「技」ダフった時の対処

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2014.10.19
omori

From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、

こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。

今回は、

 「技・ダフった時の対処」

について話してみたいと思います。
ダフってしまった後、単にショックを受けるのではなく、

 「次からのショットで、どうやってダフりにくくするか?」

というお話をしてみたいと思います。

とその前に「ダフリが起こる最大の原因」についてですが。。。

ダフリの最大の原因

ズバリ、ダフる時はクラブのリリースが早過ぎる時です。

そのほか、ダウンで右肩が下がるとか、
右足体重のまま振ってるとか、
クラブヘッドがインサイドから入りすぎているなど、、、

原因はたくさんあります。

しかし実は、一番多くて、一番深刻なのが、
「リリースが早過ぎる」という事なのです。

もう少し詳しく言うと、体のターンに対してクラブのリリースが
早過ぎることが、ダフリの最大の理由と実感しています。

リリースとダフリの関係

まず、セットアップに対して、
ボールヒットでは、少し手首や腕が伸びます。

体がものすごく正確にターンして、
体の形がそのままセットアップの所に戻ってきたら、
肩から先が伸びる事で、クラブヘッドはボールより下に落ちてきます。

中には手首のコックや腕の形も、セットアップからは
まったく変化しないでボールヒットする人もいます。

完全オンプレーンスインガーと呼ばれる人です。

セットアップでのシャフトの位置に、ボールヒットでのシャフトが
完全に重なって来るということなのです。

世界には5人ぐらいしかいないとも言われています。

ですから、完全オンプレーンスイングは、
基本的には、特別なスイングと言えますね。

ということで、体のターンの量に対してクラブのリリースが早ければ早いほど、
クラブヘッドはボールの手前に落ちてしまうのです。

ようするに、ダフリ易いということになります。

また、シングルクラスの方であっても、
クラブのリリースは、まだまだ理想的とはいえず、
リリースタイミングが早すぎるという場合が多いのです。

ということは、ほとんどの方がクラブのリリースが早く、
そのため、ダフリ防止のためには、
何か対処しておかなければならないということになるのです。

リリースが早い事をどこでカバーすべきか

では、クラブのリリースが早いことは、
そのまま受け入れるとして。

何かでそれを補うことで、ダフらないようにしなければ、
クリーンに気持よくボールをヒットすることはできません。

よくあるのは、ボールヒットに向かって、
頭の高さを上に上げて、ボールと体の距離を離して、
ダフらないようにする動きです。

しかし、このヘッドアップという動きは、逆にクラブのリリースを、
さらに早めてしまう事にもなってしまうのです。

また、頭を上に上げすぎて、トップという事にもなる危険性があります。

このヘッドアップでの対処は、クラブを手て振り回そうとして、
ダフりそうなことを本能で感じて、やってしまうことになるので、
なかなか直すことは難しくなります。

リリースが早過ぎる事へのおすすめの対応方法

ダフった後は、下半身をしっかり使って腰をフルターン
(おへそを打ち出し方向まで向ける)させたフィニッシュを
イメージしてショットしましょう。

早くリリースしてしまったとしても、体がしっかりターンしていれば
クラブヘッドが落ちてくるポイントは、段々打ち出し方向になります。

ためしに、ゆっくりクラブを振りながら
腰のターンを意識的に行わない様にしてみてください。

腰がターンされない程、手前にダフリますね。
そこから、腰をしっかりターンさせるようにしてみてください。

腰がフルターンできる程、クラブヘッドは
ボールの先に向かって落ちてくる様になります。

また、クラブのリリースが早いことで、
クラブヘッドは早い段階で体から離れます。

そうすると、アイススケートでターンを止めるときに、
両腕を大きく広げて回転を遅くしているのと同じ事が起きます。

そうです、体のターンが遅くなってしまうのです。

リリースが早いと、体をターンさせるのに、
力がたくさん必要になるのです。

ですから、リリースが早い事で下半身が動けなくなり、
まだしっかり体がターンしていないのに、
クラブがリリースされることで、ダフってしまうという事なのです。

