From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、
こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。
今回は、
「心・励ましのことば」
について話してみたいと思います。
「何年ゴルフをやってもなかなか100を切れない方」
「OBなどを叩くと、頭に血がのぼって何ホールも尾を引いてしまう方」
などなど「なんでこんなことになっているんだろう?」
とお悩みの方にも、何かのヒントになるのではないかと思います。
ですが、はじめにお断りをしておきますが、、、
今日はちょっと私自身のプライベートな話が中心になります。
そういう話があまり好きではないという人は、
今日はどうぞお読みにならないで下さい。
それは実はわたしの義弟が、
マラリヤの後遺症にかかった時のことです。
義弟へ
その義理の弟が、入院したときに
私は彼に、一通の手紙を送ったのでした。
今日はその手紙をそのまま掲載させていただきます。
——————————
××さんへ
私の人生も平穏なものではありませんでしたし、
これからもそうだと思います。
そして、わたしにとって、
いくども訪れた危機を救ってくれた一言があります。
「神は無駄なものは与えない」
実はこれはチャネリングという、宇宙人が人間に乗り移って話をするという、
東北のイタコさんのような話の本の中に書いてあった事なのです。
我々よりも進化した世界からの助言なんですね。
ま、本当にそんな世界があるのかとか、チャネリングなんて嘘かも、
という事は、今となってはどうでもいいのです。
すべては私の進化のために、いろいろなことが与えられていると考えることが、
いくども訪れた試練を乗り越える力を私に与えてくれたし、
これからも与えてくれつづけることでしょう。
ここで、わたしの話で恐縮なのですが、ちょっと触れさせていただこうと思います。
右膝半月板損傷で手術しかないと言われた時も、
左股関節変形症で即刻人口股関節置換手術と宣告された時もありました。
でも、それはわたしに与えられた試練だと思って、
今出来る最大限のことは何かと一生懸命考え、判断して実行してきました。
このことが、現在のわたしを支えてくれていると実感しています。
2つの怪我に関しては、いろいろなドクターの話を聞きました。
そのなかで、どちらの怪我でも言われた事が有ります。
「あなたがやる気なら、トレーニングで克服することも可能性はゼロではない。」
ならば、手術しないで自力で持たせてみようと決断して、
手術と言われた医者には行かないで、手術なしの可能性を提示してくれた
ドクターの言葉を信じて、トレーニング方法も考え実行しました。
結果は、怪我をする前よりも、いいからだができあがってしまいました。
さらには、そのトレーニング内容をDVDにして売ることまでに至ってしまったのです。
実は、左股関節は今でも違和感があり、いつ駄目になるかという不安は抱えています。
しかし、その不安があるがゆえに、かえってトレーニングに熱が入るという感じです。
以前の話ですが、女房の胃に異常が発見され、結局は手術を選択しました。
その選択が正しかったのかどうかは、
死に至った時にはじめてわかる気がします。
その時思ったのは、時に流されるだけでは駄目だということです。
「今、できることを躊躇しないで力の限りやるべきだ」
明日死に至っても、後悔しない判断と実行が、
人としてこの世に生を与えてくれた神? への恩返しだと心から思うからです。
その結果、エンジニアの世界からおさらばして、
こんなヤクザなプロスポーツの世界に飛び込んでしまいました。
打算的に考えるのではなく、心のワクワク感を感じて、
ワクワクすることに向かって突き進む事で、わたしの人生は成り立っています。
女房に与えられた試練までも自分の成長に使ってしまう、
なんて図々しいんでしょうか、この私は。
試練をマイナスに使うか、前に進む推進力としてうまく利用するというか、
受け入れて、打破することで人生を進化させる。
ゴルフでも必ずトラブルがあります。
しかし、それを受け入れて次にやるべきことに集中できるプロが、
良い成績を残せています。
何もトラブルなく優勝できることなど、ぼぼゼロなのですから。
