カテゴリー別アーカイブ: 練習

スグにスコアアップするには… その2

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は昨日のメールの続き。
ゴルフのスコアが上がらずに途方に暮れていた
ある一人の男性の話です。

 
※前回の話:
全く同じ内容の練習をやれと言われ、渋々やってみたら、大成功。
スコアは上がって嬉しかったが、なぜ、結果が出たのか? 疑問が残った…
( ※ 今日もちょっと小説みたいな感じで書いています )

 
■同じ練習なのに・・・なぜ?
「でも、同じ練習なのに。前の練習しかたがよくなかったのかなあ。。。」

嬉しいけど、でも不思議ですね。」
「何がですか?」
「だって、同じ人間が同じ練習をして、

ある時は結果が出て、ある時は結果が出ないんですから、、、

前の練習は効果なかったのかいっ!! って感じじゃないですか」
「あーそうですね」
「やったんだからすぐ結果出てくれよ! って感じですよね」
「なんでですか?」
「いや、やったんだから結果出てくれよって…」
「なんで、すぐに結果が出なければいけないんですか?」
「え?」

 
■上達は「時間差攻撃」
「あなたにだって日々の仕事もありますし、生活もありますよね。

それなりに忙しいわけじゃないですか。

そんな忙しい毎日の中で、なぜちょっとやっただけで、

結果が出ないといけないんですか?」
「うん、確かに。。。」
「この前練習した時は、毎日どのぐらいの時間、やっていましたか?」
「えーーっと、、、正直、途中で投げ出して、やめてしまいました。

やっていた感じは悪くなかったんですけど、

すぐに結果が出ないから、何となくつまらないなあって。。。」
「でしょう? そうなんですよ。

ちょっとやったから、それで上達できるなんて考えるのは、

完全なる『エゴ』ですよ。

正直、ちょっとやっただけでできるようになる素質がありますか?

その素質があれば、あなたは今頃プロゴルファーですよ。

そんなのハッキリ言って、自己陶酔もはなはだしい。

上達には、しかるべきタイミングがあるんです。

どんなに素晴らしい練習をしたからって

ちょっとやっただけで結果なんて出ないですよ。

追い込まれて、まだダメ、まだダメ、って思ってようやく結果が出る。

結果が出るのは、まさに『時間差攻撃』なんです」

 
■上達がやみつきになったらシメたもの
「そうですか。。。

でも、それって逆に考えると、ネットで見つけた他の練習方法でも

同じことが言えるんですかね?

続けていれば、同じ結果が出たんでしょうか?」
「私はその練習のことは知らないので、よくわかりませんね。

ただ、その練習が結果の出るものであるのなら、

そうなるかもしれませんね」
「なるほど。。。

でも、今回のように練習で一度結果が出ると、病み付きになりますね?」
「でしょう? 私も最初はそうでしたよ。

自分の狙い通りのショットができて、

グングンカップに寄っていくあの瞬間。。。シビレますよね」
「先生もかなりイッちゃってますねえ。。。」
「え? まぁ、、、プロですからね。

そんな話はさておき、結果の出る練習ができたら、

それは最大限、活用してください。

結果が出てもそれだけで終わらせてはダメです。

自分が結果の出た練習法というのは、とても貴重な財産です。

短い時間でもいいので、毎日飽きずに続けて下さい。

あなたは自分では気づいてないかもしれませんが、

今ものすごいお宝を手にしているんですよ。これは、、、」
「そうですね。じゃあ、これで安心することなく、

この練習を今後も続けていく方法を考えます」
「そうそう。今はそれだけに集中するだけでも充分ですよ」
「なんだか、やれそうな気がしてきました。

どうもありがとうございます。

ってか、これからもよろしくお願いします!(笑)」

 

 

 
・・・さて、前回と今回はちょっと物語風にしてみました。
いかがだったでしょうか?
この話、気に入ってもらえたらうれしいです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 
追伸
このメールを読んで、、、
あなたも「例の練習」をしてみたくなったんじゃないかな?(笑)

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10打縮めるのも夢じゃない!室内でもできる練習法

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、アマチュアゴルファーなら一度は考える

 
“室内でできる練習方法”
についてお話ししたいと思います。
・ 冬場や猛暑の期間にどんな練習をするかわからない、

・ 自宅に帰ってパターマットで練習するぐらいで、他は何もしていない
そんな人には、必見の内容です。

 
■パター練習
パターの練習は、大きく
・ 同じ距離を打つ練習

・ 軌道を安定させる事を意識した練習
この二つを行うようにしましょう。

 
パターの練習は、別にパターマットを使う必要はありません。
距離を打つ練習では、じゅうたんの端から打って
端で止めるように打つなどの練習をするとよいでしょう。
軌道を安定させる練習としては、フローリングの床も使えます。
木目にそって素振りをするとよいと思います。

 
家の中では距離も限られてきますので、
主にショートパットを確実に入れれることを心掛けた練習が中心になります。
安定したストローク作りと体の動き(特に下半身の動き)を抑えることを
頭に入れてストローク練習してください。

 
■アプローチ練習
主にパターに近いランニングアプローチをするとよいでしょう。
このランニングアプローチの練習では
・ 正確にボールに当てる練習

・ 距離を打つ練習
この2つを行って下さい。
距離を打つ練習として注目したほうがよいのが「ボールの高さ」です。
同じ高さの球を打つことができるようになると、
距離も安定してくると思います。
室内で練習することも考えて、
プラスチックのボールなんかを使ってもいいかと思います。

 
■素振り練習
今は室内でも振ることが出来るクラブ(短いクラブ)もありますので、
それを使って基本の動きをチェックすることができます。
素振りはスイングを安定させる上で大事な練習です。
ですが、ただやみくもに繰り返すのではなく、
自分のスイングが今どうなっているのかを考えながら繰り返しましょう!

