「心」この一球に意識を集中

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2016.12.18
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は

 「心・この一球に意識を集中」

というお話をさせていただきます。

目先のことを考えないことで、
あなたの行動は劇的に正しい方向へと向かいます。

目的をしっかり抱いて、日々の目標をクリアしようと努力することは、
なりたい自分になるためにはなくてはならないことです。

しかし、目先のことに囚われていては、
あなたの最善を尽くすことはできません。

と、その話の前に。

一点だけ、先に業務連絡をさせてください。

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では、話を戻します。

例えばこんなこと

例えば、死を宣告された悪人がいたとします。

しかし、それまでいくら悪事を繰り返してきた人と言えども、
それまでの乱心を反省し、善人に返るのではないでしょうか。

それは、先のことを考えられない、今しかなくなるからです。

今がすべてならば、人はその今できる最善のことを行います。

死を覚悟したら、それほど先のことは考えなくなると思います。

そうしたら、目の前で今起きている出来事に対して、真摯に向き合い、
自分ができる最良のことをやろうとするのではないでしょうか。

もうひとつの例として、私が早期退職して、
エンジニアからゴルフのコーチに変身する
最後の後押しをしてくれた出来事があります。

それは女房の胃の手術です。

いつも元気で明るい女房を見ていると、
病気とは無縁と思い込んでいました。

ところが、人間ドックで胃粘膜下腫瘍が発見され、
胃の一部を切除することになったのでした。

現在は術後後遺症からもだいぶ回復して、
まあまあ普通に食事ができる感じになってきて、一安心しています。

ちょうどそのころ私は、早期退職して
ゴルフのコーチングの道を目指そうと計画していました。

しかし、いざ踏み出そうとしても、
なかなか最終判断できないでいたんです。

そんなタイミングで女房がついさっき施術するまでは普通に見えたのに、
体にはたくさんの管が通され、べットに横たわっている姿を目の前にしたのです。

そのとき、自分だっていくら健康に気をつけていたとしても、
ある確率ではどんなことになるのかわからないと、切実に思ったものです。

それで、よし、今できることをやり、自分がなりたい姿になるための
最善をつくそうと決意したのでした。

ようするに、一年後に自分は生きていないかもしれないと思ってみたのです。

もし、自分が余命1年とか言われたた、今から何をするのかを考えてみました。

その結論が、自分が今一番なりたい姿に向かって
無駄な時間を使っている場合ではないと、ハッと気づいた瞬間です。

そういえば、若い頃の私のトレーニングでの口癖は、
「明日はないものと思え」でした。

この言葉は、徹底的に体を使い切って、もうこれ以上無理、
というところまで自分の心と体を追い込むための呪文です。

ま、今思えば、自分の回復力を過信しすぎた、
ある意味オーバートレーニングに陥る危ないやり方だったのですが。

ところでゴルフでは

ところで、あなたはゴルフで目の前の一球に
すべてをかけることができていますか。

自分ができる限りのことを尽くして、目の前にあるこの一球に
全身の細胞のすべてを向けることができますか。

それは無理でしょ、心臓だって動かなければならない
なんて考えてはいけません。

気持ちです。

あくまでも全細胞を向ける気持ちが大切です。

でも、心臓だって、ボールをターゲットに運ぶために
筋肉に必要な血液を運んでいるのですから、
ターゲットにボールを運ぶために働いているのです。

ついつい目先のこと、例えば、残り3ホールをボギー以下なら
初の100切り、とか考えていませんか。

以前にもお伝えしたように、練習でもスイング中2つ以上のことを考えると、
一つとしてうまく修正できません。

ラウンドなら、ターゲットにボールを運ぶことだけに集中します。

でも、そんなことはわかっていたとしても、なかなかできないでいる自分に、
はがゆさをお感じのことと思います。

どうすればいいのか

では、どうすればいいのか。

ずばり言って、セットアップルーティンで解決させましょう。

セットアップルーティンは、
いつも同じ手順でセットアップにはいることです。

同じ手順、同じ時間での動作は、
心を一定の状態にしてくれる妙薬です。

日本の伝統文化である茶道でも、一定のお手前を行うことで、
心を静めて無の境地にしてくれます。

セットアップルーティンが安定してくれば、何も考えなくても
体は勝手に反応して動いてくれます。

無意識の中でいつもと同じ動きをしてくれます。

そうなればしめたもので、
ショットの動作も普段どおりに勝手に体が反応します。

セットアップルーティンの始まり

どこからがセットアップルーティンなのかという話もありますが、
私は基本的には打つクラブを選んだ瞬間から
すでにルーティンが始まっていると考えています。

まずは、ボールとターゲットの関係や、ボールとライの状態などを確認してから
クラブを選択するための情報を収集します。

そして、クラブをキャディーバッグから抜いて、
ボールとターゲットの関係を再確認して、素振りを行って、
ヘッドをボールの後ろにセットしてという感じで別世界に入っていきます。