ということで、下半身を少しでも上半身の動きに負けないように、
しっかり使うことで、ダフル確率は激減します。

下半身をしっかり使う時の注意点

下半身をしっかり使う時の注意点としては、ダウンスイングで
右膝が体の正面方向に飛び出して、
腰がフルターンする前に、ロックされてしまう事です。

右内くるぶしを地面にのめり込ませつぐらいのつもりで、
両腿をキュット引き締め(内転筋群を使う)ながらターンしたいですね。

また、下半身が鋭くターンできても、
クラブを振り遅れるのではないかと不安にお感じになる方もみえます。

しかし、先にお話した両腿キュット引き締めができると、
クラブの通り道も広くなり、グリップが低い所に降りてきやすくなるので、
振り遅れは気になりなりません。

振り遅れで怖いのは、右膝外回りなどが原因で、
手元が高めに降りてきて、左手の甲が上を向くような感じで、
クラブヘッドがインサイドに遅れて来る事です。

手元が、低く降りてくることで、
この大きな問題となるような振り遅れにはなりにくいのです。

また、後でお話するトップからのグリップとクラブが落ちてくる方向も、
振り遅れ防止には効果的です。

ついでに、リリースを遅くするコツ

リリースを正しくする事は、難しい事に分類されるとお話しました。

しかし、ちょっとイメージを変えることで、
その苦難の道も、少しは歩きやすい道になります。

そこで、もう少し実際のといいますか、
理想的なボールヒットでの肩から先の話をしておきます。

手首のコック(親指側へ折れる事)は、
セットアップよりも、ボールヒットでは少し伸びて来ます。

しかし、手首のヒンジ(右手甲側へ折れる事)は、
セットアップの時よりも、もっと深くなっていることが理想なのです。

ショートアイアンほどわかりやすいのですが、セットアップした時、
ボールよりも、手元が打ち出し方向に出た、
ハンドファーストという形になります。

この時、手首は右手甲側に少し折れた、ヒンジができています。

この手首のヒンジは、ボールヒットの時にはセットアップの時よりも
少し深くなってボールヒットさせることが、理想なのです。

ついでながら、タイガーウッズが、トップから20cmも頭が下がって
ボールヒットしてもダフらないのは、この手首のヒンジがあるからなのです。

また、逆に、手首のヒンジをしっかり使って
ボールをしっかり打ち抜きたい事と、ダウンで両股関節を入れて、
しっかり脚を使いたいので、頭が下がってきています。

ま、それは大きく下がりすぎだと誰かに指摘されて、
抑えようとしたみたいですが。

ようするに、手首のヒンジはまだリリースされきっていない状態で
ボールヒットという事です。

形から見ると、手首のヒンジはセットアップの時よりも
少しだけでも深くなった状態でボールヒットしているように見える事になります。

ショートアイアンでは比較的わかりやすいので、
ちょっとクラブを振りながらヒンジを意識してみてください。

手首のヒンジが開放されきっていないことで、
クラブヘッドはまだまだ加速するぞ、という状態でボールヒットします。

そうすると、クラブヘッドが当たり負けせず、強いボールが打てます。

また、ヒンジが残っていると、クラブフェースの面の向きも、
ボールヒットでの影響を受けにくいので、フェースの向きも安定して、
ボールの曲がりもコントロールしやすいのです。

特にアイアンでは、ヒンジが深くなっているほど、ボールに対して
フェースがダウンブロー(下降軌道)で降りてくるので、
ボールにはクリーンにヒットしやすくなリます。

ドライバーショットでは、ボールを左足寄りに置いて、
クラブヘッドの最下点より先でボールに当たるようにしたとしても、
手首のヒンジは、セットアップの時よりも、深い形でボールヒットすることで、
当たり負けしないで、強くて方向性がいいボールを打つことができます。

よく言われる「すくい打ち」というのは、この手首のヒンジがあまりにも早い段階で
リリースされてしまい、ボールヒットではむしろセットアップの時よりも、
右手甲側へのヒンジがなくなり、逆に、左手甲側へ折れてしまって、
ボールヒットする事を言います。

ボールを手で打ちに行こうとすると、このヒンジも、
力づくでリリースしようとしてしまうので、
リリースされすぎてしまうんですね。

手首のヒンジは、ボールヒットに向かて、
腰が目一杯ターンすると、腰がこれ以上ターンでいないというあたりで、
腰の回転速度が落ちてきて、そこで自然に腰から上がしなり戻る一貫として、
手首のヒンジが最後にリリースされるのが理想なんです。