 
また、クラブを持たずとも「ティーの連続打ち」もできます。
そのやり方を紹介しますね。
まず、クラブを持たずにアドレスをとります。
そして、指先にかすかに触れる位置にクッションか何かを置きます。
連続打ちを行った時に行きも帰りも触れるように繰り返しましょう。
これによって、体の上下・左右のブレがなくなってきますよ。

 
練習は、ボールを打つだけが練習ではありません。
体の動きに注目して素振りを行うことも大変効果的です。
大事なことは、練習場で一度にたくさんのボールを打つことよりも
練習の頻度を多くすることです。
時間がある時にグリップを握るでもかまいません。
家でクラブを持つ機会を多くすることもとても有効となります。

 
ぜひ参考にしてみてください。
またメールします。
小原大二郎

 

 

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ゴルフ上達・3つのビッグ・アイディア

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は上達のための3つのアイディアについてお話しします。
この3つ全てを一気に実行することはありませんが、
どれもゴルフを上達させる上で必要なアイディアだと思います。
どれか一つでもお役に立てればうれしいです。

 
■1.継続した練習を確保する
ゴルフがうまくなる人というのは、一度メニューを決めた練習を
毎日毎日行う仕組みが自分の中できちんと出来上がっているということです。
つまり、自動的に練習する習慣ができているということです。
「いつ」「どこで」「何を」練習するか?

 
うまくなるには練習する必要がありますが、
こういった習慣を作ることができれば「苦労なしに」うまくなります。
つまり、と考える必要もないですし、
「いつ」「どこで」「何を」この3つが決まっていれば、
「今日は何時ごろ、どこで練習しようか…」

「今日はどんな練習をしようか…」
そんなことで悩む必要もありません。
毎日の安定した練習時間が確保されているということは、
上達はかなりの確率で約束されます。

 
毎日の練習となると、おそらく多くの方が、
家の中での練習になってしまうかもしれません。
それなら、以下の質問について考えてみて下さい。

 
・一日うち、あなたが確実に5~10分なら時間が取れる時間帯はどこか?

・家の中でしか練習できないのなら、室内でどんな練習ができるか?

 
もし部屋の中でフルスイングができないとしても、
4-8時のスイング、腰から腰のスイングなら練習できるはずです。
(まわりにモノや人がいないかどうかに十分注意してくださいね)
筋力が落ちていると思っているのなら、
ゴルフのための筋力アップのトレーニングをするだけでもいいですね。

 
■2.練習時間を短くする
先ほど「5~10分でも」と書きましたが、練習時間の確保なんて言うと、
30分ぐらいのまとまった時間が必要と思うかもしれません。
でも、30分練習しなければいけないということは、
それだけ練習の密度が薄いということかもしれません。
うまくならないのは、練習の量だけではなく、
練習の質によるところも大きいです。

 
時間がある人は、短絡的に練習時間を増やせばいいと思うかもしれませんが、
長い時間練習をする体力と精神力が必要になります。
そうすると、長い練習時間を取ることに嫌気がさして、
練習自体がいやになってしまうかもしれません。

 
そこで、逆転の発想。
練習時間を一気に減らしてしまうのです。
練習時間を増やすことは誰でもできます。
あまり頭を使う必要はありません。
しかし、毎日5~10分しか練習ができないとなれば、
あなたもきっと、自分が今できないことに絞って、
工夫して練習を考えるようになるでしょう。
その5~10分の練習のために、コンディションを維持しようと思うでしょう。
そうした練習こそ、結果の出る練習なのです。

 
■3.継続的にゴルフにアクセスする
もしあなたが本当にゴルフがうまくなりたいのなら、
とにかくゴルフから遠ざからないようにすることです。
家のリビングなどに一本、クラブを置いておいて、
気がついたときにはグリップを握る。

 
「そんなことしなくても、ゴルフのことはいつでも考えてるから」

 
そんなふうに思う人もいるかもしれませんね。
でも、ゴルフというのは感覚のスポーツです。
単に考えているだけでは、グリップの感覚はわかりません。
毎日クラブを持っていると、
日によってクラブが軽く感じられる日があるかもしれませんし、
逆もあるかもしれません。
こうした微妙な変化を味わうこの2~3秒があるだけでも、
あなたの身体はゴルフを忘れずに済みます。

 
■まずはやってみること
1.継続した練習を確保する

2.練習時間を短くする

3.継続的にゴルフにアクセスする
始めはちょっと難しいと感じるかもしれません。
でも、何もしなければ、今のまま何も変わりません。
できない理由を探すのではなく、
まずこの中の一つでもやってみること。
そうすることで、あなたのゴルフは上達するはずです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

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なぜ上級者はうまくなるのか?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は「練習をしているのになかなかうまくならない人の特徴」について。
もしあなたが
「練習場にはちゃんと通っているのにうまくならない」
「家では練習をしているのだけれど。。。」
と悩んでいるのなら、この内容はきっと役に立つと思います。

 
■なぜ上級者はうまくなるのか?
きっとあなたの周りにも、
自分よりゴルフがうまい人というのがいると思います。
おそらくそのような人の特徴としてあげられるのが、
「年間のラウンド数」
なのではないでしょうか。

 
たとえば片手シングルになるような人には
「たくさんラウンドできる環境」があるものです。
年間70~80ラウンドぐらいをする人はザラにいます。

 
だからといって、私が言いたいのはやみくもにラウンドしろとか
そういうことを言いたいのではありません。
アマチュアでそのような環境にある人は、ごくごくまれだと思います。

 
■ゴルフは実は「特殊な」スポーツ
少し話がそれますが、
ゴルフというのは他のスポーツと比べて特殊なスポーツです。

 
なぜなら、、、
練習のフィールドと、本番のフィールドが違うからです。

 
たとえば、あなたが練習場や自宅で練習するときには、
本当の芝生の上で練習することは、ほとんどないのではないかと思います。

 
練習するのは、練習場や家の庭のマットの上であったり、
あるいは家の中のパターマットやカーペットの上であったり、、、
これはアマチュアゴルファーにとっては当たり前に思えますが、
練習環境と本番の環境が違うというのは、
他のスポーツと比べるとかなり特殊な状況と言えます。

