From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は「下手でも一流のゴルファーになれる」という話をします。
「え、何言ってんの?」
と思ったかもしれませんが、これ、本当のことです。
■下手な人ベスト10
私が1年ほど教えたことのある方で、
とある会社の経営者の方がいらっしゃいます。
しかし、この方、とにかくなかなかうまくならない。
どれぐらいかというと、、、
私が教えた中でも、ワースト10に入るぐらいです。
私のところに来るまでは、スコアが120なんて本当にザラで、
140叩くこともあったぐらいでした。
この方、仮にSさんとしますが、
Sさんはお友達の紹介で私のところにいらっしゃいました。
いや、お友達が見るに見かねて、私のところに連れてきた、
と言ったほうが正確かもしれません(笑)。
「どうせ下手だから」
初めのうちはそんなことを言っていましたが、
私のレッスンとお友達と受けて、少し気持ちが変わったのか、
「しばらく教えていただけませんか?」
とおっしゃって、しばらくレッスンをすることになりました。
■普通の人なら絶対に辞める。。。でも
しかし、それからのSさんは、本当にすごかったのです。
何がスゴイかというと、とにかく私の言ってきた練習を
確実にこなして、次のレッスンにいらっしゃるのですね。
でもこれがまた、うまくなっているかというと微妙なんですが、、、
しかし、実際に私がいらした時のスイングを見ると、
やることをやってきた痕跡だけは確実にわかるんですね。
これはちょっと失礼な言い方かもしれませんが、、、
普通の人だったら、ここまでやってうまくならなかったら、
絶対にイヤになってやめてしまうのではないかと思います。
でも、Sさんはあきらめずに続けて、
7ヶ月でやっと、スコア101を出すことができました。
他の生徒さんよりも遅い歩みだったけど、ようやくここまで来た。
「よし、あともう少し!」と思ったのですが。。。
その後Sさんはお仕事がお忙しくなったということで、
ゴルフをいったんやめなければならなくなりました。。。
これは本当にSさん本人よりも私が悔しかったです。
今でもSさんはゴルフをやめていらっしゃいます。
■100が切れなくても一流?
さて、ここまで読んで、あなたはどんなことを考えますか?
100を切れなかったSさんは、ダメなゴルファーでしょうか?
もちろん私は、そうは思いません。
Sさんのゴルフに対する取り組みを間近で見ていて、
これだけ真摯にゴルフに取り組んでいる姿勢は、
私が教えた生徒さんの中ではベスト3に入ると思います。
ですから私としても、Sさんには絶対に上手になってほしかったので、
勢いレッスンにも力が入っていました。
もちろん、結果、答えを出すことはとても大切なことです。
しかし、アマチュアだからこそ、
結果よりもそこに至るまでの過程を大事にできるという面も
あるのではないかと、私は思います。
(これは結果が全てのプロには決してできないことなのです)
しかし、答えを求めずに、たとえ下手くそであっても、
一流の取り組みができる人というのを、私は心から応援したいと思います。
ちなみにその後、Sさんを連れてきたお友達にSさんのことを聞いたところ、
実はとある有名企業の社長さんだったそうで。。。
社長さんとして、一つの分野のエキスパートとして活躍する人というのは、
やはり仕事も遊びも、一流の取り組みをするということなのでしょうね。
またメールします。
小原大二郎
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