From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
よく生徒さんからいただく悩みの中の一つに、
「メンタルが弱い」という話を聞きます。
その「メンタルが弱い」の中身を少し詳しく聞いてみると、
「失敗を後まで引きずってしまう」
「序盤の失敗が気になってしょうがない」
こんな悩みが多いようですね。
■失敗は誰でもするもの
これを解決するには、
2つの考え方をもう一度確認しておく必要があります。
その2つの考え方とは、
1.誰でも失敗はする
2.トータルで勝つことを考える
この2つです。
まず、一つ目ですが、どんなにすごいプロゴルファーであっても、
必ず1回のラウンドで少なくとも数回は「失敗」をしています。
(もちろん失敗の大小はありますが)
そして、失敗というのは、必ずリカバリーする手段があるのです。
リカバリーのできない失敗というのは、この世にはありません。
林に打ち込んでも、一度で確実にボールを出せれば
その後グリーンに確実に乗せて、ボギーで上がれるかもしれません。
ティーショットでOBをしてしまっても、
気を取り直して次にフェアウェイに付けられれば、
ダブルボギーでしのげる可能性は十分にあります。
ダブルボギーを出しても、次のホールで確実なゴルフでパーが取れれば、
2つのホールで実質トントンに戻すことだってできます。
■目先で勝つか? トータルで勝つか?
そこで二つ目ですが、
ゴルフというのは18ホールで勝負を決めるものです。
プロのプレーオフのサドンデスなどは別ですが、
1ホールで勝負が決まるものではありません。
そこで求められるのは、トータルでゴルフを考える視点です。
トータルで考えることができる人は、目先の失敗をしても、
すでに次のことに目を向けることができます。
逆に、目先の失敗にとらわれてしまう人というのは、
その失敗が気になって、次に行くことができません。
つまり、目先の1打、目先の1ホールで結果を出そうとすればするほど、
気がつけばトータルで思うような結果が出ない… ということになります。
やってしまったミスショット、終わってしまったホールを考えるより、
ミスをいかにリカバリーするか、次のホールでも変わらずに攻められるか、
これが重要になってきます。
ちなみに、次のホールで無理にスコアを取り返そうとするのは逆効果です。
私の経験上、次のホールも自分のゴルフに専念するほうが、
結果としてよいほうに転ぶことが多いようです。
■失敗を後でつぶす技術を身につければいい
どんなことでも、視点が短期志向であると、得られる結果も小さいものになります。
ですが、視点が長期志向であれば、得られる結果は大きいものになります。
1つ2つのホールでスコアメイクをしようとするから苦しいわけですよね?
トータルでスコアメイクを考えれば、失敗したら失敗したで、
うまくいったらいったで、次の手を考えていけばいいわけです。
もっと言えば、自分がした失敗を、失敗の後でつぶせるような練習を
普段からしておけばいいです。
フェアウェイバンカーにつかまりやすいなら、
FWでバンカーから打つ練習をしておく。
林に打ち込むことが多いなら、目標の場所が見えなくても
距離をコントロールして打てるように練習をする。
OBを打ってしまったら、次のショットでOBを打たないような工夫をする。
(私はよく、OB時には1打目とティーの場所を変えることを提案しています)
18ホールをホールアウトして、どんなスコアになっていたいか、
これを考えられるかどうかが大切です。
自分の普段のスイングというのは、年齢、身体の変化とともに、
そのつど変えていく必要に迫られるかもしれません。
ですが、失敗時のリカバリーのショットというのは、
身につければほぼ「一生モノ」です。
ハッキリ言います。
あなたはメンタルが弱いのではありません。
失敗した時、トータルに考える視点があれば、
失敗した時に対処できるカードがあれば、あなたは強いゴルファーになれます。
またメールします。
小原大二郎
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