通常のカートとかキャディさんに手渡されるとか、
ボールの近くまでは可能性のある何本かは持っていくこともあります。

そんな場合も含めて、ターゲットの近くで、
よしこのクラブで行くと決めたところからが
セットアップルーティンの始まりです。

ただし、練習場では同じクラブで連続して何球か打つことになるので、
セットアップルーティンの始まりは、打つクラブを決めた時点ではなく、
ターゲットを再確認したところからとなります。

セットアップルーティンを作る

動作が心を作るなんて信じられないなんて言っていないで、
まずはあなた独自のセットアップルーティンを作ることから始めましょう。

最初は、だれかのセットアップルーティンを真似してみて、
あなたなりにいろいろ変えていけばいいです。

また、ルーティンとしては複数あってもいいです。

例えば、フルショット用と距離が余ったときの微妙なアプローチショットなどが
異なっていてもいいです。

通常のノーマルショットでは両手のグリップを作ってから、
ヘッドをボールの後ろにセットします。

しかし、ヘッドの開き具合とか、シャフトの角度などを微妙に調整したい場合は
ちょっと変えたパターンを用意しておいてもいいです。

その場合は、右手でクラブを持って、
ボールの後ろにヘッドをねらいどおりにセットしてから、
そこに左手を滑り込ませることもありです。

そして、ターゲットラインは練習場のマットの上と、
ラウンドなどでの芝の上ではその設定の方法が異なります。

ですから、セットアップルーティンも
練習場とラウンドの別のパターンを用意します。

芝の上なら、ボールの先1~2mぐらいに
ボールとターゲットを結ぶスパットを見つけて、
それを頼りにターゲットラインをイメージします。

となると、まずはボールの後ろからターゲットラインを明確にすることも
セットアップルーティンに含まれます。

マットの上だとなかなか良い印がないので、ちょっと道具を使います。

シャフトなどを体とボールの間に置いて、ターゲットと平行なラインを作り、
それとヘッドの一番下の溝などを直角にすれば、ヘッドはターゲットを向きます。

それなら毎回ターゲットの後ろに回り込んで
ターゲットラインを確認する手間は省けます。

このようにセットアップルーティンには
いろいろバリエーションはあってもいいです。

しかし、それぞれのバリエーションはいつも同じにします。

この各バリエージョンの中ではいつも一定にすることが味噌です。

全細胞を目の前の一球に向ける

体を構成するすべての細胞を目の前の一球に向けるというと、
大げさにお感じのことと思います。

しかし、脳の神経回路や遺伝子だって人の心の状態で変化します。

ストレスや意思で脳の神経回路が結合を変えたり、
遺伝子ではどの部分が活性化するのか、不活性になるのかが左右されます。

たしかに遺伝子では外的要因でも活性・不活性は変化しますが、
心的要因からの影響もあります。

セットアップルーティンは集中モードに入るためのテクニックです。

そして、そのテクニックを最大に利用するためには、
体の細胞の一つ一つをターゲットにボールを運ぶために集中させる気持ちを
大切にしましょう。

では、また。

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大森 睦弘
大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。
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カテゴリー: セットアップルーティーン, メルマガ, メンタル, モチベーション, 新着メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
大森 睦弘

大森 睦弘 について

大学卒業後、世界でも有数な大手電機メーカーに勤務。社内の中央研究所や外部機関の客員研究員(東京大学)など、研究開発に従事。その類まれな分析力と強靭なメンタルは、ビジネスでの成功だけにとどまらず、スポーツでも発揮。国民体育大会アルペンスキーで優勝など、その競技力と長年の指導実績から、神奈川県アルペンスキーコーチとしても活躍。 その後、会社を早期退職し、ゴルフのインストラクターを養成するコースを卒業。卒業と同時に、コーチとして、プロ、ジュニアや一般の方々へのコーチング、ツアーキャディーなど、幅広い層に対するコーチングを行った。特にメンタルテストで「トップアスリートとして通用するレベル」と診断され、その強いメンタルを作りあげた経験を元に、メンタル面のサポートも行う。 現在、フリーのコーチとして独立。一般の方の本当の気持ちになって、どんなことでもとことん説明するなど、今まで納得できなかったと言われたことにも、やさしく解説することを信条としている。さらに、分析能力の高さを生かしてコーチングの仕事に従事するかたわら「ゴルフでのからだの使い方」をやさしく紐解くことで、ゴルフを普及させる活動を行なっている。

