From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「裏技? 手打ちでも飛ばすならコレ」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
そもそも、スイングで脚をうまく使えていない
ゴルファーは多いです。
ですが、クラブに加える力を正しくすれば、
手打ちのつもりでもそこそこボールを飛ばせます。
では、どんな風に手打ちをすればよいのでしょうか?
(続きはビデオにて)
裏技? 手打ちでも飛ばすならコレ
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
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(おまけ付き)
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腰の高さでくるり
それは、トップからグリップエンド方向へ引っ張ってきて、
腰の高さでクラブがくるりと回ることを感じることに
意識を集中させるスイングです。
試しに次のようにショットしてみましょう。
シャフトが45度ぐらい傾いた楽なトップから
グリップエンド方向に引っ張ってきて、
手元が腰の高さぐらいでクラブの重心が体から離れることを感じます。
そのときに、グリップエンドが引っ張られて
クラブがくるりと回ることに意識を向けます。
しかし、そうしようとするだけで、
実は脚もかなりしっかり使われています。
クラブがくるっと回ると遠心力がかかります。
そうすると、その遠心力に耐えようとして
引っ張られた反対方向へ体重を使って引っ張る動きが誘発され、
まさに左脚へ落下しようとする動きになります。
左脚へ落下してくれば左脚の着地での反動で
左脚は伸ばしながら落下する体を支えようとしてくれます。
さらに左脚を伸ばす方向は腰を左にターンさせる向きである、
左のお尻を左後ろポケット方向に押し込むようにして
振り出し後方45度ぐらいに向ける力を発揮させます。
これは、ヒトの姿勢制御の自動的な働きで発生しますから、
脚のことはあまり意識しないでも
誰でも引っ張られたらそれに耐えようと反応します。
騙されたと思って、アイアンでもよいですが
ドライバーでもやってみると、普段の距離ぐらい飛んで
しかもあまり曲がっていないことに気づきます。
このままのスイングでラウンドしてもよいのではと
感じるかもしれません。
また、例えば重りに紐を結んで
それをぐるぐる回そうとすれば、誰でもできます。
紐ですから横方向への力を加えても
重りは大きく動いてくれません。
まさに、重りを紐の方向に向かって引っ張ることしかできない状況の中で
人の手はどんな動きをするかというと、
円を描くように紐を引っ張ります。
これはゴルフクラブでも同じで、
くるりとクラブを回そうとしたら人は本能で
クラブの重心をグリップエンド方向へ引っ張る動きをします。
右腰の前でくるっとやったらリリースが早くなって
すくい打ち状態でダフるのではと思ったりしますが、
手元は止まらず左へ進んでくれるのでむしろハンドファーストになります。
ところが、クラブがくるっと回ることを意識しないで
手でヘッドを左に振ろうとすると、その反作用で手元が急減速して
右股関節前でのリリースになりやすくなってダフります。
さらにフィニッシュでも
そして、フィニッシュを意識するだけの
「アーノルド・パーマードリル」があります。
アーノルド・パーマードリルとは、
アーノルド・パーマーの独特のフィニッシュから
そう言われるようになったドリルです。
まさに、フィニッシュでクラブを頭の上で
くるっと回した感じのフィニッシュをつくるだけです。
このドリルは昔から色々なところで紹介されていますが、
その真髄はなかなか伝えられていないのが現状です。
アーノルド・パーマードリルの真の意味
このドリルではクラブの重心を引っ張る動きを導いてくれます。
フィニッシュでクラブが頭の上でくるりと回るということは、
まさにクラブの重心をグリップエンド側へ引っ張っている結果です。
ヘッドを振ろうとすると、フィニッシュでは
ヘッドは軌道方向にそって止まる動きになります。
しかし、グリップエンド方向にクラブの重心を引っ張っていると、
クラブはまさに手首の中で回転しようとして
フィニッシュでくるりと回ります。
こんなフィニッシュをやろうとするだけで
ボールが思った以上に飛ぶばかりか、クリーンに当たりやすくなって
