From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、いわゆる「ゴルフのセンスがない」ほうが幸せ、という話をします。
「いや、自分にはゴルフの才能ないから」
そんな方にこそ、今日は読んでいただきたい内容です。
スポーツの上達を考える上では大切なことをお話しします。
■天性でやれてしまっている人。。。
特にプロゴルファーなどはそうなんですが、アマチュアでもいわゆる
「天性」
のようなものでゴルフができてしまっている人というのも、
実は少なくなかったりします。
子どものころから、身体を動かすことに慣れていたり、
いわゆる野球などでバットを振り回すスポーツをしていたりして、
クラブを振るときに「カン」が働いてしまうような人ですね。
そういう「カン」を持っている人が、
これも持って生まれた「負けず嫌い」の気持ちでゴルフの練習をすると、
やり方は適当でも、ある程度のところまでいけてしまう。。。
多くはないかもしれませんが、そういう人も少なからずいらっしゃいます。
実際、そうした天性やカンをお持ちの方というのは、
努力で積み重ねている人がものすごい苦労をしているところを、
あっという間に乗り越えてしまいます。
そんな人を見ていると、
「自分には到底無理だ。。。」
「これで自分が努力してゴルフをやる意味なんてあるんだろうか。。。」
そんなふうに思ってしまう人もいらっしゃると思います。
■天性は再現性がない
私も大人になってからゴルフを始めた人間ですから、
そうしたアマチュアゴルファーの気持ちは、とてもよくわかります。
でも、ハッキリ申し上げて、そうした天性やカンだけでは
長いゴルフ人生を戦えないというのも、また事実です。
これは別にプロゴルファーだけではなくて、アマチュアも同様です。
そうした天性のカンをお持ちの方は、いい面ももちろんあるのですが、
何も考えていない分、欠点もあります。
その最大の欠点は、、、
「一度忘れてしまうと再現するのが難しくなる」
ということです。
これはどういうことかというと、、、
いわゆるセンスがある人というのは、
そのセンスは意識して身につけたわけではないので、
何をすればうまくなるのか、うまくならないのかを知りません。
そうすると、たとえば何かのきっかけで上手く行かなくなったときに、
どうすればいいのかわからない、、、ということになってしまいます。
天性には再現性はないんですね。
■実はセンスがある人は「不幸」?
じゃあ、天性のある人であれ、ない人であれ、
「正しい努力を継続すること」
これこそが、最終的には近道なのだと、私は思います。
センスだけでやっている人というのは、
いわゆる「努力のしかた」がわかりません。
でも、それこそセンスのカタマリのようなプロゴルファーでさえ、
普通の人では想像もできないような努力を重ねてプロになっています。
ハッキリ言って、センスだけでゴルフをするなんて、
うまくなる喜びを知らないわけですから、
それはゴルファーとしては「不幸」とも言えるのかもしれません。
しかし、正しい努力を知っていること、
ゴルフには何が大切で、何が大切でないかを知っていれば、、、
ゴルフのセンスがなかったとしても、
一つひとつの壁を乗り越えていくことができますし、
その壁に達成感を感じることもできるでしょう。
そういう意味では、センスがない人のほうが、
ゴルフをやることの喜びを知っている人、と言えるかもしれません。
センスがある人は確かに幸せです。
でも、もしあなたがセンスがなかったとしても、
センスがある人以上の喜びを、ゴルフは与えてくれるかもしれませんよ。
またメールします。
小原大二郎
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