新年・タイガーウッズからのアドバイス

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2015.01.05
koga

From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、

こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年初のはじめにどんな内容をお届けしようかと
思ったのですが、、、

ここでちょっとしたたとえ話をしたいと思います。

この内容はおそらく、あなたの2015年のゴルフを大きく
ステップアップさせるだけではありません。

これからあなたがますますゴルフを上達させていく上で
とても重要な話になるはずです。

とはいえ、新年最初ということもあるので、
小難しい話にするつもりはありません。

どうぞ軽い気持ちでお読み下さい。

想像してください。

たとえば、あなたがもしゴルフで何らかの問題点を抱えていて、
私、古賀から直接レッスンでアドバイスをもらったとしましょう。

さて、その帰り道のこと。。。

あなたが道を歩きながら古賀のアドバイスを復習していると、
目の前に超有名なレッスンプロが現れました!

あ、このレッスンプロは誰を当てはめても大丈夫です。
テレビや雑誌に出てくるプロの方ということで。

突然のことだったので、
あなたは何が起こったのかわかりません。

でもあなたは運良く、そのプロからもゴルフの問題点について
アドバイスをもらうことができてしまいました。

(たとえ話ですから、楽しんでお読み下さい)

しかし、困ったことに。。。

私、古賀のアドバイスと、そのプロコーチのアドバイスは
ほぼ逆のことを言っていたのです。

さあ、有名コーチのくれたアドバイスが、古賀のアドバイス、
あなたはどちらのアドバイスを信用するでしょうか?

有名コーチ? それとも、私?

どうでしょう? ちょっと意地悪なアドバイスかもしれませんが、
なかなか判断するのが難しかったのではないではないのでしょうか。

でも、本音を言えば、実績も知名度も私より上のコーチのこと
アドバイスを信頼したのではないでしょうか?

あ、私のことは特に気にしなくても大丈夫ですよ(笑)。

 「そんなことはありません。
  私は古賀公治のアドバイスを信頼します」

そんなふうに言ってくださった奇特なあなた。
どうもありがとうございます。

じゃあ、さらに以下のような体験をあなたがしたとしても、
あなたは私のアドバイスを選んでくれるでしょうか?(続きをどうぞ)

さて、奇特なあなたは、有名コーチと古賀のアドバイスの
板ばさみにあいながらも、古賀のアドバイスを信じることに決め、
自宅に向かって歩き出しました。

しかし、寒いので温かい飲み物が飲みたくなったあなたは、
帰る前に自宅近くのコンビニに寄ることにしました。

コンビニの自動ドアを入り、ふと左側にある雑誌コーナーに
目を移すと、なんとそこには。。。

タイガー・ウッズがいたのです!

(ありえない展開ですが、あくまでも作り話です。お気軽に)

タイガー・ウッズは、コンビニで雑誌を立ち読みしていました。

そしてここでもあなたは、タイガー・ウッズに
あなたのゴルフの問題点をアドバイスされてしまいました。

さぁ、どうでしょうか?
古賀に傾きかけていたあなたの心がざわざわしてきませんでしたか?

だって何しろ、相手は世界のタイガー・ウッズです。
そのタイガーから直接アドバイスをもらえたのです。

それにしても信じられないですよね。
こんな幸運があるなんて。。。。

さあ、ここで改めてあなたに質問です。
あなたの元には今、

・古賀公治のアドバイス、

・有名プロコーチのアドバイス

・そして、世界のタイガー・ウッズからのアドバイス

3人からのアドバイスが出揃ったわけです。
しかも、3人のアドバイスは全て違うものでした。

改めて聞きます。

信用するのは、古賀公治ですか?
有名コーチですか? それともタイガー・ウッズですか?

