道の方向に引っ張られやすいです。

アウトサイド・インの軌道ならヘッドはターゲットよりも左を向きやすく、
インサイド・アウトなら右を向きやすくなります。

そして、ボールが曲がる方向は軌道に対するフェースの向きでほぼ決まります。

軌道に対してヘッドが右を向いてボールヒットすれば、
ボールには右回転であるスライス回転がかかって
ボールは飛び出してから右に曲がります。

逆に軌道に対してヘッドが左を向いていたなら、
左回転であるフック回転がかかって左に曲がります。

また、ボールの曲がりはボールヒットでの軌道に対する
フェースの向き以外の要素も少しあります。

例えば、打点のずれによるギア効果での曲がりだとか、
ヘッドの加速度や速度での曲がりの程度の変化などがあります。

ドローの動きでフェードを打つ

ターゲットの右に出でターゲットに戻すドローは
やっぱり体をしならせやすいこともあり一番飛距離を出しやすいので、
普段はドローを中心に打つのが得策です。

また、ボールは真っ直ぐ打とうとするよりも
左右どちらかに曲げるほうが意外と安定したショットになります。

そして、スイングは変えるほど難しくなり、
特にラウンド中はあまり変えたくありません。

しかし、左へ曲げるだけでは
コース戦略が難しくなる状況もあります。

そんな場合にわざと右に曲げることが必要になります。

そこで、本来の良い動きで自然に出るターゲットの右に出て
ターゲットに戻るドローのスイングとしての動きはそのままに、
右に曲げる方法をやってみましょう。

それは、インテンショナルスライスの構えで対処することです。

インテンショナルとは意図的という意味で、
セットアップを変えるだけでスイングはそのままです。

では、どのようにセットアップを変えて左に曲げる動きから
右に曲げるショットにすると良いのでしょうか。

それは、曲げたい分だけ手の中でグリップを右に回しておいて、
ヘッドをターゲットに向けてセットして、
気持ちよく振れそうな足場を足踏みをして確定し
スタンスの方向へそのまま振ることです。

そうすると、ターゲットに対してヘッドはアウトから入って
軌道に対してはヘッドが開いていることで
右に曲がる回転がかかってくれます。

基本的な最良の動きであるドローを打つ動きはそのままに、
セットアップの調整で右に曲げることは便利ですから
練習場でやっておきましょう。

9番アイアンで力感8割程度のショットでやってみると
習得しやすいです。

持ち球はドローにしてボールを楽に飛ばし、
必要な場合はインテンショナルショットで右にも曲げることで
戦略の幅は広がります。
 

では、また。
 

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: スイング, スイング理論, ドロー, ビデオ, 新着ビデオ, 飛距離 | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

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