 
ラウンドで練習と同じことをやっているつもりでも、
練習と本番の環境が違いますし、
その上、本番のプレッシャーと言う外的要因もあるのですから、、、
正直な話、それでいい結果が出ないのは、
当然と言えば当然なのかもしれません。

 

 

■上達のカギは「芝生の上での経験」
プロゴルファーやプロを目指す研修生は、
自分の所属のゴルフ場の芝の上でガンガン練習ができるわけです。

 
アマチュアでプラスハンデやクラチャンになるような人は、
それこそいつでもゴルフ場にいます。
「ゴルフ場に住んでいるんじゃないか?」と思う人もいます(笑)。

 
これらの人たちの最大のメリットは、
実際の芝生の上で練習をしているということです。
私のゴルフ場でのラウンドレッスンで参加者のみなさんが結果を出せるのは、
実際の芝の上でレッスンをしているから、という面もあります。

 

 

かといって、あなたが今から毎日芝生の上で練習をすることは
とうてい無理だと思います。
そのためにも、数少ないラウンドをただのゲームとしてとらえるのではなく、
芝生の上で練習できる数少ない機会と考えてみましょう。

 
ラウンドは実際のゴルフの状況を体感できるまたとない機会です。
ゴルフ場に少し早く来て、グリーン練習場でパットの練習をする。
バンカー練習場を利用して普段できないバンカーショットの練習をする。
ゴルフのフィールドに限りなく近い練習、、、
この5分、10分の練習だけでも、きっと上達は早まります。

 
1回のラウンドに、それなりのお金と時間を使って来ているわけですから、
本番のフィールドを最大限に利用して上達しましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

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プレッシャーを作り出す

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 

私のところには、本当にいろいろな方がレッスンにいらっしゃいます。
この前もラウンドレッスンをしてきたんですが、
そこで生徒さんからお聞きしたことで考えたことがあったので、
今日はその話を書きますね。
ちょっと始めはゴルフから外れるかもしれませんが、ご勘弁下さい。

 
■デイトレードって知ってますか?
私はゴルフしかやらないのでよくわからないのですが、
レッスンをさせていただいた方から、
“デイトレード”
という言葉があることを聞きました。

 
株とかFXの投資で言われる言葉らしいんですけど
あなたはご存知でしたか?

 
私は株とかFXとかは一切やったことがないので
詳しいことはまったくわからないんですが、、、
なんでもその株とかFXとかを始める前の練習ということで、
“デモトレード”
というのができるらしいんですね。
株とかFXの会社さんが、いわゆるシミュレーションのゲームのようなものを
インターネット上に用意していて、
そこで実際の取引がゲーム感覚で体験できるんだそうです。

 
どうやら、本当にお金を使って始める前に、
・本当に自分でもできるのか?

・やって本当に儲かるのか?
を練習して確かめてもらう、ということが趣旨のようです。

 
■「デモ」に意味があるのか?
こういうデモ、シミュレーションのような練習は、
確かにその手順を覚えるのにはいいのかもしれません。
ですが、教えてくれたその方もおっしゃっていたんですが、、、
デモと実際にお金を使うのとでは、全くプレッシャーが違うらしく、
結局のところ、デモトレードは全く練習にならないのだそうです。

 
これはゴルフに置き換えると、全く同じことが言えるのかもしれません。
自分がこれからうまくなろうという時に、
常に「練習」のレベルのプレッシャーしか感じられないと、
なかなかうまくなれません。
これはスポーツでも仕事でも、何にでも言えることなのでしょうが、
「実地」

「実践」

「本番」
これらが、人を上達に導いてくれるのだと思います。

 
■本番もワンランク上の環境を

 
「小原さん、それなら私も日々たくさんラウンドしてますから、

その点で言えば大丈夫ですよ」

 
そのように思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
もちろん、うまくなるためには絶対的なラウンド数は必要です。

 
しかし、それに加えて考えたほうがいいのは、
「普段よりもワンランク上のプレッシャーを作り出す」
ことだと思います。

 
よりうまくなりたいなら、いつもとは違う
もう一段上のレベルでゴルフをする、ということです。
先ほどの投資の話にたとえるなら、
1万円

10万円

100万円

1000万円・・・
思いきって、今より一段上のレベルでやってみるということですね。

 
いつも練習場に通うだけの「1万円レベル」でやっていても、
次のステージに行くことは出来ません。
・練習場だけではなく、勇気を出してラウンドを回る

・ゴルフコンペに参加する

・自分よりうまい人とラウンドする

・思い切ってクラブの競技に参加してみる

・さらに上を目指して、アマチュアの競技会に出場する
(ここまで来るとかなりの腕前ですね・・・)
などなど。

 
■同じレベルで安心しないこと
これはゴルファーの一般的な傾向だと思いますが、
「同じレベルの人」を探してラウンドすることが多いようです。
しかし、それだけでは上のレベルに行くことは難しいです。
思い切って上のレベルの世界を体験することは、とても大事なことです。

 
特に、自分よりはるかにうまい人と回ると、とても緊張するものですが、
上の人に引っ張られて、本当にたくさんのことが学べます。
一方、同じレベルの人とばかり回っていると、
せっかくのラウンドもプレッシャーではなくなってしまいます。

 
自分にかかるプレッシャーをどう作り出すか?

 
「自分はまだそんなにうまくないから・・・」

 
そんなことを考えて、いつまでも同じレベルに安住していたら、
いつまでたっても「1万円レベル」から抜け出せませんよ!