あなたがタイガーを選ぶ確率=90%です。

「どうして、そんなことがわかるか?」
それは統計的にそうだからです。

もしあなたが自分なりの明確な選択基準がない場合は、
知らず知らずのうちに「肩書き」を重要と考えて、
タイガー・ウッズのアドバイスを選んでしまうのです。

そんなことはない、と思うかもしれませんが、
たいがいは一番有名な肩書を持っている人間のアドバイスを
選んでしまうものなのです。

もちろん私は、そのアドバイスが合っているとか間違っているとか、
そういうことを言いたいのではありません。

あなたが頭に描いた有名コーチのアドバイスも的確でしょうし、
タイガーのアドバイスになにか触発される可能性も十分にあります。

私が問題にしたいのは、なぜそのような選択を
ついしてしまうのか、ということです。

そうなってしまう原因。それは、、、

 「真実は一つである」

そう思っているからではないでしょうか?

「一つしか選べない」と思っているからこそ迷います。

そして、そこに自分の明確な判断基準がない場合は、知らず知らず
「肩書き」を基準にしてアドバイスを選択をしてしまうのです。

 「そんなこと言ったって、アマチュアなんだから
  判断基準を持てなんて無理ですよ。。。」

はい、おっしゃるとおり、そうした判断基準を
すぐに手に入れるのは、なかなか難しいものです。

であれば、あなたが取るべき行動はこうです。

あえて選択しないこと

そう、ここでは「選択してはダメ」なんですね。

ここであなたに入ってくる情報は、
全てあなたの“心のタンス”にしまっておくのです。

それはたとえ、あなたの気に入らない人からの
情報だったとしてもです(ここ、難しいところですが)。

そして、あなたは“心のタンス”にしまったアドバイスを、
必要な時に必要なものだけ取り出して、使ってみるようにします。

その時のあなたに一番効果がありそうな
アドバイスを使ってみる。。。これが、基本です。

もちろん、うまくいけばそのまま使えばいいですし、
うまくいかなければ使うのを止めて“タンス”に戻しましょう。

いいたとえかどうかはわかりませんが、
夏が過ぎたら、冬物との衣替えをしますよね?
それと似ているかもしれません。

とにかくアドバイスを出したり、引っ込めたりするのです。
アドバイスが合わなかったからといって、
決して捨てたりしてはいけません。

私の経験で言えば、その「合わなかったアドバイス」というのは、
半年~1年後ぐらいに「目からウロコのアドバイス」になっている場合が
非常に多いのです。

それにこうして“心のタンス”にしまうようにしておけば、
「誰のアドバイスが自分に合っている?」なんて考える必要もなくなります。

有名コーチだろうが、タイガー・ウッズだろうが、
誰があなたにどんなアドバイスをしてきても、関係なくなるのです。

逆に選んだり、迷ったりするのは、
「さーて、どのアドバイスを使おうかな?」と
“心のタンス”を開けたときだけになるのです。

アマチュアの方というのはどうしても情報が少ないので、
「真実は一つである」というワナに陥りがちです。

ですが、アレも一理ある、こっちも確かにそうだ、
といったん心にしまっておいて、後で有効活用するほうが
よっぽど有意義なことではないでしょうか?

今日はこんなところにしておきます。

新年一発目ということもあって、
ちょっと本質的なところをお話しましたが、いかがでしたか?

もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。

画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。

なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。

それでは、今日はこのへんで。
改めて、今年もよろしくお願いいたします。

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*本日1/5(月)最終日!

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古賀公治
レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。
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古賀公治

古賀公治 について

レッスンプロとして26年間に指導した生徒は延べ15万人、指導時間38,000時間以上。多くのクラブチャンピオンを輩出するなど、アマチュアゴルファーの名指南役として活躍。父は元関西プロゴルフ協会会長として、JGTO初代代表の島田幸作氏や賞金女王3回の大迫たつ子氏を指導した古賀春之輔。主に関西を拠点にレッスン活動を行なう。やり方を一方的に押し付ける指導ではなく、アマチュアの立場に立った理路整然かつ懇切丁寧な指導は、レッスンを受けるアマチュアゴルファーからは絶大な信頼と支持を得ており「カリスマインストラクターの通訳役」とも呼ばれる。2014年6月よりゴルフライブの講師としての活動を開始。

 

新年・タイガーウッズからのアドバイス」への19件のフィードバック

  1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

    山尾さん(facebookより)