ダフりからも脱却できるのでおもしろいものです。
普段手打ちでも、クラブがくるっと回ることをやってみましょう。
いきなり気持ちよくショットできるばかりか、
本来の脚を使った正しい動きもだんだんできるようになってきます。
クラブの重心を引っ張ることの意義
では、なぜクラブの重心をグリップエンド方向へ
引っ張るとよいのか、その理由を見てみましょう。
ゴルフクラブはヘッドの重心がシャフトから離れている
偏重心となっています。
グリップエンドを指でつまんでまさにグリップエンド方向へ
クラブの重心を引っ張るだけの動きで揺らしているなら、
ヘッドの向きは変化しません。
ところが、シャフトに対して横方向の力を加えると、
偏重心によってヘッドは軌道に対して
向きを変えようとする力を受けます。
シャフトを横に押すと押した方向に対して
ヘッドは開こうとします。
まさにヘッドを振ろうとすることが
このシャフトに対して横方向の力を加えることになり、
ヘッドの開閉操作をしなければならなくなります。
そうなると、ヘッドを加速するパワーは
削がれるばかりではありません。
クラブのリリースタイミングがバラついて打点が合わないとか、
ヘッドの向きのコントロールが難しくなって
ボールが不意に曲がることになります。
ヘッドを加速する仕組み
また、グリップエンド方向へ引っ張るだけで、
どうやってヘッドは加速できるのか
不思議に思ったりしませんか。
感覚的にはグリップエンド方向への力では
ヘッドは加速しないと感じるものです。
そこで、重りが付いた紐を手で持ってぐるぐる回してみます。
そうすると、手元は小さな円を描くように
重りの回転の中心よりも少しズレた方向へ
手元は力を発揮しています。
この少しのズレが
重りの軌道に対する接線方向成分となって
重りを加速することになります。
ゴルフでも同じように手元はクラブの重心に対して
小さな円のような軌道を描きますから、
この向心力のクラブの重心の軌道に対する
接線方向成分でクラブの重心も加速されます。
そして、その向心力は想像を絶するほどの大きな力ですから、
その一部でもかなり大きな力を発揮できる可能性があります。
姿勢制御のすごさ
そして、ヒトの姿勢制御能力の反応スピードと
力の強さには驚かされますが、
それには主に脊椎反射が使われています。
筋肉は伸ばされるとその中にある長さに反応するセンサーが働いて、
伸ばされた筋肉を収縮させるように脊髄反射が発生し、
それを伸張反射といいます。
もし、手でクラブなどを支えようとして持ったときに、
大脳の制御では遅すぎて手元は振動してしまいます。
ところが、ピッタっと止めていることができるのは、
大脳からの制御に比べて格段にスピードの速い
脊髄反射がやってくれるからです。
大脳からはこのポジションで止めようとする命令を出すだけで、
細かな制御は脊髄反射がやってくれます。
歩いたり走ったりしても転んだりしないで前に進めるのも、
やっぱり姿勢制御の仕組みががんばっているからです。
クラブがくるっと回ろうとすると、
遠心力が引っ張りはじめます。
その遠心力はクラブの重心の速度の2乗に比例して大きくなりますから、
ある意味で遠心力は急激に大きくなる感じです。
このような急増する遠心力に対応する
姿勢制御のすごい能力を最大限に利用すれば、
思った以上に楽にボールを遠くまで飛ばせます。
体の自動的な反応を最大利用するためにとにかく騙されたと思って、
クラブをくるっとやってみましょう。
なんだか手打ちみたいなのに、
ボールが思ったより飛んで曲がらないことを実感できます。
では、また。
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毎回、とても良いビデオを見せて頂き有り難う御座います。今回の大森睦弘先生の円のお話しはとても腑に落ちました。
実際に左肩が円の動きをされていたので尚更、納得でした。
腑に落ちるまで開眼していただけたようで、私もうれしです。
クラブの重心を感じて、それを紐をぐるぐる回すイメージで回せはすべては良い方向へ傾きます。そのため、イメージは右腰前でクルんですが、腰は脚の動きで左にターンしてくるのでインパクトでは腰は左に45度ぐらいターンしていて、ボール方向である体の正面から見たら左股関節前でのヒットに見えるのが正しいスイングです。インパクトの瞬間の上半身の形のまま腰をセットアップの向きであるボール方向を向いた向きまで戻してみると、手元はまさに右股関節前にあるなら手元は余計な動きをしないで、クラブの重心をグリップエンド方向へ引っ張ってスイングした証拠となります。