 
またメールします。
小原大二郎

 

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練習を断ち切る勇気を持つとうまくなる

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は「練習を断ち切る勇気」についてです。

 
たとえばあなたが、雑誌やゴルフの教材などを読んでいて
「ああ、確かにこの練習いいなあ、、、」
としょっちゅう思ってしまうなら、
ちょっと注意したほうがいいかもしれません。

 
■なぜ他の練習に目移りしてしまうのか?
ゴルフ雑誌なんかを読むと、これだけであたかも魔法のように
うまくなるみたいなことが書いてあるので、つい興味がわきますよね。
そういう気持ち、私もよくわかります。
でも、ちょっと待ってください。
その練習は確かに優れたものかもしれませんが、
あなたが本当に望む結果をもたらしてくれるでしょうか?

 
たとえば、あなたの今の課題が30~50yぐらいのアプローチに課題があり、
その練習をすれば何とか100切りに近づけそうだとしましょう。
しかし、そんなときにふと雑誌で目にした
「あの××プロもやっている、ラクラク250y飛ばせるドライバー練習法」
の記事を見てしまったとしたら、、、どうしますか?
確かに飛距離はゴルフでは大きなアドバンテージになります。
でもついつい、気になってしまいますよね。。。なぜでしょうか?

 
■今、何の結果がほしいのかを明確にしておこう
そのように考えてしまうのはきっと、
あなたの中でほしい結果が明確になっていないからだと思います。
もしあなたの目標が100切りであって、
アプローチの練習をすることで最短で100を切れることを
本当に腹の底で納得しているのなら、目移りはしないはずなのです。

 
もしここであなたがドライバーの練習に精を出してしまったのなら、
あなたの第一の目的は「100切り」ではなく
「ドライバーを思いっきり飛ばしてスカッとしたい」

「飛距離を出して周りをアッと言わせたい。いいところを見せたい」
といったことを優先しているのかもしれません。

 
せっかくアプローチをよくするためにビジネスゾーンの練習に精を出していたのに、
その時間を他の練習にあててしまったら、、、
せっかくの求めている結果が遠のいてしまうかもしれません。

 
ここで大切なのは、、、
自分が今、どんなの結果がほしいのかを明確にしておくことです。
そして、その結果から離れてしまう、遠ざかけてしまうものについては
今は思い切ってやらないようにすること。
これが目の前の結果を出すためにはとても大切です。

 
■やらない練習を決めるほうが実は大事
私はよく思うのですが、目の前の目標(たとえば100切り)を
確実に達成するのに大切なのは、
「やらない練習を決める」
ことだと思っています。

 
アマチュアゴルファーが無意識にやってしまうのは、
「いいと思ったことは全部やってしまう」とうことです。
しかし、もしあなたの100切りの突破口がアプローチなのだとしたら、
アプローチ以外の練習は一切やらないぐらいがちょうどいいです。
そのために飛距離は伸びないかもしれません。
セカンドショットの精度が上がらないかもしれません。
しかし、そこでドライバーやアイアンのショットに目移りしてしまうと、
結果が出ない、そしてゴルフがいやになってしまう、、、
そんな悪循環に入ってしまいます。

 
ここで重要なのは、
「今の自分は(←ここ重要)何を捨てるのか」
ということを、自分のノートやメモに書いておくことです。
「こんな練習はしなくていいかなあ」と何となく考えている人はいても、
そのことを明確にしておく人はほとんどいません。
しかし、自分の基準をはっきりさせておくことによって、
目の前の目標とそれを達成するための方法からズレるものに対して
目移りすることが減っていきます。

 
■ゴルファーにとって最大の資源は時間
「やらない練習を決める」ことの重要性は、このメールを読んでくださっている
あなたであればよく分かっていらっしゃると思います。
しかし、練習を絞るというのは、アマチュアゴルファーとして生きる大切な時間を
自分の目標を達成することに集中しましょう、という意味でもあります。

 
当たり前のことですが、時間は無限にあるわけではありません。
特に忙しくお仕事をしながらゴルフを楽しんでいらっしゃる方にとっては
仕事で得られる利益を「捨てて」まで練習をなさっているわけですから、
納得のいく、いい結果を出してほしいと思っています。

 
これをやると、初めのうちは未練のようなものを感じるかもしれません。
しかし長期的に見れば、必ずやってよかったと思えるはずです。
不必要な練習を断ち切る勇気、ぜひ持つようにしましょう。
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

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名前のパワー

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
あなたはマンガは読むでしょうか?
私も子どものころはよく読みました。
今でも時々読みます。
私が小学生のころは、
『キン肉マン』や『北斗の拳』なんかが流行っていました。
(今でも時々どこかで連載しているみたいですけどね)

 
■必ずつきものの「必殺技」
この手のマンガやアニメに必ずあるのが、必殺技。
『キン肉マン』だったら「キン肉バスター」。
『北斗の拳』だったら「北斗百烈拳(ほくとひゃくれつけん)」ですかね。

 
別に『キン肉マン』や『北斗の拳』だけじゃなくても、
『ウルトラマン』なら「スペシウム光線」がありますし、
この手の必殺技って、本当に多いですよね。
スポーツなら、、、
『巨人の星』なら「大リーグボール1号/2号/3号」。
『キャプテン翼』だったら「ドライブシュート」。
プロレスの世界から、、、
ジャイアント馬場なら「十六文キック」。
アントニオ猪木だったら「延髄斬り」。

 
もっと古いところなら、、、
力道山の「空手チョップ」に、眠狂四郎の「円月殺法」・・・(笑)

 
このメールは本当に多くの世代の方がお読みなので、
これぐらい書けばカバーできてますかね?(汗)

 
■自分の得意技や練習に名前を・・・
ふと思ったんですが、こうして名前が付いていると、
なんか強そうに思えてくるか不思議ですよね。
「名は体をあらわす」とよく言いますが、
実はこういう名前って、本当に重要なんですね。