 

「心」この一球に意識を集中」への3件のフィードバック

  1. 高橋 誠治

    『今できることをやり、自分がなりたい姿になるための最善をつくす。』
    大森コーチの経験を踏まえた重みのある言葉が、今の自分の心に響きました。
    色々迷っていましたが、こらからの『ゴルフ』と『自己啓発(資格取得』について自分の心に正直に目標を立てることができました。ありがとうございました。

    今回のブログで質問が二つあります。

    1)パターでのグリップを作る順序
    ノーマルショットは、両手のグリップを作ってから、ヘッドをボールの後ろにセットすることで方向性が良くなりました。
    パターでは、ヘッドをボールの後ろにセットしてからグリップを作ったほうが、ターゲットに対して正しくヘッドセットできるように思います。グリップを作ってから、ヘッドをボールの後ろにセットすることも試みましたが、しっくりきません。
    やはり、パターも両手のグリップを作ってから、ヘッドをボールの後ろにセットした方がいいのでしょうか。
    その場合、ノーマルショットのグリップの作り方ように何かコツのようものがあるのでしょうか。

    2)ボールとスパットの距離
    スパットは、ボールの『1~2mぐらい先』に設定した方が、ターゲットラインに正しく構えやすいです。
    一般的には、アドレスした時に視界に入る『30~50cmぐらい先』にスパットがあった方がいいと言われる方が多いように思います。
    ボールとスパットの距離は、グリップを先に作る、後に作ることと関係があるのでしょうか。
    それとも自分がイメージしやすければ、どちらでもよいのでしょうか。
    以前から気になっており、この機会に大森コーチのお考えをお聞かせ頂ければと思い質問させて頂きました。

    よろしくお願い致します。

    返信
    1. 大森 睦弘大森 睦弘 投稿作成者

      Q1:「パターも両手のグリップを作ってから、ヘッドをボールの後ろにセットした方がいい?」

      基本的にパッティングはシャフトの左右への傾きとかフェースの開き具合などのバリエーションはないので、ボールに対してヘッドをセットしてからグリップを作る理由はないのでそれなら先にグリップを作ってしまってもいいと論理的には考えることができます。しかし、パッテイングはかなり自由にグリップをつくってもいいとは感じています。ちなみにわたしはグリップを作ってからボールの後ろにヘッドをセットするほうが好きですが。

      Q2:「ボールとスパットの距離は、グリップを先に作る、後に作ることと関係がある?」

      関係ありません。ただし、あまり近いと精度が悪くなります。精度からいえば無限遠方とボールを結んだラインが最高に精度がいいのですが、それではスパットが見えないので、1〜2m先になります。ちなみにボールを後ろから覗く感じでボールと目の関係をセットしていれば、2m先のスパットとボールを結んだターゲットラインをイメージして、脳裏に焼き付けておいて、ターゲットラインをイメージから消えないようにしてヘッドをセットすればいいです。ようするにスパットはターゲットラインをイメージするために使い、一旦ターゲットラインが脳裏に焼き付けられたならスパットそのものははっきり見えないくても視界にはいっていればいいです。いずれにしても、ヒトの目でフォーカスを合わせることができる範囲は意外と狭いので、30cm先にスパットを設定したとしても、どうせボールを見たらフォーカスを合わせることはできません。大切なのはターゲットラインをしっかりイメージして脳裏に焼き付けることです。

      ちなみに私はパッティングのときはボールにしっかりフォーカスを合わせていますが、ショットのときはボールはぼーっとみていて、凝視はしません。

      返信
      1. 高橋 誠治

        パッティングでも『グリップを作ってからボールの後ろにヘッドをセットする』を再度トライアルしてみます。
        スパットの設定について迷っておりましたが、考え方が明確になりました。
        ありがとうございました。

        返信

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