From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はあるアメリカのセミナー中に話されたとても興味深い話をします。
ゴルフとは少し違う話なんですが、最終的にはゴルフにつながるので、
肩肘張らずに、まあ、ゆったりとした気持ちで読んでくださいね。
「ゴルフが上手くなりたい!」
そんなふうに思っているアマチュアゴルファーの大半が、
ある間違いを犯してしまっているために、失敗していること。
以下の話は、その失敗の最大の理由を
見事に表しているんじゃないかと思います。
■ハンバーガー競争
あるアメリカのビジネスセミナーで、
講師は参加者たちにこんな質問をしたそうです。
「もし、私とあなたたちがそれぞれハンバーガー屋を始めます。
それで、誰が一番売れるか競争します。
そのとき、あなたたちはその競争に勝つために
どんな“条件”が欲しいですか?」
参加者たちの答えはバラバラだったそうです。
「隠し味に使う秘密のソースが欲しい」
「最高のハンバーガーを作るために最高の牛肉が必要だ」
などなど、中には、「最高の立地」と言った者もいた。
あるいは、最も低価格で売りたいと言うものもいた。
講師はこう答えました。
「よろしい。みなさんが言った条件は全部差し上げます。
全ての有利な条件をあなたがたにお渡ししたところで、
私はたった一つだけ、ほしいものがあります」
「それさえあれば、私はあなた達全員を打ち負かすことができます」
■私がほしいもの。それは、、、
「一体、何が欲しいんだ?」参加者は聞きました。
「それは、、、お腹を空かせた群衆たちですよ!」
この話は実際にあったお話だそうです。
ただのビジネスのお話のようにも思えますが、私はプロゴルファーですので、
ゴルフにも同じことが言えるのではないかと思いました。
「いい上達方法、いいスイング、飛距離、高価なドライバー、強靭なメンタル、、、」
もしあなたがこれらを持っていたとして、何の障害もなくシングルプレイヤー、
そしてプロゴルファーになることができるでしょうか?
おそらく、答えは「No」だと思います。
それらを素質として全て持っていたとしても、
心からの「ゴルフがうまくなりたい!」という気持ちがなければ、
それらは全てムダになってしまうのではないでしょうか?
私の知っている先輩プロゴルファーが、
先ほどの話と似たようなことを言っていました。
「小原、、、何があれば、ゴルフが上手くなると思う?
それはな、、、うまくなりたいという気持ちが一生続くことだよ」
ゴルフ上達で大切なのは「上手くなりたい!」という気持ちです。
これさえあれば、時間はかかるかもしれませんが、
ゴルフは必ずうまくなります。
逆に、この気持ちがなければ、
どんなに才能に恵まれていたとしても、ゴルフはうまくなりません。
詳しくは名前も忘れてしまいましたが、
80歳を過ぎたある有名な音楽家も、こんなことを言っていたそうです。
ある人から、
「あなたは80歳を過ぎて“巨匠”と呼ばれるまでになったのに何故、
いまだに毎日欠かさず練習を続けているのですか???」
こんな質問をされて、
その音楽家は、静かにこう答えたそうです。
「今でも、うまくなっているからですよ。」
うまくなりたいという気持ち、いつまでも持ち続けたいですね。
またメールします。
小原大二郎
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