 
私がオススメしている練習法「ティーの連続打ち」も、
こうして名前が付いているから、あなたにおすすめできるわけです。
(名前が洗練されているかどうかは別です、、、)

 
もし、あなたに自分で生み出した練習法や、得意なショットがあるのなら、
それに名前をつけてみると面白いかもしれません。
グリーン周りからカップの近くに寄せられるアプローチなら
「マグネットアプローチ」。
右ドッグレッグに合わせてボールを曲げるドライバーショットなら
「ドラゴンショット」。
(センスなくてすみません、、、)

 
「あなただけの必殺技」
電車に乗っているときや空き時間なんかに、
ちょっと考えてみると面白いかもしれませんね。
他の人に名前を言う必要はありませんが、
そういう名前が決まっていると、
「よし、ここはオレの必殺技、●●の出番だ!」
みたいな感じで、ゴルフにやる気が出てくると思いますよ。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

 
追伸

今日のメールはいろいろな意味で「上級者向け」だったかもしれませんね(笑)。

 

 

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だから言ったじゃないか!

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
「えっ、本当ですか!?」

 
先日、レッスンをしているHさんから
「ベストスコア更新」の驚きの報告をいただきました。
Hさんはいろいろな練習を試すのが好きな人で、
「Hさん、いろいろなことを試したいのはわかりますけど、
あっちこっち試しても、それで成果は出ませんよ」
と、今までに何度も言ってきました。

 
■なんでうまくいったのか?
Hさんに話を聞いてみたところ、

 
「いやあ小原さん、最近本腰を入れて『ティーの連続打ち』を
毎日やっているんですけど、これが効果があったみたいで」

「今まで、本当に効果があるのかって、ちょっと疑っていて、
そこそこにしかやっていなかったんですけど・・・」

「言われたとおり、もっと前からやっていればよかったです。すみません」

 

 
ははは、なあんだ・・・ そういうことだったんですね。

 
正直、その話を聞いて、
「おいおい、だから言ったじゃないか!」
と一瞬、思いましたが(笑)、
結果的にHさんのスコアがよくなったので、まあ、よしとしましょう。
今でもHさんはウォーミングアップも兼ねて
5分ほどティーの連続打ちをやってから練習をしているそうです。

 
■地味な作業だから成果が上がる
正直言って、『ティーの連続打ち』は、とっても地味な練習です。
ですので、初めはやる気が出ないかもしれません。
しかし、ティーの連続打ちで正しいスイングのリズムと軌道を作ることで、
この練習だけで10打縮んだという人も少なくありません。

 
見た目は簡単そうに見えますが、最初は上手くできないと思います。
クラブが波を打ってしまったり、ティーにクラブヘッドが当たらなかったり、
一定のリズムでできなかったり、、、などなど。

 
一方、ゴルフ雑誌などでは派手な手法で
それがあたかも「最新の練習法」であるかのように見せて、
読み手の興味を引こうとしています。

 

 

しかし、派手な見かけに引かれても、
実際にそれで本当に成果が出るかどうか、そこまではわかりません。
そして悲しいことに、『ティーの連続打ち』のような、すでに実績のある練習を
手駒として持っていることを忘れてしまいがちだということです。

 

 

■大きい魚しか見ない
問題は、私たちが大きい魚ばかりを追いかけに行って、
目の前にたくさん泳いでいる小さい魚たちを忘れがちだということです。
小さい魚でも集まれば大きくなります。

 
小さい魚を追いかけるのは、大きいのを追いかけるのに比べれば、
全然、退屈な作業だし、めんどうくさいです。
だから、大抵の人はやりたがりません。
でも、プロゴルファーですら、本当に地味な練習を繰り返しているのです。
「見過ごしがちな小さな所が、実は価値がある」
あなたも教訓として、ぜひ覚えておいて下さい。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

 

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ノコギリは研ぐな

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
私は仕事柄、いろいろな練習場に顔を出すのですが、
その中の一つの練習場に、おもしろい方がいます。
その人とは話したことも全くありません。
でも、あまりに印象的だったので、よく覚えているんですね。

 
その人は、練習打席のところに本を置いて練習をしていました。
本のタイトルは、
「●●で100を切る」みたいなタイトルだったと思います。
ボールを打っては、その本を読んで、また練習。
その繰り返しをしていました。

 
■今度は別の本を・・・
私の目から見て、正直スイングはちょっと微妙だなあと思ったのですが、
それ以外にも、何か変な違和感がありました。

 
それから3ヵ月後、その練習場に行ったら、またその人がいました。
しかも同じ打席で。
今度は「100を切るための●●」
みたいなタイトルの本(雑誌?)を見ながら練習をしていました。
しかし、スイングは3ヶ月前とそんなに変わっていませんでした。

 
それからさらに3~4ヵ月後、そこに行ったら、
「ああ、また、いた・・・」
今度もまた、別の本を片手に練習。

 
もちろんスイングはほとんど変わっていませんでした(汗)。

 
■不自然にキレイなクラブとバッグ・・・
私は時々しかそこに行かないのに、かなりの確率でその人に遭遇しているので、
おそらくその人はほぼ毎日、練習場にいらしているのかもしれません。

 
しかし、変わっているのは読んでいる本だけで、
スイングはほとんど変わっていませんでした。
もしかしたら、読んでいる本が悪いのかもしれません。
ですが、いろいろな本を読んでも少しも変化がないというのは、
ちょっとおかしいなあと思っていました。

 
ふと、気になったのは、、、
その人のゴルフクラブとゴルフバッグが、やけにキレイなんですね。
半年前と、それほど変わらないぐらいキレイ。

 
「あれ? この人、ラウンドしてるんだろうか…?」

 
そんな疑問が私の頭にふと浮かびました。

 
そしてその疑問は、
「これはもしかして、実はこの人、ロクにラウンドしてないんじゃないか?」
という、全く面識のない人にとって余計なお世話の結論に至ったんですね。

 
■いっそラウンドしてみたら?
新しい情報や知識をインプットする事はとても重要です。
それなくして成功することはできません。
ですがしかし、、、アウトプットをしていなかったら、
インプットしたものは何の意味もありません。