素質もある、スイングもたいして問題がない、
でも成績が出ないというプロは、
トラブルを引きずり、前を向いて進めないのです。
トラブルに遭遇するとショットやパッティングが乱れて
さらに悪化してしまというプロも多いのです。
たった1打で何千万円とか何百万円とか違ってしまう世界がプロの世界です。
そのちょっとした境界のどちら側に流れるかを決めるのは、
あきらめないで前を向いて進む「心」なんだと、つくづく実感している今日このごろです。
「今できる最善を尽くす」
単純ですが、本当にそれを実行することがものすごく大切だったんですね。
そして、結局「心」が強く元気でなければ、体もついてこないのですね。
スポーツの話だけでなく、体の免疫力も「心」に大きく左右されるようですし。
そして、一番元気そうに見えた人が、一番長生きするとは限らないし、
明日のことは誰にもわからないのです。
単なる確率としては、今日元気な人の方が、
元気でない人よりも生きている可能性は高いということだけ。
ひたすら試練を乗り越えようとすることを忘れない。
なんせ、この世に生を授けてくれた神が、
試練を与えてより成長させようとしてくれているのですから。
試練を楽しみ、いきいきとそれを乗り越える努力して乗り越えられたときの達成感は、
高い山の頂きに登頂するときのような素晴らしいものだと思います。
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「今できる最善を尽くす」
私が日々生活にしていることです。
それはプロゴルファーであろうが、サラリーマンであろうが、
若かろうが老いていようが、全く変わりはないのではないでしょうか?
少なくとも私はそう思います。
では、また。
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ありがとうございます。
私もエンジニアからおさらばします!!
大変良い励ましになる言葉を与えてもらいました。
「神は無駄なものは与えない」
プレーの気持ちの持ち方としても、
人生におけるピンチにおいても共感できる内容です。
今の自分の心境と同じですね、心が、元気で、
向かっていく気持ちが、大事ですね!今やることは、何かを、こう言う気持ちが大事ですね!
ストレスから腰痛に始まり、先週から胃痛に悩まされ、何とかもがいている77歳の老婆!!
””今出来る最善を尽くす”” の言葉通りで、楽しいゴルフが早く出来る様になりたい!!
大森様
はじめまして、大阪の近藤と申します。
貴方様のコメントを、いつも拝読しています。なぜなのかはわかりませんが、今日のようなゴルフだけではない温かみを感じるからでしょうか?。私は喜寿をむかえ、いまだに100プラスマイナスのスコアーですが、何とか少しでもと思いながら練習もしています。
「今できる最善を尽くす」、本当ですね、そう思います。
大森様も山あり谷ありの人生を経験されてきたようですが、その中から培われた大切なお気持ちでしょう。ありがとうございました。
私は大阪に住んでいますが、一度会ってお話など聞かせていただければなあと、思ったりしています。
近藤和禮
北海度に住む72歳の爺様です。今回の大森プロの記事には感動しました、自身も技術者として生きてきましたし、ここまでには大きな山あり谷ありの人生でしたので尚更よく理解できます(8年前には大手術を2回受けていますが医者にお願いしたことは後2年生かしてほしいと言うことでした)
「脱・力」で学びここ数年間105前後ですが今年に入って98,95と10打程減ってきました(ダブルパーもありますが)
本当にありがとうございました。
大森プロとは機会があれば所持でもしながら直接お話しをしたいです。
大森様
おはようございます。
大森様のメールはいつも楽しみに拝読させて頂いております。
このたびの義弟様へのお手紙、そしてゴルフにも通じるお話は感銘いたしました。
ゴルフをやるようになって35年になりますが、ゴルフの全てが、その人の生き方や性格・考え方、仕事への対応にも通じ、ゴルフから学ぶべき点は数多いと思っております。
なすべき事、結果は全て自分の責任であり、逃げずにどうすべきか、その時できる全ての最善を尽くす。
そしてゴルフを楽しむ、人生を楽しむ、これからも精進させていただきます。
有難うございました。