    こちらこそ宜しくお願いします。山雄さんのスキルアップに最善をつくさせていたたく所存です。

    返信
  2. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

    鵜飼さん(facebookより)

    その経験の積み重ねによって「気づき」のチャンスが増えてきますよ。

    返信
  3. ノリさん

    古賀プロ、明けましておめでとうございます。
    「天網恢恢祖にしてもらさず」という言葉ありますが、教わる側の「網」の質も考えなければならないでしょうね。
    プロを教えるレッスンプロだから一般アマチュアへの教え方もさぞかし上手いのだろうと思いがちですが、そうでもないようです。ゴルフ雑誌のプロによるレッスン取材でも困った現象が起きているようです。ジュニア出身のプロが殆どになり、自身のやっているスウィングを説明できないという状況が増えているのだそうです。歩くが如く当たり前の動作が体に染み付いてしまっている彼らは、自らの感覚を一般アマに分かるように説明出来ないというのです。それを何とか文字にまとめるのがライターさんの仕事です。しかし、そのライターさんのゴルフスウィングについての理解度によって大きく内容が変わってしまいます。ライターさんにしても仕事ですから、不評を買うような内容に出来ません。安全パイを振って、ぼやけた表現にしようとします。結果、読み手の私たちは「何だか分かったような分からないような・・・・・?」という印象を持ってしまいます。一番良いのは、スウィングを熟知していてプロの言っていることを読み手に理解できるような言葉で伝えることができる古賀プロにそういう解説をしていただくと良いと思います。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      ノリさん

      全くその通りです。ジュニアからゴルフを始めたプロは感覚でゴルフを覚えてきたので、第3者に「何故そうした方がいいのか」「こうしたらこうなる」という説明が出来ません。腰を回そうと思わなくとも勝手に回ってしますのですから、その動きも説明すると言う発想が浮かびません。

      ところが彼らも30代後半になると、今まで勝手に動いていた腰も、意識しないと動かない様になります。ここに対応出来ないツアープロが消えていくのを幾度も見てきました。ライターの件も同感です。

      以前取材を受けたとき「股関節を切り上げる」と説明したところ、雑誌を見ると「突き上げる」と私の意図しない文書に変えられていた経緯があります。

      私がDVDを出そうと思ったきっかけは難解な言い回しをアマチュアの方にも理解出来るその通訳が必要との思いからでした。

      今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします。

      返信
  4. 田沼 宏之

    情報という魔物に対する本質的なご助言、有難うございました。
    肩書きのある者の意見に傾くのが圧倒的に多い、というのは誠にかなしい真実だと思います。
    だから、すぐ選択しない、各種情報はしばらくしまっておいて後から引き出しから出す、というのは納得がいきます。
    他の一般的な情報(思想から、健康的食養、等々)についても、せいぜい300年続いていたら信用して良い、という考え方もあるようです。
    タイガーを含めた3人のコーチの間では、こんな優れたアドバイスをしてくれるのですから私は躊躇なく古賀コーチを選びます。
    これからも、目のうろこを洗うようなアドバイス、楽しみにしています。
    よろしくご指導お願い致します。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      田沼さん

      言い方は悪いですが、ティーチングプロというのは、だいたいがツアープロに成れなかった落ちこぼれです。でも、それだけにアマチュアの方の悩みが理解出来るという側面があります。

      1%を選択していただいたことに恥じぬよう頑張りますので宜しくお願いします。

      返信
  5. Sammy

    自分での、悩みでの、情報になりますね、
    今の課題は、何か?ひきだしに、入れる、
    使い方、だす、終う、技量upに、ひきだしが
    おおいほど、いいですね、あとは、使い方と
    確認ですね!とても参考に、なりました
    ラウンドメモ、等、ノートに記載してますが、
    ひきだしを開ける、ノートから、いい方法が
    あれば、よろしくお願いします!