 
でも、私たちはつい、実行せずに、
勉強、インプットに注力してしまいがちです。
ゴルフの結果を出すのはラウンドです。
どんなに練習しても、そのラウンドをせずに結果を出すことはできません。
知識もノウハウもアウトプットしてこそ成果が生まれます。
インプットしただけでは決して成果は出ません。
もう、確実にそうです。

 
誰もがこのワナにハマる危険性を持っています。
インプットをしたら練習した気分になったり、
インプットをしているから自分が上達できるような勘違いしてしまうのです。
結果を出すのはアウトプットです。インプットではありません。
インプットはアウトプットの質を上げるためのものでしかありません。

 
■実行しろ!
ノコギリをどれだけ研いでも木は切れません。
木を切るためには、ノコギリを木にガチっと差し込んで、
汗だくになりながら刃を動かさなければいけません。
それでなかなか進まないなあと思ってはじめて、
刃を研ぐことを考えればいいです。

 
とにかく実行、実行、アウトプットです。
とにかくラウンドして、トップしろ! ガンガンダフれ!
どんどんスライスしろ! フックしろ!
3パット、4パットだってドンと来い!
そうして痛い目に合うことで始めて、全てが始まるのです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

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短い練習時間でスコアアップをする方法

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
よく生徒さんから聞かれる質問の一つに、
「小原さん、練習時間って、どれぐらいやればいいんですか?」
というのがあります。

 
この前も、生徒さんから質問があったのですが、
たいていの場合、こんなふうに答えています。
生徒さん「小原先生、うまくなるにはどのぐらい練習すればいいんですか?」

小原  「じゃあ、逆に聞きますけど、どのぐらい練習時間が取れますか?」

生徒さん「えーと、週に1回、1時間ぐらいですかねえ…」

小原  「だったら、その時間でできることをやって下さい。
でもできれは、その週に1回の練習の他に、一日数分でいいから、
毎日やる練習メニューを作っておくといいですけどね」

 
■短時間練習で気をつける3つの注意
週に1日、1時間しかできないのであれば、
その時間でできる練習をするしかありません。
ただし、短い練習時間の場合は、以下の3点に注意するようにしましょう。
1.練習するクラブは一本だけにする。

2.一日の中で一番コンディションのいい時に練習をする。

3.一球一球を確かめながら、味わいながら打つ。
この3点です。

 
まず一点目。時間がないのですから、
とにかく一つのクラブだけで練習しましょう。
オススメはPWや9番アイアンなどのショートアイアンです。
いろいろなクラブで練習すると、
練習時間もそれだけ分散されてしまいます。

 
二点目は、自分のコンディションがいい時間帯に
練習するようにしましょう。
コンディションのいいときの練習は、
悪い時にする練習の5~10倍ぐらいの効果があります。

 
■やみくもにボールを打っても意味はない
三点目は、一球一球確かめながら、味わいながら打つことです。
ビジネスゾーンの練習をするなら、
◆今打った球はミートしているか?

◆今打った球の方向性は?

◆その前に打った球と何が違ったか?

◆打つ前にどんなことに気をつけて打ったか?

◆その結果を踏まえて、次はどんな球を打つのか?
これらのことを確かめながら打つことです。
絶対にやみくもに打ってはいけません。
そして打ち終わった後には、練習ノートのようなものを用意して、
どんなことができて、どんなことができなかったかをつけておけば完璧ですね。

 
短い練習時間しか取れないなら、練習時間を無理して増やすよりも、
その時間でなんとかする練習を考えるしかありませんからね。
参考にしてみてください。
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

 

 

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いい練習。だからやらない?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
「小原さんの練習方法でスイングがよくなってきた気がします。
いい練習法だと思うので、このまま続けたいと思います。」
あるところに、二人のゴルファーがいました。
二人は全く面識がなかったものの、年齢も体格も同じぐらいで、
平均スコアも110と同じ程度。
月のラウンド数もそれほど変わりません。

 
「スライス」という同じ悩みを抱えていたのですが、
その二人が全く同じ教材を買って、私の練習方法を実践。
「これはいい」と判断して、同じように練習を続けました。

 
■そして半年後・・・
しかし、彼ら二人の結果には、大きな違いが出ました。
一人は、念願の100切りを達成。
そのことに自信をつけて、次は90切りを目指しています。

 
しかし、もう一人の方の結果は散々・・・
100を切ることができず、前と同じぐらいのスコアをウロウロしています。

 
なぜ、このような違いが生まれたのでしょうか?
なぜ、片方は成功し、もう片方は失敗したのでしょうか?

