FROM:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
1か月ほど前、レッスンをしていた時の話をします。
その日の生徒さんは52歳の女性、Mさん。
旦那さんに誘われてゴルフを始めたそうですが、
上手くならないので悔しくてこっそり私のレッスンを受けにきてくれました。
そのMさんのレッスンなのですが、途中、すごく気になることがありました。
それはMさんが度々口にする”ある言葉”でした。。。
■「私なんて、、、」
Mさんのレッスンはパターを中心とした内容にしました。
Mさん自身がパターが苦手だと仰っていたのもありましたが、
とにかく早く100を切りたいということでしたので、
一番手っ取り早くスコアアップが期待できるパターからメスを入れていったんです。
Mさんは頭と右手が一緒に動いてしまう、
よくアマチュアゴルファーにありがちな状態でした。
なので、まずはそこを矯正するよう進めていきました。
で、あれこれレッスンをしていくうちに
Mさんがよく口にする言葉が耳についたのです。
それは、
「私なんて・・・」
という言葉でした。
「私なんて元々運動オンチだし・・・」
「私なんて全然センスがないってよく主人にバカにされるんですよ」
「私なんてこんな短い距離も入らないんだからやっぱり才能ないんでしょうね」
たぶんレッスン中に「私なんて」という言い出しを10回は聞きました(苦笑
もちろんMさんはまだまだゴルフの技術は足りていなかったのですが
もっと別の原因で上達が妨げられているように感じたのです。
■ゴルフはメンタルのスポーツ
Mさんにはちょっと辛い言い方になってしまいますが
ゴルファーにネガティブな考えは厳禁です。
ゴルフはメンタルなスポーツとよく言われますが、
本当にその通りだと私は思います。
その時の気持ちがスイングにも表れますし、
何よりパッティングではメンタルが非常に強く影響を与えます。
「私なんてすごくビビリなので、パターが本当に怖くって・・・」
Mさんの場合は自分の言葉が自分自身に
悪影響を与えてしまっているんだと思います。
なのでMさんにはテクニックのアドバイスとは別に
「ネガティブな言葉を意識して使わないようにしてください」
というアドバイスをしました。
実際それから1ヵ月間、Mさんは
そのことを意識して練習に取り組んだそうです。
先週、Mさんに連絡を頂いたのですが、
その時は少し口調も明るくなっていて最近ゴルフが楽しいとおっしゃっていました。
まだ100は切れていないようですが、
そう思えるようになってからの上達のスピードは以前とは比べ物にならないはずです。
■メンタルトレーニング・・・
逆のパターンでは絶対にナイスショット打ってやる!という強い気持ちが
悪影響を与えてしまうパターンもありますね。
どちらにしても、自分のメンタル状態というのは
自分自身では気付くことが難しいですよね。
私が今でもたまにやるのですが、
メンタルトレーニングとしてオススメなのは
昔の偉大なゴルファーの名言を見たりすることです。
自分に当てはまるなという言葉に出会って、
あ!このままじゃいけない!と気づかされることは多いです。
なので、この方法はオススメです。
このメールマガジンでもそういった部分をお伝えできればと思っています。
あなたのゴルフ上達のきっかけは技術だけではないかもしれませんよ。
またメールします。
小原大二郎
追伸:
せっかくなので、いくつかプロゴルファーの名言を挙げておきます。
あなたのゴルフが変わるきっかけになるかもしれません。
『過ぎた失敗は忘れ、目の前のショットに専念し、次のチャンスに賭ける』
ジャック・ニクラス
『相手にアウト・ドライブされることを気にやむのは、愚かしい見栄である』
ボビー・ロック
※アウトドライブ=相手にティーショットの距離を越されること
『ゴルフの唯一の欠点は、面白すぎることだ。』
ヘンリー・ロングハースト
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