From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「自分が仕事をしていて、実は一番辛い時は…」
という話をしたいと思います。
何だかスタートから重い話みたいに聞こえますが。。。
でも安心してください。
仕事そのものが辛くなったとかではないので(笑)。
ですが実は先日、その「辛い」状況に
見事に出くわしてしまったのでした。。。
「クラブを買ったんですが…」
その方は、チーム小原のレッスンに
通い始めたばかりの方でした。
ある時、自分のフィッティングにやってきて
「徳嵩さん、ここにレッスンに来る前に
このクラブに買い替えたんですが、
すみませんがちょっと見ていただけますか?」
と、持っていらっしゃったのは。。。
なんと、フルセット。( ̄□ ̄;)!!
しかも、新品のなかなかのグレードのニューモデル。
なのでまあ、値段もだいたい見当がつきます。
徳嵩 :「おおー。ずいぶんと奮発しましたねえ。。。」
お客様:「いやあ、レッスンに通うと決めたので
心機一転、クラブも新しくしようかなと思って」
徳嵩 :「はいはい」
お客様:「なのでせっかくなので、
徳嵩さんに見ていただこうと思いました」
徳嵩 :「なるほど。でも、買ったばっかりなのに、
合ってないですよとか言っちゃっても、
本当にいいんですか。。。?(笑)」
お客様:「え。それは。。。(冷や汗)」
ちなみに、お客様への最後の言葉は、
やり取りの中で冗談半分で言ったんですが。。。
でも、あながち冗談ではないところもあります。^^;
今回ご紹介したような感じで、レッスンにいらっしゃる前に
クラブを新調なさっている方は、少なからずいらっしゃいます。
想像に難くないですが、だいたいそのようなお客様は、
ゴルフに対して熱意のある方が多いですね。
なので、その熱意に免じて
「そのままで、大丈夫ですよ」
と言って差し上げたいところなんですが。。。
「あの番組」の鑑定士さんたちのような
正直、そうした新品を持っていらした方で、
「ビンゴ!」のクラブを持っていらっしゃることは、
極めて少ないです。
これをお読みのあなたもおそらくご存知だと思いますが
「なんでも鑑定団」というテレビ番組がありますよね。
あの番組の中でも
依頼人の方が依頼品を持っていらっしゃって、
鑑定士のプロの人が依頼人に対して
「残念ですが。。。これはニセモノです」
と、言う時って、
まさにこういう気持ちなのかなと思います。^^;
「うーん、悪いなあ」と思いながらも
真実は真実としてお伝えするしかないし。。。
でも、そのお客様の熱意が
「プライスレス」なのも分かりますし。。。
という、もう何とも言いがたい複雑な心境で
「真実」をお伝えするしかないのです。
「◯◯用」は、誰のため?
ですがまあ、こうしたことが起こるのは、
決してこのお客様が悪いのではありません。
少し横道にそれますが、以前のメールマガジンで、
女性のクラブ選びのことについて、少しお話ししました。
男性も必見!女性のゴルフクラブの選び方
2017.06.08
↓
http://g-live.info/click/170608_nikkan/
そこでもお話しした通り、女性の方が来店した場合、
多くのショップでは「レディース用」のコーナーに
お通しすることが、おそらく大半だと思います。
ですが、女性ゴルファーの全てが、
女性用のクラブがマッチするわけではありません。
(むしろ女性用が合う人の方が少ないです)
とはいえ、お店のスタッフも全員が全員、
ちゃんとスイングのこともわかっていて、かつ一人のお客様だけに
1時間も2時間も接客ができるわけではありません。
もちろん最近では、そうした接客ができるショップも
少しずつですが増えてきてはいます。
ですが、まだそうしたお店の方が少ないことは間違いありません。
そうでなければ、ゴルファーがみんなクラブのことで
こんなに困っているわけがありませんから。。。
極端なことを言えば(極端な話ですよ)メーカーやお店としては、
接客をそれほどしなくても売れてくれるほうが、いいはずです。
そのほうが、商売としてだけ考えれば効率がいいはずですし、
お客さまの側としても「買い求めやすい」からです。
だから敢えて「レディース用」「シニア用」といった
くくりを作って、選びやすくしているわけですね。
以前にもちょっとお話ししましたが、
私にクラブのことを教えてくれた竹林隆光さんは
クラブの重量に関して
「その人が振り切れる範囲で、重たいものを」
とだけしか、言っていませんでした。
つまり、クラブについては老若男女はない、
その人それぞれ、という考え方ですね。
果たして「◯◯用」というくくりが、
一体誰のためのものなのかということは
今一度、考える必要があるのかなと。。。
今回の「辛い」シチュエーションを前にして、
改めて思ったのでした。
ということで、あなたがもしフィッティングを
受けていらっしゃらないのであれば、
クラブをお買い求めの前に、お受けしたいのですが。。。
現状、枠がまだ一杯で、
お受けすることができない状況です。
また募集が再開されましたら、このメールマガジン上でも
お知らせしたいと思いますので、もうしばらくお待ち下さい。
それでは、また次回。
徳嵩力一
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