From:亀子充温
みなさん
こんにちは!!
1月19日から開始した『PUTTING』に関するブログも今回でラストです。
ラストにもう一度・・・クドくて恐縮ですが!!
『僕のパッティング理論の3要素』は
❶カップに届く強さで打つ事・・・・・・タッチ
❷ラインを読み切る事・・・・・・・・・・・ライン読み
❸読んだラインに打ち出せる事・・・ストローク
今回は『❷ラインを読み切る事』に関連した話です。
ラインを読み切る事・・・プロでもラインは読みきれませんが・・・
極力それを可能にするには
*色んなグリーンを経験する
*ボールとカップを結んだラインを前後左右・グリーン外からも眺めて確認する
などなど・・・・
これらは、感覚的な事なので一概に『こうして下さい』と
このブログで説明&解説する事は、とても難しいのですが・・・
僕が試合でキャディーの時の話をします。
試合の場合
木曜から本戦の1ラウンドが始まります。
その週は、大体、月曜日にゴルフ場入りしてヤーデッジブックを購入します。
2017年の東海クラシックの時のヤーデッジブック↓
そして、選手の予定に合わせてヤーデッジブックを参考に練習ラウンド(略:練ラン)を行います。
初めてのコースの場合
*コースレイアウト
*OB箇所
*池などのハザードの位置&その周りの傾斜
*ラフの伸び具合
*風の向き(コースのハウスキャディーなどにもその季節の風向きを聞きます)
*バンカーの砂の質(軽いor重い・アゴの高さ・バンカーのエッジの切り方)
*各ホールの傾斜(フェアウェイ〜ラフ)
*グリーン周りの状態(ガードバンカーの高さ・ラフの具合)
そして・・・
*グリーンのアンジュレーション(どこが高くて、どこが低いかなど、超速いラインの有無)
*グリーンの芝目(芝目の影響の有無)
*グリーンの形状(縦横の長さ、形)
などとヤーデッジブック↓には傾斜の方向と角度が掲載してます。
下記は、2017年の最終日のピンポジションです。
僕らキャディーや選手は、試合ではこんな風に練ランと試合でのラウンドを重ね
ラインを読むのです。
三好18番、最終日で僕がキャディーでティーショットがフェアウェイの場合
(1)ピンまでの距離計算をします。
*ピンエッジまで153yds+11yds=164yds(ピンまでの距離)
(2)右と手前は、池なので5時からの軽いフォローならば
*160ydsキャリー+4ydsラン=164ydsのフェードをプロに伝え8番アイアンを渡します。
(3)バックエッジが9ヤードしかないので・・・ピン手前からの攻めも伝えます。
(4)池は絶対避ける様に伝えます。
(5)後は、ショット前に笑わせたりしてリラックスさせます。
皆さんの場合
メンバーコースなら各ホールのグリーンのアンジュレーションも分かりますが・・・
初めてのコースではアンジュレーションも分からないと思います。
そんな時は
ピンを狙うショットの前にハウスキャディーさんに色んな情報を聞きましょう!!
【聞く項目】
❶ピン位置・・・グリーンのどの位置にピンがあるのか???
❷グリーンの傾斜・・・受けグリーンなのか? どんなアンジュレーションなのか?
❸グリーンの縦横の長さ
❹ピン位置に依るピンエッジ&バックエッジ
❺打ってはならない場所(ミスショットでグリーンを外した場合)
これらを聞いた後にピンを狙うショットを打ってグリーンに乗ったらグリーンを読みます。
僕オススメのライン読む方法は、グリーンに上がりながら・・・
①ボールとピンの間のラインをボール側の後方3ヤード以上から直感的にラインを読みます。
*直感が重要です。
②ピン側の後方5ヤード以上離れた位置からラインを読みます。
*後方1〜2ヤードから読むと全体の傾斜が見えずラインが読み辛くなります。
③ボールとピンの右側&左側、5ヤード以上離れた位置からラインを読みます。
④自分のパッティングまでに時間があればグリーン外からもラインを読みます。
⑤ハウスキャディーさんに自分の読んだラインを話し、ハウスキャディーさんの意見も取り入れながら自分でラインを最終決定します。
⑥長いラインならパッティングの前に一番曲がると思われる地点に立って二段階でラインを確認します。
*上記図の赤線(二段階でライン)
*②〜⑥は、ラインの確認作業です。
*ラインが決まったら・・・距離感を合わせる素振りをして
*フェイスをラインにスクエアに合わせ
*極力真っ直ぐなフォローのストロークでリズム良く躊躇せずカップ30cmオーバーのタッチでパッティングして下さい。
こんな練習も有効です。
パッティングは
★距離感の練習・・・タッチ
★幾度ものグリーン上でラインを読んだ経験・・・ライン読み
★ラインへの打出し・・・ストローク
で必ず上達します。
出来れば、1日5分程度のパッティング練習やストロークの素振りを行なって下さい。
*練習は、朝、起床後30分〜2時間以内が有効です
(人の動作の記憶上:起床後の反復練習が体に染み込みやすそうです)
パッティングの最後に・・・
パッティングで『押し出したり』『引っ掛けたり』方向性にお悩みの方は・・・
【クロスハンドグリップ・逆手】をお勧めします。
『方向性が向上します』・・・チャレンジしてみて下さい!!
*パターを短く持つか・短めのパターで!!!
パッティングの上達は、『スコアアップ』に一番近道です。
頑張って練習して下さい!!!
また、今回のテーマ『パッティング』に関する質問は、コメントを残して下さい。
宜しくお願い致します。
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亀子充温
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こんにちは
思わず試してみたくなるご指導、いつも楽しみにしています。
パッティングの時の視線について質問があります。
わたしは振り幅で距離を合わせるようにしていているのですが、振り幅を目視で確認するためにパターのフェイスを見ながらストロークしています。
なのでバックスイングでは右、フォローでは左を見ます。
頭を動かさないのがパターのセオリーだと思うのですが、横目で見るのが苦手なようで目の動きにつられて頭も動いてしまいます。
ボールを中心に全体的に見るように心がけてもみたのですが、どこにも焦点が合っていない感覚でうまくいきませんでした。
亀子さんはどのようにされていますか?
アドレスをいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
動画のパッティングやパターのグリップ写真を有難うございます。
とても理解しやすいご指導です。