From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は「スイングを崩してみよう」という話をしたいと思います。
「え、一体どういうこと?」
そう思ったあなたにこそ、今日の話を読んでほしいと思います。
※今日の話はちょっと極端な言い方になっているかもしれません。
「ゴルフはまず楽しむことが第一」という考えも大事だということを
まず最初に確認しておきたいと思います。
■崩すほどにうまくなる!?
先日、家の荷物を整理していたときのことですが、
ゴルフを初めて間もないころのノートが出てきました。
とはいっても、それは毎日ずっと書いていたノートではなくて、
だいたい3ページぐらいしか書いていないものだったのですが、、、(苦笑)
そのノートを見ると、当時の私はスイングを崩してしまい、
それでなかなか打球が安定せずに悩んでいたようでした。
おそらくそんな状況だったこそ、何かにすがるように
当時の自分の状況、どのようにすれば打開できるかの答えを見つけるために、
ノートに書いていたのかもしれませんね。
今にして思えば、解決する方法は比較的簡単なことだったとわかりますが、
その頃の自分にとっては、本当に切実な問題だったのでしょうね。
私は常々、
「自分に合ったスイングを作りましょうね」
ということを日々申し上げています。
しかし、、、その言葉に矛盾を感じてしまうことも、
実はあったりします。
■大いなる矛盾・・・
ゴルフに限らず、どんな分野でもそうなのかもしれませんが、
うまくいっている人の話を聞くと、
「いかに短い時間で成果をあげるか?」
という話が言われていると感じます。
そして、私たちはそれを読んで学ぼうとします。
もちろん、そうした態度は決して悪いことではありません。
しかし、これは誤解を恐れずに申し上げるのですが、、、
自分に合ったスイングに至るまでの道のりというのは、
どちらかというと平坦ではなくて、いろいろと紆余曲折があったほうが
本当に自分のスイングが見つけられるような気がするのです。
それはどういうことかというと、、、
たとえば、先ほどのかつての私のように、
スイングを崩して結果が出なくなったとしましょう。
そうすると、人というのはとにかく逆境から脱出しようとするために、
できるだけたくさんの行動をするようになります。
とにかく、あがいて、あがいて、あがきまくる。
でも、そうそう簡単に結果は出ない。。。
「いかに短い時間で成果をあげるか?」
しかし、知っておかなければならないのは、
うまくいった後でこんなことを言っている人の大半が、
当初はめちゃくちゃ長い時間を「無駄にあがいて」いるのです。
つまり、一度はバランスを崩して、
そこではじめて、自分のゴルフを見つめなおすという
ステージに移行している、ということなのですね。
■みんな転んで乗れるようになる
実際、かつての私も、何度もそうした「危機」に直面して、
無駄にあがいていた時期が何度かありました。
当時は本当に必死でしたが、でも今では、
あの時があったからこそ、今の自分があると言えます。
ゴルフというのがバランスが大事なスポーツである以上、
バランスを崩す時期が上達するためには必要なのです。
このたとえが正しいかどうかはわかりませんが、、、
自転車に乗れる人で、転んだことのない人っていますか?
おそらくみんな、何度も転んで、転んで、
それで転ばなくなったのだと思います。そうですよね?
転んだ人、フラフラした経験がある人だけが、
バランスを取ることができるのです。
転ばずにバランスを取れる人はいないはずです。
ここで私が言いたいのは
「『転ぶ経験』ができることはまたとない機会」
そんなふうに思って欲しいということです。
だから、調子を崩したとしても、そのことで気を落とさずに、
「上達するためのチャンスをいただいた」
そんなふうに思っておくといいと思います。
とはいえ、本人にしてみれば、
「言うは易く行うは難し」なんですけどね。。。(汗)
またメールします。
小原大二郎
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