 
その原因は、、、
「いい練習法」に対する、二人の考え方に大きな違いがあったのです。
~~~~~~~~~~~~~~

 

■いい練習法だから、やらない!?
「いい練習」に対して、人間はどうやら二通りの考え方をするようなのです。

 
A.「これはいい練習だ。

続けていれば上達するだろうから、これから毎日続けよう」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

まあ、こう考えるのが普通ですよね?
でも、、、人によっては、このように考えてしまうんです。

 
B.「これはいい練習だ。

これならいつやっても上達できるから、今やらなくてもいいや」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ちょっと信じられないかもしれませんが、
こういう考え方をしてしまうことがあるのです。
これは練習法やゴルフクラブなどでもそうかもしれませんが、
いいものを受け取ると、なんかそれだけで安心してしまっていうこと、
あなたもありませんか?
Aの反応が普通なのはそうなんですが、
よく考えれば不合理極まりないBの反応をすることがあるのです。

 
■人間の思考は時に非合理的
こういう反応は、意識的にではなく、
無意識にやっているので、自分では気づかないかもしれません。
しかし、冷静に考えてみれば
「それは明らかにおかしいだろう!」
とラクにツッコめてしまうことを平気でやってしまうのが、
人間なのかもしれません。

 
いいものだったら、続けて欲しい。
もっと言えば、いいものか悪いものかの結果がハッキリ出るまで、続けてほしい。
私はいつもそう思っています。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

 

 

 

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スコア140からシングルに?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
以前にもお話ししたかどうか忘れてしまいましたが、、、
(初めてだったらごめんなさい)
スコア140台から半年で100切り、
さらに1年半でシングルになってしまったSさんから
久しぶりにレッスンを受けたいとの連絡がありました。
「たまに小原プロにチェックしてもらわないと…」
とのことだったので、1日レッスンをさせてもらいました。

 
そのあとは2人で食事。
ゴルフの話というよりも、お互いの仕事の話とか、
家族の話ばかりしていました。

 
■Sさんの秘密
Sさんは以前は140台で回ることもあったという、
ひどいゴルフをしていました。
さすがに140台という驚異のスコアを叩いたときには、
本気でゴルフをやめようかと思ったそうです。
もちろん、こんな話を笑ってできるのは、
この話が「ハッピーエンド」で終わっているからです。

 
もともとの負けず嫌いな性格のSさんは、
私のレッスンを受けるようになって、半年で100を切り、
それから1年半でシングルになってしまいました。
私の教えている生徒さんとしてはそれほど珍しいことではないんですが、
何をやっているのか、知りたいですよね?

 
■魔法ではない!
2年でシングルを達成した「魔法のツール」・・・
・・・なんてものをもし期待しているなら、
ハッキリ言って、、、あなたは根性を叩きなおした方がいいかもしれません。

 
そんな魔法のツールなんていうものは、存在しません。
彼がやった事は非常に簡単なことでした・・・

 
「うまくいく人の練習方法を聞いて、
それをひたすらマネして毎日やりつづけた。。。」

 
他のことにはわき目も振らず、それだけをやり続けた。
本当にそれだけなんです。。。

 
がっかりしました? やっぱりがっかりしますよね。
あなたの気持ちは、よく分かります。
あまりにも当たり前で、あまりにも簡単すぎて、
あまりにみんなが知っていることだし、、、
新しいことでも何でもなんでもありませんから。

 
■当たり前、地味、長続きしない・・・
しかし、これが結果を出す秘訣であることは間違いありません。
ここで注目してほしいのは、
「成果の出る方法というのは、実は当たり前のものばかりだったりする」
ということです。

 
人間はみな、新しい方法とかそんな事ばっかりに目がいってしまいがちです。
しかし、成功する方法というのは、目の前にあることが多く、
そのほとんどは、けっこう当たり前で、地味で、長続きしないようなことばかりです。
正直言って、聞いても、見ても、面白くはありません。
だから、結局やらない。
そして、新しくて、簡単にできそうなものにばかり目がいってしまい、
ぐるぐる、ぐるぐる目移りしているうちに、結果的に上達していないことに気づく・・・

 
■結果ではなく原因をマネする
そして、さらにもう一点、実はこれが一番重要だと思うのですが、
「外見をマネするのではなく、上達のための方法をマネする」
ということです。

 
私たちはよく、「プロみたいなスイングになりたい!」とか、
外見上のことをマネしようと思いがちです。
しかし、本当にマネすべきなのは、外見上のことではなくて、
「うまくいっている人が、普段どんな練習をしているか?」
それをこそ、マネすべきなのです。

 
外見上のことをマネしても、結果は出ません。
その外見(=スイングやショット)を作り出している元になっている
当たり前で地味な、普段の練習をマネしてこそ、成果が出るのです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

 

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新しい事じゃない。

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
私はお客様にゴルフのレッスンをする立場ですが、
逆にアマチュアの方に教えられることも多々あります。
先日レッスンをしたHさんにちょっと話を聞いたところ、

 

小原 「Hさん、最近どんな練習をしているんですか?」

Hさん「いやあ、●●●を使って練習しているんですけど、、、
最近アプローチの調子が良くなってきました」

小原 「おお、すごいですね! そんな方法、初めて聞きましたよ。
それは確かに効果ありそうですね」

Hさん「えっ、こんなのは誰でもやっていることなのかと思ってました」

小原 「似たような方法は確かにありますけど、
●●●を使うというのは初めて聞きましたね。。。」

 

 

■どうせみんな知っているだろう
よく、自分のしている練習や、自分が無意識に使っているテクニックを
「どうせこんな程度のことはみんな知ってるだろう」
と思って、誰にも話したがらない人がいます。

 
しかし、実際はそんなことはありません。
むしろ私たちプロゴルファーが考えたものよりも
アマチュアの方の事情にあった方法であることも多いので、
継続することで思わぬ成果を生むことだってあります。

 
小原 「他の人には教えましたか?」

Hさん「いいえ、当たり前の方法なんだろうなあと思っていたので」

小原 「でも、プロゴルファーの私でも知らなかった方法ですよ」

 
私のアドバイスもあって、Hさんはその後も練習を続けています。