絶対、自分からはリリースしないんですね。
まずは、この手首のヒンジを意識してみてください。

 「え、どう意識するの?」

というご質問が聞こえて来そうですので、お答えしておきます。

トップに向かって手首を固めないように、リラックスさせておくと、
ダウンで体がターンする事に従って、手首のヒンジが深くなってきます。

ここで、手首を固くしてしまっていると、ヒンジはできません。
あくまでも、手首をしなやかにしておくことで、ダウンで自然に出来てきます。

この、自然に出来たヒンジを手首に力を入れて開放しようとしないて、
体のターンを鋭くすることで、クラブが遠心力で引っ張られ、そして
腰のターンが止まり始める事で、一気にヒンジがリリースされるようにします。

さらにもっと追求してみたい方へ
リリースを遅くするコツ

さらに、リリースを理想に近づけるために

 「トップから、グリップをインサイドに落とす事を
  イメージした素振りを行う」

ようにします。

この時、クラブヘッドまでインサイドに落とすのではなく、
グリップだけをインサイドに落とすつもりにします。

実は、インサイドにいくら落としたつもりでも、
やり過ぎにはなりません。どうやったって、
インサイドなんかには落とせないからです。

20秒ぐらいかけて、ゆっくりとシャドースイングするなら
できるかもしれませんが、実際のスイング速度の中では
かなり意識して練習しないと、本当にインサイドに落とすことはできません。

では、なぜインサイドにグリップを落とそうとするといいのか。
それは、トップからいきなり振りに行かなくなるからです。

トップからいきなり振りに行こうとすると、
必ずグリップは体の正面方法に出てきます。

ですから、グリップをインサイドに落とそうとすることで、
いきなりは振れないのです。

いきなりトップからマン振りしなければ、
リリースはそれほど早すぎることにもなりません。

それで、ダフりにくくなるという事です。

また、トップからいきなり上半身が左ターンしようとしないことで、
下半身は左にターンしやすくなります。
上半身が下半身の邪魔をしないわけですね。

その結果、下半身がしっかりターンできて、
ボールヒットでは右サイドに体重がそれほど残るという事はなくなります。

そのため、ダフリにくくなります。

また、グリップをインサイドに落とそうとすることで、
右肩が下がってダフる事もなくなってきます。

グリップだけインサイドに落とすと、シャフトが立った降りてきて、
鋭角な軌道になり、ボールにうまく当てにくくなると、
お感じ方もみえるかもしれません。

しかし、実は、シャフトが立って降りて来て問題となるのは、
アウトサイドインで振って、手元もクラブヘッドも
体の前に出てきてしまった場合なのです。

今回は、ダフった後は下半身をしっかり
ターンさせるようにしましょうというお話をしました。

ついでに、さらに根本的に気持ちの良いクリーンヒットのための、
歩むべき道にも少しライトを当てさせていただき、手首のヒンジ、
トップからグリップを下に落とすという話もさせていただきました。

あなたのできる範囲で、少しづつやってみていただけたらと思います。

では、また。

追伸:

先週のセミナーにご来場いただいたみなさんに
感謝の気持ちをこめて、キャンペーンを開催しています。

期間限定ですので、この機会をご利用下さいませ。

http://g-live.info/click/shinko141016/

*個数限定だそうです

The following two tabs change content below.
大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

「技」ダフった時の対処」への11件のフィードバック

  1. mshio

    68歳、ゴルフ歴14年(54歳から始めました。)、平均スコア95-100です。ここ1-2ヶ月ダフリ、トップに悩んで居る時に大森プロのこの記事を読みました。「手首のヒンジ」には今まで注目したことがなかったので、早速練習なしでラウンド中に「手首のヒンジ」「絶対に自分からリリースしない。」ことを意識してプレーしました。結果、スコアはいつもより悪かったのですがダフリが大幅に少なくなり、また気持ち良くスイングができました。そこで、ここ2週間ほど9番アイアンのみで集中的に練習してきました。すると面白いほどスコアアップしてきて、先日3年来のベストスコア81を出すおまけまでついてきました。まだ、ユーティティウッド(3番、4番、5番)ではダフリが時々でますが、「手首のヒンジ」「トップから、グリップをインサイドに落とす事」を意識した練習を続けていきたいと思っています。記事が出てから2週間も経ってからの報告をご容赦願います。これからも大森プロの理論的なお話を期待しております。