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      Sammyさん

      何度か申していますが、新しい情報を得て、ビビっときたものと引き出しにいれていたものとの関連を考えることです。関連が理解出来たとき、それはあなた自身のイメージとなります。

      返信
  6. kazu

    古賀プロ あけましておめでとうございます。
    古賀プロの柔軟な発想が大好きなゴルフバカです。

    レッスンプロによっては、様々な情報をシャットアウトして自分の言う事だけを
    信じなさいという方がいますが、現在の情報社会で生きていますとかえって窮屈に
    なってしまいます。ゴルフ好きな人間にとってゴルフ雑誌を読むことは楽しみですから(笑)

    僕は情報やアドバイスは取捨選択だと思っていたのですが、タンスの引き出しにしまって
    おいてもいいのですね。

    また肩の荷が下りた気持ちです。今後のメルマガも楽しみにしています。ありがとうございました。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      Kazuさん

      私は「起こることを起こしてはいけない」と言っています。ただ、起こる為には訓練が必要です。

      多くアマチュアの方が出来ないターンオーバーは左腕のローテーションが必須となりますが、この動きは他のスポーツでの比喩が難しく訓練するしか方法はありません。

      そういう方には「右手を返せ」と指導しまずは引っかかる感触を体感していただくこともあります。

      週刊誌等では、その時の企画に合わせるよう、プロの言葉を校正しているで注意が必要です。

      返信
  7. Tanaka  Tadao

    新年おめでとうございます。
    いいアドバイスありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。一度心のタンスにしまっておいて、必要に応じてそれを引き出して活用する。そういうふうにしたいと思います。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      tanakaさん

      大切なことは取りあえずは一度実践してから引き出しにいれるということです。

      そうしないと、関連した情報が目の前を通過しても見逃してしまいます。

      返信
  8. 金谷泰三郎

    古賀プロ
    明けましておめでとうございます。
    今年も宜しくお願い致します。
    引出に情報を多く持つことはもっともだと実感しています。今年は私にあった情報を引出に多く入れ、実践に応用できるよう頑張ります。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      金谷さん

      合う、合わないと選択せず、取りあえず実践して引き出しにいれて下さい。

      返信
  9. 芝刈り名人

    古賀プロへ

    『傾聴・受容・実践』・・・私の好きな言葉です。
    今年はこれにフィルターを掛けずに幅広く講師の声を聴き、引き出しを増やしつつ
    中身も整理整頓し練習にコースにと活用できるように努めてまいります。

    今年一年が古賀プロにとりまして実り多い年でありますようお祈りしております。

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      芝刈り名人さん

      ドリルの目的は

      1.まずは自分が何ができていないか知る
      2.練習して意識的に出来るようにする
      3.完全に習得して自分のものにする

      そのための第1歩が気づきですがどうすれは出来るように熟考し行動することが大切ですね。

      返信
      1. 芝刈り名人

        古賀プロへ

         多くのドリルの中で出来ていないことが数多くありますが、その中でもバックスイングと
        ダウンスイングで下半身を主役にした『勝手にクラブが上がってしまい、無意識に降りてくる』
        このことが一番求める結果とかけ離れています。
        どうしても腕に頼ってクラブを上げ下げしている為に、手の降りてくる位置がバラバラになり
        右へのプッシュと左へに引っ掛けが治りません。
        今年は始まったばかりですので、最少形からもう一度ドリルをおさらいしてみます。
        特効薬はないかとは思いますがプロからアドバイスがありましたらご教授下さい。

        返信
  10. イーグル

    古賀プロ
    あけましておめでとうございます
    エンジョイゴルフレッスンの方でも御世話になっていますが、今年もよろしくお願いします。

    ゴルフライブの先生方のメールでのお話は前半の部分で大体後半の流れは分かるのですが、今回の「選択してはダメ」と言う話は新鮮な感じでした。

    問題は、引き出しの中身がいっぱいで整理されていないので、1年後に上手く引き出せるかどうかが心配です

    返信
    1. 古賀公治古賀公治 投稿作成者

      イーグルさん

      上記でも申しましたが、取りあえずは実践することです。

      情報だけをメモするだけでは、ほんとうの引き出しにいれたことにはなりません。

      返信

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