おそらく目標の90切りも実現できそうです。

 
■Hさんの勘違い
当たり前ですが、プロゴルファーというのは、
アマチュアよりもたくさんゴルフの情報を持っています。
しかし、私たちはプロであるがゆえに、
アマチュアの人がどのように悩んでいるのかを忘れてしまいがちです。
私の使命はアマチュアの方のスコアアップです。
雑誌に載っているような、プロの練習法などより、
アマチュアの人が自分の経験の中から生み出した方法のほうが
実はよっぽど魅力的です。
「プロがやっているから」ということで、
その方法を使うのは意味がありません。
新しい方法だからといって、その方法が正しいとは限りません。
むしろ今まで自分がやってきたこと、
しかも無意識に続けてきたものの中に、チャンスはあるのかもしません。

 
というわけで、私はお客様からいただいたアイディアは
できるだけ多くの人にシェアするようにしています。
次に私がシェアをする方法を生み出すのは、
もしかしたらあなたなのかもしれません。
またメールします。
小原大二郎

 

 

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牛乳がないっ!?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
先日のこと・・・
冷蔵庫をあけて、扉の裏を見ると、いつもあるはずの牛乳がありません。

 
小原「あれ、牛乳は?」

嫁「冷蔵庫に入ってるよ」

小原「え、ないんだけど」

嫁「だから、いつもの扉の裏でしょ!」

小原「だからあ、そこにないって言ってんじゃん!!」

 
■「ぎゅ、牛乳・・・」
嫁さんがスタスタと冷蔵庫の前にやってきて、
「ここでしょ!」と扉の裏を指差しました。

 
「あれ、あった・・・」

 
確かに扉の裏に牛乳はありました。
ですが、いつもの場所から2本分横にズレた場所にあったのです。
たった2本分横にズレただけで、牛乳を見つけることができないなんて、、、
あなたも似たような経験、ありませんか?

 
■そこにあるのに、ない
実は、ゴルフでも同じようなことがよく起こります。
例えば、
「うまくなりたいですけど、忙しくて練習する時間がありません。
『練習を絞り込んで、達成したいことを明確にすればいい』
小原さんはそう言いますけど、
どこに絞り込んでいいか分からないんです・・・」
そんな相談を受けます。

 
そこで、その人にはこれまでのラウンドの結果を見せてもらうと、
パット数の多さに問題があることがわかりました。
「パター練習だけなら、マットさえあれば家でもできますよね?」
あとで聞いたら、それだけでベストスコアを出せたそうです。

 
また、
「いろいろな練習方法を試してみたけど手詰まりで・・・」
と悩んでいた方。
練習量を確認したら、一つの練習に対して十分な練習量を
こなしていないことがわかりました。
「この2つの練習だけでいいですから、1ヶ月続けてみてください」
結局、100を切れなかったこの人も、それだけで100を切れてしまいました。

 
つまり、冷蔵庫の牛乳と同様、
スコアアップ、課題克服の糸口はすぐ目の前にあるのです。
ただ、そこにある事に気づいていないのです。

 
■岡目八目(おかめはちもく)を活用しよう
アマチュアの方をレッスンをしていて感じるのは、
上の例に限らず、スコアアップの鍵は自分の周りにあることが大半です。
うまくいかない・・・と悩んだ時に、
雑誌を読んだり、他の教材を見るのもいいでしょう。

 
でも、今までの自分の練習方法を見直してみることは、もっと大事です。
そこに必ずヒントがあります。
とはいえ、自分で自分のことに気づくのが難しいのも事実です。
そんなときに使うのが、第三者の目。
岡目八目(おかめはちもく)の言葉通り、他人から見れば
あなたのゴルフの課題は一目瞭然、なんていうこともあります。
※岡目八目
人の囲碁は横から見ていると、打っている人より八手も先まで読めるという意味。

 
なので、ぜひやっていただきたいのが「自分でない人に相談してみること」です。
ただし、アマチュアゴルファーに相談を持ちかけるのは避けたほうが無難です。
同じ立場の人にアドバイスをもらうより、一段上の人に見てもらうほうが
自分にない視点からアドバイスをもらえるはずですから。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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上達する練習をスグに作る方法

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
「あれぇ~ ない! ない!!!」
昔ゴルフの練習方法とか、いろいろをメモしていたノートのことです。
最近、ゴルフレッスンをすることが多いので、
参考になるかと思って、昔書いていたノートを探していました。
でも、見つかりません。
“この練習法、アマチュアでもプロでも使えるだろう”
“これをやっておけば、ボールの曲がりに関してはOKかも”
そんなことを書いたノートをなくしてしまった・・・(笑)

 
■ストックは大事
世の中には、いろいろなゴルフの練習方法や上達法が載っています。
雑誌もそうですし、本やDVDもそうですね。
・ 100を切る、90を切る
・ 飛距離を伸ばす
・ アプローチを極める
などなど。
そして私たちはそうした情報を受け取っています。
私の経験上、おそらく95%以上は自分に必要のない情報だと思うので、
惑わされてはいけないのですが、中には自分に有益な情報も混じっているはずです。
その方法を試してみて、よりよい練習方法を試してみればよいのです。

 
ただ、それらの練習方法を見ていると、
やりかたにいくつかの型があることに気づくと思います。
同じような練習がたくさんありますね。なぜでしょうか?

 
それは、うまくいった事例をマネしたほうがうまくいくからです。
うまくいっている事を真似て、だんだんとオリジナル要素をいれていく。
これが上達への最短ルートです。

 
■でもやっぱり迷う・・・
ここまで書いていると、
「いやあ、そうは言っても、どれがいいのか迷いますよね・・・」

「その取捨選択って、難しくないですか?」
そんなふうに思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 
もしそうなら、あなたがゴルフ上達のためにまずやることは、
今自分がやっている練習方法をもう一度やり直してみることです。
私のビジネスゾーンの練習、ティーの連続打ちでもいいですし、
PWの片手打ちなんかでもいいかもしれませんね。

 
一度やったことがあるなら、スムーズに練習できるでしょうし、
逆にこれから新たに他のことをやるのはどうしてもリスキーです。
まずは今の手持ちのカードを有効利用する。
このトライがゴルフで成功する近道です。

 
しかも、今の練習を継続してやっていけば、
他の練習法を始めても、その練習法が今までの練習法と比べて
どれぐらいいいのか、悪いのかの判断もしやすくなります。

 
とにかく今自分ができる練習を続けていきましょう。
またメールします。
小原大二郎

 

 
追伸

その後、ノートは無事見つかりました。

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