    返信
  2. 福田 誠

    何時も勉強させて頂いています。出来れば動画を交えて説明頂ければ一層理解が深まると
    思います。身体の動きを全て文字で表現されるとイメージが途切れて、説明の真意が理解
    出来ないのです。多分に小生が未熟の域を出ていないのが本音ですが?
     今後も宜しくご指導ください。

    返信
  3. sakata

    富山県の大山カメリアでのレッスンをして頂いた阪田です。
    朝から日没まで、15ヤードキャリーの練習ありがとうございました。

    あれからほぼ毎日、ターゲットにスティックを向けて
    ひたすら15ヤードキャリーの練習を続けています。

    お陰さまで、右膝の外回りはかなり解消され回りやすくなりました。
    指を弾くイメージでの体の使い方が今一つ分かりませんが
    トップまでに左の背筋が緊張されることを意識すると
    弾けるようにスイングできるように感じますが
    こんな感覚でいいのでしょうか?

    お尻のポケットの引き上げも意識しています。
    飛距離も格段に伸びています。

    ヒンジの意識も15ヤードからドライバーまで忘れないように
    毎日練習あるのみです。

    もう少し身についたら、またレッスンに参加もしたいと
    思います。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      「トップまでに左の背筋が緊張されることを意識すると、弾けるようにスイングできるように感じます」とのこと。左の背筋=左肩甲骨の後ろ側ですね。この部分が引き伸ばされて、勝手に縮もうとしてくれる事を、感じられるようになったということは、いいことです。上半身の他の部分の、不要な緊張とか力みが解消されてきた証拠でもあります。

      さらに、指ぴゅん(ビンタとかのように、指を引っ掛けて跳ねる動き)をスイングで感じるためには、クラブヘッドがトップに向かっている内に、下半身が先行動作(左膝がセットアップのポジションに戻るとか、さらには両股関節がトップから少し入った形になって、腰が左に少しターンを始めるとか)ができるようになると、自然に上半身が引き伸ばされて、指ぴゅんをスイングでも実現しやすくなります。できそうな事から挑戦してみてください。

      また、富山に伺って、日が暮れるまでごいっしょに練習する日を楽しみにしています。まるで、少年時代に戻ったみたいに。次回は、奥様もご一緒にお誘いいただけるといいかもです。

      返信
  4. げっと

    げっとと申します。
    貴重でわかりやすい解説、ありがとうございます。
    ど素人からの質問で大変申し訳ございませんが、
    グリップをインサイドに落とす とは、
    具体的にどういった動きになりますか?
    ご指導お願い致します。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      「グリップをインサイドに落とす とは」についてお答えしておこうと思います。

      ダウンスイングにおいて、トップから腕とクラブが自由落下したら真下に落ちると言います。それが、真下よりも、体の右側に落ちることを、インサイドに落ちると言います。実際には、ダウンスイングで体は左にターンするので、インサイドに本当に落とすことは、まずできません。しかし、トップで左肩をその場に置いてくるイメージで、クラブと腕が真下に落ちるようにすればするほど、インサイドに近い所にグリップを下ろしてくることができます。

      返信
      1. げっと

        ご回答いただきありがとうございました。
        本日さっそく、大森プロの解説を自分なりにイメージし練習場に行ってきましたが、
        案の定イメージ通りにスインスすることは出来ませんでした。
        あれもこれもでは、結果なにも身にならないので、
        小原プロのおっしゃる通り、1スイング1ポイントで
        解説を読みながら一つ一つ丁寧に練習していきたいと思います。
        

        返信
  5. tamonji

    大森プロの解説は、いつも論理的且つ詳細なので納得しやすくて信頼感があり、比類なき解説者だと尊敬ています。
    すぐに練習に取り入れています。

    返信
  6. 高橋 誠治

    大森先生
    お世話になっております。

    『クラブヘッドがインサイドから入りすぎている』となぜダフリやすくなるのでしょか。

    私は、30ヤード程度のアプローチでインサイサイドに上げるクセがあり、この場合は結果としてダフることが多いように思います。(クラブヘッドがインサイドから入りすぎていることが原因?)
    少し真っ直ぐ上げるように意識すると、ダフリもなく割と素直な球が出てくれます。
    『クラブヘッドがインサイドから入りすぎている』→『腰のターン不足』→『ダフリ』という解釈でよろしいのでしょか。
    理屈を理解して練安定したスイングを身に付けたいです。よろしくお願い致します。

    P.S.『右内くるぶしを地面にのめり込ませるぐらいのつもりで、両腿をキュット引き締め(内転筋群を使う)ながらタ-ン』するイメージでスイングすると右膝が体の正面方向に飛び出しにくく、インパクトに向けて右脚も使いやすくなりますね。
    また、ボールヒットの時にセットアップ時よりも手首のヒンジが少し深く、ハンドファーストでボールヒットするイメージだと『リリースポイントを遅らせるためのティーを打たない練習』も上手く出来ますね。
    スイングを考えれば考えるほど、課題も疑問点も増えますが、まずは、シャドースイングでしっかりイメージして練習に励みます。
    本日も、とても身になり、練習の励みになるお話ありがとうございました。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      ご質問『クラブヘッドがインサイドから入りすぎている』となぜダフリやすくなるのでしょか。について。

      ゆっくりシャドースイングをしながら、ボールヒット直前に、手首のコックを増やしたり、減らしたりしてみてください。コックが少ないほどクラブヘッドは地面に近くなり、かつ、インサイドに入ります。ボールヒット直前ではわかりにくいとすると、テークバック開始をゆっくりやってみてください。コックが多く入るほど、クラブヘッドは上に上がり、コックが少ないほど、インサイドにクラブヘッドが入ってきます。

      ということで、クラブヘッドがインサイドからボールに向かう状況では、かなりの確率で、クラブヘッドが低いところから入っています。そして、その原因は手首のコックをリリースし過ぎているという事です。

      理想的には、シャロー(浅い軌道)に入ってきた方が、ボールヒット直前でのクラブヘッドが安定して、ショットが安定します。しかし、手元が低いのではなく、単に、コックがリリースされ過ぎて、クラブヘッドが早い段階で低くなり過ぎていると、ヘッドが安定するというより、単に、ボールの手前にヘッドが落ちるということになります。

      その他、ヘッドがインサイドすぎるところから入ってしまう原因で、上級者に多いのは、手元が浮いて、かつ左脇が空き、左手の甲が上を向きになる感じでボールヒットに向かってしまう場合があります。これは、ボールを捕まえたいとか、右膝外回りとかが原因になります。この場合はクラブヘッドが低いのみならず、本当にインサイドに振り遅れています。我々はよく「ヘッドが垂れている」といいます。このケースでは、ボールヒットでクラブヘッドを急激に閉じる動きも出てしまいますので、ダフルというよりショットは安定しません。

      その他にもいろいろインに入る原因はありますが、ここではこれぐらいにさせていただきます。

      もう一つのご質問『クラブヘッドがインサイドから入りすぎている』→『腰のターン不足』→『ダフリ』という解釈でよろしいのでしょか。について。

      クラブヘッドがインサイド過ぎる事の原因が、手首のコックがリリースされすぎていることだとすると、腰がターンしていない割に、クラブのリリースが早く多かった事になります。ですかから、ご質問に対する答えとしては、そうです。ということでも間違いではない場合はかなり多いということになります。

      腰のターンが不足していなくても、先ほどの上級者での例とか、右肘はずれの振り遅れで、インに入ることもありますので、一概に言えないところですが。

      いずれにしても、手首のリリースに関しては、ものすごく重要です。ゆっくりシャドースイングや、クラブヘッドのティー上通過練習などで、特に手首のヒンジのリリースが、力づくで行われないで、ボールヒットに向かってしっかりタメられた状態で、ヒンジがリリースされ始めたぐらいでボールヒットする感覚を身につけてください。絶対、ゴルフが簡単になり、楽しくなります。

      返信
      1. 高橋 誠治

        大森先生

        解りやすいご解説ありがとうございました。納得しました。

        ゆっくりシャドースイングや、クラブヘッドのティー上通過練習で、ゴルフが簡単に、楽しくなるように頑張ります。

        返信

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